ゲキレンジャー#15 [特撮]
もう、番組タイトルを変えた方が良いんじゃないの?(「獣拳戦隊リオメレウォーリア」とでも...)どう考えても本作の主役となっているのは臨獣殿である。(今回のゲキレン・メンバーは単なるギャグ・メーカーに成り下がって、騒がせただけでした。)ということで、今回のBGMは、GEOFF FARINAのアルバム「REVERSE ECLIPSE」というアルバムを選んでみました。(ギターとボーカルというシンプルな楽曲が聴きやすいアルバムであるが、選んだのは単にタイトルからです。)
実は、ゲキレンジャー・サイドは、スクラッチという会社を隠れ蓑にした悪の組織で、シャーフーはその幹部の一人(支部長みたいな存在)で、象さんやコウモリたちと同列。で、ゲキレンの3人はそこでこき使われる行動隊長みたいな存在。大幹部は、スクラッチの重役であり、ゲキレン・メンバーをサポートしている美希で、真のボスはまだ物語には登場していないスクラッチの社長(または会長)。美希が色々と開発している新兵器は、今後量産して世界に売ってボロ儲けを企んでいる武器商人というのがその正体。で、最終決戦はスクラッチ壊滅&ゲキレン・メンバーは全員昇天、臨獣殿もほぼ壊滅して、理央はレッドと相打ちで果ててしまい、最終的な勝者として唯一人生き残るがメレ。しかし理央様が死んでしまったことで、後を追って自殺してしまう。(つまり、全てのキャラクターがお亡くなりになる。)ということで、結局は「何も残らない虚しい戦いであった」ということで「THE END」と結ぶ。→こういう風に進んでいけば面白いのだが、「明るく楽しい戦隊」で、最後に「勝利を」というのがあるだけに、こんなことはあり得ないと分かっていますが...(これをしたら特撮史に残るのは間違いないでしょうが...)
子供になったジャン、赤ちゃんになったレツ。それにしても、シャーフーはそんな子供と赤ちゃんを連れてランに「修行だ」なんて、実に酷いことを言っている。赤ちゃんを戦場に出す様なもので、やはりシャーフーは悪の幹部の一人なのか?美希も一緒に行ってあげる、と言わなかった所を見ると、やはり冷酷非道の悪の女幹部の要素がある。
それにしても、別々の方向にはじき飛ばした光の玉がどうして隣にある訳?ゲキレン側の修行が毎度のことながら甘すぎて、あまりにも都合良く展開するから、その不思議な力が働いたとでも言うのでしょうか?→これだったら、赤と青の二人を子供にしても、それを上手く扱えていないということで、実に中途半端な物語でした。
で、いつものように(ゲキレン側に)都合良く展開していって、巨大化したルーツを倒して「めでたしめでたし」って、いつもにも増して実に内容の無い物語でした。巨大戦、実況があっても五月蠅いだけであるが、それが売りの本作なのに、その肝心の実況も無いというのであれば、単に尺を埋めるだけのカットにしか思えない。→こういう時こそ象さんが出てきて実況したらいいのに...)
一方、理央とメレに関しては、次の展開へと着々と足場を固めている。今回は理央はほぼ開店休業状態だったが、メレが海の拳聖・ラゲクを甦らせることに成功し、いよいよメレがこの作品の主役に躍り出るチャンスが近づいてきました。(もはや、これしか本作の楽しみは無い...)
去年までのような盛り上がりが全く無く、ヒーロー側にこんなにも魅力がないなんて、「大いなるマンネリ」の戦隊もその神通力は何処へ行ったのでしょうか?この調子では、「ファイブマン」の時に「戦隊打ち切りか?」という話が出たが、それが再燃してもおかしくないですね... →大なたを振るってテコ入れしないと...(でも、理央をゲキブラック、メレをゲキグリーンにするというような安易なことはしないでよ...)
(来週は、日曜のお昼にUPさせるつもりですが、こんなにも内容のない駄作に陥ってしまったら、どうするものか...)
↓これらも買う気が無くなりました。
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↓シャーフーこそ、これでも読んで修行せよ!
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