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円谷プロがTYOの孫会社に [特撮]

映像制作会社のTYOが円谷エンタープライズの第三者割当増資を引き受けて、円谷プロを子会社にする、ということを発表した。これによって、1963年からの創業一族による経営に終止符が打たれることになる円谷プロ。(一応、10/16開催予定の円谷エンタープライズの臨時株主総会で決定されるということになっている。)

最近は経営難ということで、2005年にはアニメ制作のタツノコプロが玩具メーカーのタカラに買収されているが、またも老舗の経営が変わると言うことになりました。

円谷プロの新作は10月から「ウルトラセブンX」が放送されることになっている(現時点で放送することになっているのは、TBS、CBC、MBSとテレビ山梨の4局だけです。)が、これは予定通り放送されるとしても、これが円谷プロによる実質最後のウルトラ・シリーズということになる。→メビウスの終了からそれほど間がないのに、「セブン誕生40周年」である今年に無理矢理テレビ放送をするというのは、そういう意図もあったということですかね?(全国放送にならず、深夜枠での放送だったら、「ネオス」のようにOV作品という選択肢もあったはずと思うのだが...)

既に全12話の撮影は完了しているということなので、今からこれに関しては手が加えられるということはないだろうが、「ウルトラセブンX」が「円谷・スピリット」を持った最後の作品になってしまうのはちょっと残念な所である。

TYOは、今後、映像コンテンツ制作において培ってきたノウハウを「ウルトラマンシリーズ」という人気キャラクターと掛け合わせることで、更に多角的なビジネス展開を図る考えでいるようなので、今後も新作が制作されることは疑う余地はない。が、心配なのは、魂を失った商売優先のスタンスで新作を作るのではないか、という不安がある、ということである。実際、「仮面ライダー」の方は、スポンサーであるB社の商売優先という意向のおかげで、もはや完全にその魂を失い、駄作を作り続けているが、「ウルトラ」が第二の「ライダー」になってしまいそうな予感がしてならない。(そうなったら、「ウルトラマン」も存在価値は無くなってしまうことになる。)

盛者必衰」という言葉があるが、もはや特撮ヒーローは完全に氷河期に入っている、ということを改めて教えてくれている...

 

 

ULTRA SEVEN X オリジナル・サウンドトラック

  • アーティスト: 菰口雄矢 斉藤高広
  • 出版社/メーカー: バップ
  • 発売日: 2007/10/24
  • メディア: CD
DVDウルトラセブン 全12巻セット

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