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「ケータイ刑事」と「007」の驚くべき類似点(その11) [ケータイ刑事]

いつまで続くのか分からないこの連載だが、何だかんだで続けていきます。今回は前々回に後回しにした「同じ部署の同僚」についてです。しかし、これに関しては「007」と「ケータイ刑事」ではあまりにも作品上での扱いが違い過ぎていて、比較するのが難しい所である。

「007」は007:JAMES BONDが主人公であり、とにかくその彼が活躍する物語なので、同じ部署の他の人員というのは基本的に殆ど登場していない。時には名前だけの登場という場合まであって、活躍したというなんて到底言うことは出来ない。また、例え登場したとしても本当にちょい役であり、「任務に失敗した」とか会議に同席していた、ということで出てくる程度である。(「ゴールデンアイ」では元同僚が敵の親玉ということで、全く別ですが...)よって、形の上で同じ部署に所属する同僚がいる、ということになる。

一方、「ケータイ刑事」は、銭形が主人公であり、彼女が活躍する物語という所は「007」と同じであるが、こちらはバディものということで、相棒の刑事がいて、彼は同じ部署(捜査一課)に所属していて、銭形とコンビを組んで行動している。(「007」でもボンドガールと行動を共にする事があるが、ボンドガールはMI-6の人間ではないので、同じ部署の同僚とは言うことが出来ない。)但し、頓珍漢な推理を披露して捜査を混乱させることが多く、足を引っ張る存在でもある。(時には銭形のピンチを救う大活躍もある。)

作品の中でのポジションも全く違っていて、活躍度も天と地の差がある「同じ部署の同僚」であるが、これがまた意外な類似点があるのである。尚、これは狙ったら出来ることであるのだが、あまりにも扱いが違うので、これを「狙った」と言ったら、あまりにも細部に拘りすぎという事になり、狙ったとは到底考えられない。(たまたまと言うのが妥当でしょうし、だからこそ「驚くべき類似点」と言うのである。→両作品とも、人類が残した偉大な文化遺産というハイ・レベルのものだから、深く考えなくても似てしまうのでしょう...)では、もう少し両者について述べることにして、それから類似点を記すことにする。

007:登場した同僚は003、005、006、008、009などがいる。(石ノ森章太郎先生の「サイボーグ009」ではありません。)設定上はみんなが007・ボンドと同じ能力を有していることになっているが、シリーズの中では特にこれという活躍はしていない。「オクトパシー」で009が任務遂行中に命からがらベルリン大使館に駆け込み、そこで絶命した、「リビング・デイライツ」でも複数の同僚がジブラルタルの訓練中に潜り込んだ敵国スパイによって死亡する、というように、事件発端でのやられ役というイメージが強い。尚、「ゴールデンアイ」では006が任務中に殉職したと思われていたが、実は生きていて、ボンドの前に立ちはだかる敵の親玉になって姿を現している。

ケータイ刑事:登場した同僚の刑事は、巡査部長の五代さん、巡査の高村さん、警部補の岡野さんがいる。(「M2」の巡査・松山さんは、トミーの元相棒ということで呼ばれたが、警視庁捜査一課と確認できていないので、「同じ部署の同僚」からは外している。)基本的に、銭形と行動を共にして一緒に事件の捜査に当たり、頓珍漢な迷推理を披露して捜査を混乱させる。(が、その頓珍漢な推理も、何故か銭形が謎を解くヒントに繋がる事が多く、あながち「頓珍漢」とも言えない。→「偶然/運を味方に付けた」と柴田太郎さん。)が、銭形が危機に陥った場合は身体を張って銭形を守る頼もしい存在に早変わりする。(「命の恩人です」と銭形から言われている。)このことから、刑事としての基本的な能力は決して低いとは言えない。(やる時はやります。)それぞれが個性的なキャラの持ち主であるが、「007」の同じ部署の同僚と比較する上では述べても意味がない(「007」の方はそれぞれのキャラが殆ど描かれていないですから...)ので、それらはここでは省略する。

類似点というのは、推測も入るが、並みの人間ではなく、やはりエキスパートだということである。しかも、単なる専門家ではなく、その道では「凄腕の」と言われるべき能力を有している。(「00」要員には誰でも成れるものではなく、様々な分野において高い能力を有していないと成れません。また、普段はバカをやっているようなケータイ刑事の同僚刑事も、いざという時はちゃんとやってくれるので、単なるお調子者ではない。「必殺仕事人」の中村主水が『昼行灯』と呼ばれていてダメ役人だと受け取られるような振る舞いをしているが、主水もここぞと言う時はしっかりとやってくれるが、それと同じである。→実は、中村主水とJAMES BONDの間にも意外な共通点、類似点があるのだが、銭形の相棒たちはその中村主水と共通する所(類似点)があります。(機会があればその時に記します。))とまあ、かなりの推測が入っているものの、決してその部署の中の落ちこぼれ人間ではありません。00要員たちも、たまたまミスったことが命取りに繋がってしまっただけのこと。銭形の相棒も、単なる落ちこぼれの無能力者だったら、警視総監のおじいちゃまも相棒として組ませるようなことはしないでしょう。(ということで、設定上のことになるが、類似点、共通点はこういうことで...)

相違点については、「007」側があまりにも情報が少ないので、書きようがないのだが、強いて言えば、(全てではないですが)「00要員」はミスをしたことが命取りになり、それが元で死亡したが、銭形の相棒はミスをしても命取りにはなっておらず、殉職していない、というところでしょうか。

ところで、今回の「同じ部署の同僚」については一旦先送りにしていたが、それは「007」の方を色々と記していたら、あまりにも些細なことを大きく取り上げることになったためである。結局、人それぞれだろうという考えを入れたら、個性の範囲内だろうと考えることにして、細かいことを全てカットしました。

次回は「他の組織の協力者」の予定です。が、これは「007」の方があまりにも多数いるということで、これもまた収拾が付かない状態になっているので、別のネタに差し替える可能性もあります。

 

 

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