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THE CASSANDRA CROSSING(SOUNDTRACK) [音楽(サントラ)]

表題の作品は1976年のイギリス映画「カサンドラ・クロス」である。本作が製作された当時は、「大空港」から始まる「エア・ポート」シリーズや「タワーリング・インフェルノ」などのパニック映画が人気を集めていたが、本作もそう言った類の作品である。が、本作はイギリスの作品ということで、アメリカ製のパニック映画とは一線を画している。オールスター・キャストという所はこの種のジャンルの作品では当たり前であるが、その様なツボはしっかりと押さえられている。物語の方もしっかりしていて、設定の方も特に破綻しているような所もない。なかなか味のある作品である。

作品データを記しておくと、製作はカルロ・ポンティとルー・グレイドの2人、監督はジョルジ・パン・コスマトス、脚本はジョルジ・パン・コスマトス、ロバート・カッツ、トム・マンキウィッツの3人、撮影はエンニオ・グァルニエリ、音楽はジェリー・ゴールドスミスである。そして出演は、リチャード・ハリス、バート・ランカスター、ソフィア・ローレン、エヴァ・ガードナー、マーティン・シーン、イングリッド・チューリン、ジョン・フィリップ・ロー、アン・ターケル、レイモンド・ラヴロック、アリダ・ヴァリ、O・J・シンプソン、ライオネル・スタンダー、リー・ストラスバーグ、ルー・カステル、ファウスタ・アヴェリ、たちである。

3人のゲリラがジュネーブにある世界保健機構(WHO)本部の爆破を試みたが失敗。その中の1人が誤って細菌に感染していた。ゲリラは逃亡するためにストックホルム行きの大陸横断列車に乗り込んだ。緊急連絡を受けた医師は伝染病が広がることを防ごうとするが、ゲリラは既に発病しており、社内に伝染病が広がっていく。機密漏洩を恐れた軍は、列車をポーランドへ運んで隔離しようとするが、その線路の先には老朽化したカサンドラの大鉄橋があった...

パニック映画であるが、閉ざされた列車の中で進んでいくサスペンスとしてもなかなか見所がある本作は、音楽の方もまた魅力がある。ジェリー・ゴールドスミスも良い仕事をしています。

で、サントラ盤に収録されているのは以下の全11曲である。『Main Title』『Break-In』『Safe Leaving』『I Can't Go』『Helicopter Rescue』『It's All A Game』『I'm Still On My Way』『Climber』『It's God Will』『Kaplan's Death』『End Titles』。

派手な所は無いが、イギリスの作品らしく、欧州の味がしっかりと出ているものであって、アメリカ(ハリウッド)の派手な作品に見慣れていたら、新鮮な感じも受けることが出来る作品である。派手さが無いことから「B級」と言われることもあるが、派手であれば良いとは言えませんからね...

 

The Cassandra Crossing (Original Soundtrack)

  • アーティスト: Jerry Goldsmith, Jerry Goldsmith
  • 出版社/メーカー: RCA
  • 発売日: 1995/12/12
  • メディア: CD
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カサンドラ・クロス

カサンドラ・クロス

  • 出版社/メーカー: 東北新社
  • 発売日: 2006/10/27
  • メディア: DVD


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