SSブログ

OLIVIA NEWTON-JOHN『CLEARLY LOVE』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1975年に発表されたアルバムで、大ヒットした「HAVE YOU NEVER BEEN MELLOW」(邦題:そよ風の誘惑)と「COME ON OVER」(邦題:水の中の妖精)に挟まれて、今ひとつ陰に隠れた形になり、評価の方も虐げられているアルバムである。が、内容の方は実に充実している。カントリーをベースにしているが、バラエティに富んだ内容で、ポップな曲からカントリー調の聴かせる曲まで、また、OLIVIAの持ち味である透明感に満ちあふれた秀作がたっぷりと詰まっているアルバムである。(本アルバムのようなアルバムのことを「隠れた名盤」と言うのである。)妖精・OLIVIAの名前に恥じることのない「クリアー」なアルバムである。

収録曲は以下の全11曲である。『Something Better To Do』『Lovers』『Slow Down Jackson』『He's My Rock』『Sail Into Tomorrow』『Crying, Laughing, Loving, Lying』『Clearly Love』『Let It Shine』『Summertime Blues』『Just A Lot Of Folk (The Marshmallow Song)』『He Ain't Heavy...He's My Brother』。

この中からは、Billboardの年間シングル・チャートのTOP100にランクインするシングル・ヒットは生まれていないが、『Something Better To Do』はレギュラー・チャートで最高位13位を、『Let It Shine』が最高位30位を記録するヒットとなっている。

筆者のお薦め曲は、『Clearly Love』を筆頭にして、シングル・ヒットの『Something Better To Do』と『Let It Shine』、そして『Sail Into Tomorrow』や『Summertime Blues』という曲調の異なる曲をピックアップしておく。

前作「HAVE YOU NEVER BEEN MELLOW」のヒットで世界的にもメジャーなシンガーとなったOLIVIAであるが、全く浮き足立つことなく自分の世界を見事に築き上げたアルバムであり、正に妖精ということを改めてアピールすることになった。尚、本アルバムの唯一のマイナス点は、カントリー系のアルバムとしたら標準的な収録時間であるが、ポップ系のアルバムとしたら短い約30分という収録時間である。(とにかく、カントリー系は収録時間が昔から短いのである。)が、OLIVIAの優しいボーカルを耳にすれば、その不満もかき消してくれますが...

 

Clearly Love

Clearly Love

  • アーティスト: Olivia Newton-John
  • 出版社/メーカー: Imports
  • メディア: CD


コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。