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恋する日曜日・3rd.18話「県境」 [ドラマ]

今回の物語は「県境」という物語で、テーマ曲は2度目の登場となる「未来少年コナン」からで、今度はED主題歌の幸せの予感』でした。(「未来少年コナン」はOPとED曲のそれぞれが使われたことになりました。)今回の物語は「自転車」が鍵になった物語ですが、BS-iで「自転車」と言えば「ケータイ刑事」が浮かびますが、そういう作品ではありません。ちょっと複雑な女子中学生の気持ちを表現していました。それではいつものように本編にいきます。

中学生のやえ、乗っていた自転車がパンクをしてしまった。で、そのことでやえは、父が死んで母・幸子が家を出て行った日もタイヤに穴が開いたということを思い出した。あれから3年、母がやえを迎えにやってきたのだった。

祖母のゆきと一緒に暮らしていたやえは、母と一緒に東京に行くことにした。そんなところにやえの幼なじみで、現在は働いている浩一(彼は中学を卒業したら就職した)が訪ねてきた。幸子は「余計なこと言って、決心を鈍らせることしないよね」と釘を刺すが、浩一は「自転車の修理に来ただけだよ」。そこにやえが顔を見せた。祖母から、母・幸子の好物の餃子の作り方を教えて貰っていたのだった。二人は色々と話を始め、同時に浩一はやえの自転車のパンクの修理を始める。

が、ゆきがやえを呼び、祖母の元に戻るやえ。で、餃子の皮をこねながら、浩一のことを訪ねるゆき。弥枝は「ただの幼なじみだよ」とはぐらかし、祖母と祖父のことを尋ねるのだった。

暫くして、浩一の所にやえがやってきた。ブレーキが緩んでいたから先にそっちを直し、今はパンクの修理に入っていた。やえの自転車はパンクだらけで、前後輪あわせて10は浩一が直していた。で、その修理の跡を見て、その時のことを思い出すように口にするやえ。

母が家を出た時も、跡を追いかけたが、パンクして追いつくことが出来なかったのだった。また、以前にやえが県境に行きたいと言って行った時もパンクして、県境に行けなかったことを思い出して、そのことを話し出す。

そうしていると、やえはパンクの修理のやり方を浩一に教えてもらおうとする。教えて貰いながらチューブを出そうとしているやえは、突然「だったら一緒に東京に行こうよ」と言い出すが、浩一は「行ける訳ないだろう」と断った。

そうしていると、幸子が帰ってきて、「あんたのお母さん、また飲み屋で叫んでいるよ」と告げる。それを聞いた浩一は「さようなら」と行ってパンクの修理をほったらかして、そのまま帰って行ってしまった。で、修理はそこでストップし、後輪のチューブは中途半端な状態のまま放置されることになってしまった。

やえの荷物を車に積み込んでいる幸子。やえは自転車を持ってくるが「それ、持ってくつもり?」と尋ねる幸子。「うん」と答えるやえだったが、車には自転車を積み込むだけのスペースが無く、向こうで新しいのを買ってあげる、壊れている、と言う幸子。しかし、これが良いと言うやえは「直す」と言ってチューブを直そうとするが、うまく出来なかった。で、夜になってもまだ直そうとしていたやえだったが、流石に出来ないと諦めて「くっそぅ」と呟いた。それを見ていた幸子は「新しいの、買おうね」と言い、やえも「うん」と言って、この自転車を持っていくことを諦めた。が、乗り慣れた自転車を置いていくことに戸惑いが残っていた。

翌朝、やえは幸子と一緒に車に乗って東京に向かった。その日の夕方、浩一がやってきた。やえの自転車がそのままあったことから、自転車を持っていかなかったことを知った浩一は修理の続きを始める。ゆきは昨日やえが作った餃子が残っているから食べていけ、と言うが、浩一は黙々と修理を続け、そして終わらせた。その夜、自宅に帰った浩一は東京の地図を広げて、それをぼんやりと眺めていた。

