SSブログ

カルピス・ドラマ・スペシャル(その1) [ドラマ]

 毎年7/7に放送されている「カルピス・ドラマ・スペシャル」であるが、今年も新作が放送されました。(7/7は「カルピスの日」です。1919年7月7日にカルピスが発売されたことにちなんでいる。また、今年は創業90周年になるとのことです。)しかも、今回は2004,2005,2006年に製作放送された過去3作と、今年の新作の合わせて4話が一挙に放送ということで、これはとても嬉しい所です。(過去3作の全ても見ている筆者ですが、今回の4話を改めて1枚のDVDに焼き直せば、綺麗に纏まりますし...)

物語は、いずれもが「カルピス」を劇中にしっかりと登場させた物語であるが、そういうことは全く気にならなず、ハートフルな感動を味わうことが出来る人間ドラマである。(BS-iのドラマとしたら、「恋する日曜日・文學の唄」と「愛の道 ~チャイナロード」を足して、携帯電話を削除したといった所でしょうか...)

過去3作についても記していなかったので、ちょうど良い機会でもあるので、今回の新作(4本目)と共に記すことにする。まずは、去年までに製作放送された過去の3本を1つにまとめて記す。

・2004年作品、シリーズ第1弾「はじめての味
原案は中村通孝の「はじめてカルピスを飲んだ日」、脚本は武田有起、監督は鈴木浩介、出演は三田寛子、金子裕太、外島千夏、中條由喜、康すおん、山田百貴、たちである。

物語は昭和10年7月。おじさんが持ってきた風呂敷包みをこっそり見ていて「あれにはきっとカルピスが入ってる」と興奮気味に話す少年・通孝。しかしそれは入院中の父のためのものだった。時代が時代であり、カルピスを簡単に飲むことが出来ないということで、少年と二人の妹の思いと母親との対立がある。子供とはいえ、やはりお兄ちゃんの妹たちの気持ちを考えている所など、少年の思いを上手く綴っている物語である。お父さんが退院して、家族全員でカルピスを飲むラストがほのぼのとしているながらも家族の思いを一つにしていて、とても言いラストでした。

・2005年作品、シリーズ第2弾「遠い夏の日
原案は森下潤一の「誕生祝いのお手伝い券」、脚本は加藤公平、監督は鈴木浩介、出演は、石野真子、林泰勇騎、広野健至、大堀こういち、乃木涼介、たちである。

物語は昭和43年。カルピスの瓶を巡ってケンカをしている兄弟。(カルピスの瓶に水を入れて、それを振るということは、誰もがやったことですね...)兄は少年野球チームでも補欠であり、そんな兄に反目する弟。ある日、父が1枚の野球観戦チケットをもらって帰ってきたが、やはりケンカとなる兄弟。明日は兄の誕生日ということだったが、ジャンケンで結局は兄のものになる。で、誕生日を迎えたが...

兄弟の絆を描いているが、何だかんだでお兄ちゃんという所を見せてくれる物語でした。が、本作には1つだけ疑問点があります。昭和43年当時のカルピスに、プラスチックの蓋(開封した瓶の蓋となるプラスチックの蓋の事です。)ってあったのでしょうか?この時期ではなくてもう少し後になってから登場したように思うのですが...

・2006年作品、シリーズ第3弾「父とわたしの秘密
原案は石塚千秋の「父と私の秘密」、脚本は中江有里、監督は鈴木浩介、出演は、中江有里、高橋和也、田島令子、たちである。(この頃では、中江有里さんもすっかり脚本家としてこなれてきました。)

物語の時代設定は特に述べられていないが、これはある程度新しい時代の物語である。というのは、劇中に紙容器のカルピスが登場するからである。で、調べてみたら、紙容器のカルピスが発売になったのは1995年のことでした。

小学校の教師をしている千秋の、若くして亡くなった父との思い出を懐かしむ物語。授業で「しょうらいのゆめ」をテーマに児童たちに作文を書かせた千秋だったが、「どうして先生になったの?」と尋ねられて答えに困ってしまった。そんな千秋が実家に帰ると、母は写真の整理をしていた。教師になってからは母との関係も上手くいかなくなって家を飛び出した千秋だったが、母に作文を書かせた話を語り出すも「教師の道を選んだのはあなたよ」と言われ、やはり気まずい雰囲気に... そんな中、自室に戻った千秋は、幼い頃の自分と父の思いでを懐かしんでいた。すると父の幽霊が現れて、千秋の相談に乗る...

父のウイスキーと千秋のカルピスが母に対する秘密になっているが、実に微笑ましい所です。母にはそのことを隠し続けていたが、母は知っていたようだと和解して気づいた千秋であるが、そういうものですよね...

尚、今年の作品「今を生きる祖母」については、別記事として記すことにします。ところで、やっぱりこういうドラマを見ると、カルピスが飲みたくなりました。(こうなることは予想していたので、)予め購入しておいたのですが、それを飲んでからこの記事を記しました。

 

「カルピス」の忘れられないいい話―感動の公募エッセイ集

「カルピス」の忘れられないいい話―感動の公募エッセイ集

  • 作者: 山田 太一, 内館 牧子, 大林 宣彦
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2000/06
  • メディア: 文庫

「カルピス」の忘れられないいい話―時代を映した感動の人生ドラマ

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: チクマ秀版社
  • 発売日: 1997/10
  • メディア: 単行本
↓やっぱりこれらを...
(お徳用ボックス) カルピス 500ml×15本

(お徳用ボックス) カルピス 500ml×15本

  • 出版社/メーカー: カルピス
  • メディア: ヘルス&ビューティー
(お徳用ボックス) カルピスウォーター 350g×24本

(お徳用ボックス) カルピスウォーター 350g×24本

  • 出版社/メーカー: カルピスウォーター
  • メディア: ヘルス&ビューティー
プレミアム カルピスギフト 3本セット

プレミアム カルピスギフト 3本セット

  • 出版社/メーカー: カルピス
  • メディア: ヘルス&ビューティー
飲むお酢カルピス 8本セット

飲むお酢カルピス 8本セット

  • 出版社/メーカー: カルピス
  • メディア: ヘルス&ビューティー

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:テレビ

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。