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JOURNEY『RAISED ON RADIO』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1986年に発表された彼らの9th.アルバムである。「ESCAPE」と「FRONTIERS」の超ヒットにより、ロック・シーンを変えることになった彼らであったが、本アルバムは、S.ペリーのソロ活動をはじめとして、色々とゴタゴタが生まれ、空中分解しそうになった時期の作品であり、実際、本アルバムを理リーズのツアーで空中分解してしまった。(やはり、傑作アルバムを、しかも2枚も続けて発表すると、それを越えるのは難しいと言うことになる。)が、本アルバムでは、メロディアスなロックをしっかりと聴かせてくれる。(ただ、ハードな部分が影を潜めてしまい、こぢんまりとしてしまった感は否めない。)本アルバムは、Billboardのアルバム・チャートで最高位4位を記録するヒットとなり、1986年の年間アルバム・チャートでも36位にランクインしているのは流石と行った所である。

収録曲は以下の全11曲である。『Girl Can't Help It』『Positive Touch』『Suzanne』『Be Good To Yourself』『Once You Love Somebody』『Happy To Give』『Raised On Radio』『I'll Be Alright Without You』『It Could Have Been You』『Eyes Of A Woman』『Why Can't This Night Go On Forever』。

「産業ロック」とも揶揄される彼らであるが、収録されている曲の方はそんな言葉に振り回されることなく、彼らの持ち味をしっかりと出したものになっている。ただ、本作ではハードな部分が薄らいだということで、全体としてはとても聴きやすくなっているが、ちょっぴり寂しい部分でもある。また、部分的にはS.ペリーのソロ・アルバムではないかと感じてしまう所があり、それだけS.ペリーが前面に出たアルバムでもある。

本アルバムからの筆者のお薦め曲は、『Girl Can't Help It』『Be Good To Yourself』『I'll Be Alright Without You』『Eyes Of A Woman』といった所に、アルバム・タイトル・ナンバーである『Raised On Radio』を一押しということで、しっかりと記しておきます。

本アルバムをリリースした後、解散してしまった(後に再結成しましたが...)ということで、形の上では(一応の)ラスト・アルバムということになったが、そういうことを考えたら、本アルバムの位置づけというのもまた変わってくる。やはり'80'sのロックを語る上では忘れてはならないアルバムの一つである。「アメリカン演歌ロック」とも言われたS.ペリーのボーカルを堪能しましょう!

 

Raised on Radio

Raised on Radio

  • アーティスト: Journey
  • 出版社/メーカー: Sony Budget
  • 発売日: 1996/11/01
  • メディア: CD

↓2曲のボーナス・トラックが追加されています。

Raised on Radio

Raised on Radio

  • アーティスト: Journey
  • 出版社/メーカー: Columbia/Legacy
  • 発売日: 2006/10/03
  • メディア: CD

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