東京に引っ越したやえが、学校から帰ってくる。しかし幸子は仕事で帰りが遅く、鍵っ子になっていた。夜、やえがうとうととしていると、幸子がようやく帰ってきた。起き出して顔を見せるやえ。これに「まだ起きてたの?」と言う幸子。今忙しくて、週末も休めるかどうか分からないという状態だった。

マウンテンバイクに乗った男がその自転車を下に停めると、幸子を訪ねてきた。その男は佐々木といって、現在幸子は佐々木と付き合っているのだった。で、やえを呼んで紹介する幸子。しかしやえは何も言うことが出来なかった。佐々木は自転車を買ったものの、乗る暇がなく、更にやえが自転車を欲しがっていると聞いたから持ってきたのだった。で、幸子はやえに自転車を見に行かせる。

自転車は黄色のマウンテンバイクだった。が、やえは「新しいの、買ってくれるって言ったじゃん」と受け入れることが出来なかった。「乗ってみなよ」と言う幸子は「嫌なら新しいの買ってあげる」と言うと、佐々木と付き合っていることをやえに打ち明けた。が、やえは「何で迎えに来たの?」と受け入れることが出来なかった。「親子じゃない」と言う幸子に今度は「じゃあ、何で出て行ったの?」と問うやえ。(この年頃の女の子は複雑です。)

やえと幸子の間には気まずい空気に満たされることになり、言葉が出ない重苦しい雰囲気になる。そこに佐々木がやってきて「自転車、気に入らなかったかな?」と言うが、やえは黙って家に戻り、部屋に閉じこもってしまった。心配してやえの部屋の前にやってきた幸子だったが、幸子が言った言葉は「じゃあ、お母さん、もう出るよ。そんなには遅くならないからね。」これにやえは「どうせ遅いんでしょう」とそっけない。幸子はそれ以上は何も言わずに出掛けていった。

玄関が閉まる音を耳にしたやえは座布団を投げつけた。そこにやえの携帯が鳴った。で、電話に出るやえ。それは浩一からの電話だった。「元気?」と言うことから色々と話す。そんな中「自転車は?買った?」と尋ねる浩一。それに「うん」と答えるやえだった。そうしていると、浩一はやえが作った餃子が旨かった、ということを口にして、引っ越しの日、ばあちゃんが食べさせてくれたことを伝えた。

浩一との電話で思い立ったやえは、それから餃子を作り始めた。で、大きなお皿にやえが作った餃子が載せられていて、ラップが掛けられて置いてあった。夜遅く、幸子が帰ってきた。で、やえは餃子を食べて貰おうとして「餃子作ったんだ」と言うが「食べて来ちゃった」と言う幸子。「でも、ちょっと食べない?」と言うやえ。しかし幸子は「でも、これ。本当は好きじゃないの」と言う幸子。ゆきの手前、好き、と言っていただけと打ち明けると、「先に寝るね」と言って寝室へ。で、やえは幸子がいなくなったキッチンで冷めた餃子を口にしていた。

翌日、やえは自転車に乗って家を飛び出して行った。街中を走っていると、途中で後輪の空気が抜けていることに気づいた。で、通りすがりの人に自転車を尋ねる。自転車を押して自転車屋さんを捜すやえ。が、自転車屋にはたどり着けなかった。

浩一の携帯が鳴った。それはやえのヘルプ・コールで「自転車屋を探していたら迷子になった」と言うことだった。浩一は「こないだ買ったばかりなんだろう」と言うが、やえは買ったのではなく、貰ったものだということを告げた。すると浩一は助けの手を差しのべた。「大体の場所分かる?電柱とかに書いてあるだろう。地図で捜してやるから、ちょっと見てみろよ」と言って地図を広げた。

浩一の親切に甘えることにしたやえは、自転車を押しながら番地が書いてある所を捜す。で、「北区赤羽台3丁目30にいるよ」と伝える。それを聴いた浩一は地図でその場所を見つける。が、浩一が見ている地図には自転車屋の場所は分からない。で、「どこか行きたいとこある?」と尋ねる。「どこでもいい」という返事に「なら真っ直ぐかな」と言って、やえをどこかに行かせる。

