PER QUALCHE DOLLARO IN PIU(SOUNDTRACK) [音楽(サントラ)]
表題の作品は1965年の映画「夕陽のガンマン」であり、'60'sに一大ブームを巻き起こしたマカロニ・ウエスタンの中でも名作として語り継がれている作品である。(続編も製作されました。)また、英語のタイトルは"FOR A FEW DOLLARS MORE"である。本作はセルジオ・レオーネ監督とクリント・イーストウッドのコンビによる2作目のマカロニ・ウエスタンということになる。
映画データを記しておくと、監督はセルジオ・レオーネ、脚本はルチアーノ・ヴィンチェンツォーニとセルジオ・レオーネの二人、撮影はマッシモ・ダラマーノ、音楽はマカロニ・ウエスタンといえばこの人というエンニオ・モリコーネが担当している。そして出演は、クリント・イーストウッド、リー・ヴァン・クリーフ、ジャン・マリア・ヴォロンテ、クラウス・キンスキー、ヨゼフ・エッガー、ローズマリー・デクスターたちである。
物語は、簡単に言えば、殺人犯とそれを追って妹の復讐を誓ったガンマンの物語である。が、何と言っても本作では音楽の使い方が上手く、これが物語の展開を上手く盛り上げている。(モリコーネの音楽が何と言っても秀逸である。)
サントラ盤の収録曲は以下の全8曲である。『ガンマンの祈り』『殺しの傍観者』『殺し屋の嘆き』『現場』『さよならコロネロ』『夕陽のガンマン』『ろばに乗って』『争いの後で』。
特に『夕陽のガンマン』はモリコーネの代表曲の一つでもあるだけに、あまりにも有名であり、口笛が印象に残るメロディは誰でも一度は耳にしたことがあり、口笛を吹いたことがあるだろうが、映画史に残る名曲です。
それにしても、本サントラ盤の不満点は収録時間と言うことになる。でも、1枚のアルバムの収録時間が40分弱というLPの時代でも、30分に満たないというアルバムは多数あり、サントラ盤では30分もあれば長いという時代でもあっただけに、CDで1時間弱というのが標準になった現在だからねこういう不満が出るのでしょうが...(→だからこそ、収録時間が短いアルバムは「2 in 1」という企画が嬉しいのですけど...)が、内容の方が良いので、その不満点も許すことが出来ます。本サントラ盤は「2 in 1」の方でも良いので、手元に置いておきたい一枚であり、たっぷりとマカロニ・ウエスタンの世界を堪能しましょう!
- アーティスト: Ennio Morricone
- 出版社/メーカー: Bmg
- 発売日: 2004/03/29
- メディア: CD
Music From 'The Good, The Bad And The Ugly' & 'A Fistful Of Dollars' & 'For A Few Dollars More'
- アーティスト: Hugo Montenegro
- 出版社/メーカー: RCA
- 発売日: 1995/05/23
- メディア: CD
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