「CACTUS FLOWER」 [映画(洋画)]
表題の作品は1969年の映画「サボテンの花」である。この作品は、I.バーグマンの久々のアメリカ映画への出演作となったものであり、同時に、ゴールディ・ホーンという新しいコメディエンヌを生むことになったラブ・コメディ作品である。(G.ホーンのスクリーン・デヴュー作である。)元はヒットした舞台劇であり、その映画化作品である。
作品データを記しておくと、時間は103分、監督はジーン・サックス、脚本はI・A・L・ダイアモンド、撮影はチャールズ・ラング・Jr.、音楽はクインシー・ジョーンズである。そして出演は、ウォルター・マッソー、イングリッド・バーグマン、ゴールディ・ホーン、ジャック・ウェストン、リック・レンツ、ヴィトー・スコッティ、たちである。尚、ゴールディ・ホーンは本作でアカデミー助演女優賞を獲得している。
ニューヨークで歯科医を営んでいるプレイボーイのジュリアンは、独身なのに結婚していると嘘をついて、トニーという女性と付き合っていた。が、ある日、トニーが自殺未遂を起こす。このことからトニーとのことを真剣な考えるようになったジュリアンは、生真面目なオールドミスの看護婦・ステファニーを自分の妻ということにして、トニーを説得してもらって危機を脱そうとするが、ステファニーはそんな二人をくっつけようとして...
久しぶりのバーグマンも良いが、本作は何と言ってもゴールディ・ホーンの愛らしい魅力がいっぱいで、彼女に尽きる作品である。で、こうして新しいスター・コメディエンヌ・G.ホーンはここからコメディ作品のヒロインとして活躍していくことになった。彼女のキャリアを語る上でも、見ておかなければならない作品である。(それにしても、スクリーン・デヴュー作である本作でも、そのの血の作品でも、G.ホーンの大きな瞳とキュートな金髪は変わりませんね...)
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