やがて「着いたよ」という浩一の言葉に「ここ何処?」と尋ねるやえ。「県境」と答える浩一。それは荒川の河川敷で、東京都と埼玉県の県境だった。「県境に来て、何か分かった?」と尋ねる浩一。これに「うん」と頷くやえは「私、コウとずっと仲良くしていたいと思う」と答えた。浩一も「俺も思う」と返した。するとやえは笑顔を見せて「好きだよ、コウ。早くパンク直しに来て」と告げた。

今回の物語、Aパートは13分弱、Bパートは13分強ということで、ほぼ真ん中にCMが入りました。主題歌はラストのキャスト、スタッフのエンドロールの所で歌有りの主題歌が流れました。そしてエンドロールの最後はいつものように「このドラマはフィクションです。ドラマのストーリーは、主題曲の作品とは一切関係ありません」と注釈テロップで終わりました。

今回の物語ですが、やえ浩一ラナコナンになぞらえているというのは分かりますが、テーマ曲と今ひとつ合致していないようにも感じたんですけどねぇ。(ただ、コナンとラナも進展しそうでしない関係でしたから、その部分ということなんでしょうか?)ところで、迷子になったやえはこの後どうやって家に帰るのでしょうか?果たして上手く帰ることが出来たのか。それが気になりました。まあ、浩一に道を教えられながら帰って行ったのでしょうが...(今回の物語は、次回がジローさんということで、そちらの方が最初から気になっていて、今ひとつ入っていけなかったということもありまして...)

今回の主演の柳生みゆ、現在は高校生ですが、童顔と言うこともあって中学生ぐらいに見えます。ということで、キャスティングはバッチリです。→真希ちゃんが出演している「生徒諸君!」が中学校が舞台だが、その中にはとても中学生には見えないと中学生が何人もいるけど、柳生みゆだったら間違いなく中学生に見えるから、出してあげたらいいのに...

で、最初から気になっていた次回の物語だが、タイトルは「アダルトな恋」というもので、主演は佐藤二朗さんと橘実里さん。(BS-iではすっかりお馴染みの二人ですね。)テーマ曲については次回予告を見ただけでは思い出せないというなので、公式で確認してから追記します。(多分月曜の夜にでも...)ただ、公式HPですが、モバイルサイトも含めて今回の物語の画像なんですが、今回ではなくて次回の画像が出ていたんですけど... 二朗さんと橘さんはレンタルビデオ店の店員(二朗さんが店長でしょうか?)で、そこで繰り広げられるドラマのようですが、コミカルなもののようです。次回予告でも、店内のモニターに「銭形舞」の映像が流れていましたし、BS-iではお馴染みの顔がお客さんとして登場しそうで、「恋日」としたら完全に異色の物語になりそうです。(金剛地さん&宝積さん主演の10話「41歳の春」と同様に「恋日・3rd.」では特異な物語になるのは確実でしょうね。)

(5/7追記)
次回「アダルトな恋」のテーマ曲は「北斗の拳」から『愛をとりもどせ』です。公式HPによると、
ジローさんはビデオレンタル店でアルバイトする34歳の独身司法浪人生だそうです。また、橘実里さんはアルバイト店員ということで、ジローさんが店長で、夫婦というのではありませんでした。また、ひょっとしたらと思っていたら、予感的中で、ジローさんの脚本ということでした。「銭形泪・1st.4話/2nd.18話」「銭形零・2nd.8話」に次いでと言うことで、とんでもない物語(「恋日」と言える物語になるのでしょうか?)になるのは確実ですね。

 

 ↓今回のテーマ曲関係

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未来少年コナン 7

全7巻です

未来少年コナン 7

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↓「恋日」の1st./2nd.
恋する日曜日 プレミアムDVD-BOX

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  • 発売日: 2005/11
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↓真希ちゃん主演の「恋日」劇場版2(「私。恋した」)関係
恋する日曜日  私。恋した

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↓浩一が見ていた地図はこれです。(但し、表紙の色(赤でした)が違うので、前年のものでしょうね。)
はっきり大文字東京8,000 東京23区市街道路地図(2007)

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