SSブログ

「THE MANITOU」 [映画(洋画)]

表題の作品は1978年のアメリカ映画「マニトウ」である。オカルト・ホラーのブームが'70'sの時代にあったが、本作は当時、B級ホラーの期待の星と言われたW・ガードラーの遺作(次作のロケハン中に事故死した。)となった作品で、彼の最高傑作として知られるカルト的作品である。オカルト作品からSF作品へと消化していく終盤は見事である。生きていたら、この後、どれだけ凄い作品が生まれていたかと思うと、本当に惜しい人を亡くしたものだと感じます。

作品データを記しておくと、時間は103分、原作はグレアム・マスターソン、製作総指揮はメルヴィン・G・ゴーディ、製作と監督はウィリアム・ガードラー、脚本はウィリアム・ガードラーとトム・ポープ、ジョン・セダーの3人、撮影はマイケル・ヒューゴ、特撮はリチャード・エドランド、特殊メイクはトーマス・R・バーマン、音楽はラロ・シフリンである。そして出演は、トニー・カーティス、スーザン・ストラスバーグ、アン・サザーン、バージェス・メレディス、マイケル・アンサラ、ステラ・スティーヴンス、ジョン・セダー、ジャネット・ノーラン、ポール・マンティー、たちである。

サンフランシスコの近代的な病院にやってきたカレンという女性患者がやってきた。彼女は首の後ろに腫瘍があり、それが時々動くというのであった。その腫瘍にはインディアンの悪霊・ミスカマカスが宿ったのだった。で、彼女の恋人で心霊研究家のハリーは、インディアンの祈祷師・アメリアに助けを求める。が、カレンの背中からは悪魔の申し子であるミスカマカスが生まれてくる...

最初はオカルト映画であるが、ミスカマカスが復活してからはSFアクション映画に変わるが、全く違和感はない。で、壮絶な戦いとなる。現在の最新のCGを使ったものと比べると、手作りという雰囲気に満ちたものとなっているが、これが本作の雰囲気には見事にマッチしている。(最新の技術に頼っても、その表現が全てではないということです。)オカルト映画がお好きな方、SF映画がお好きな方はしっかりとチェックしておきたい1本である。(しかし、こういう隠れた傑作はDVD化されていないのだから、困ったものである...)

 

↓DVDではなくてビデオです。

マニトウ

  • 出版社/メーカー: ビデオメーカー
  • 発売日: 1997/07/25
  • メディア: ビデオ

↓ウィリアム・ガードラー監督作品をいくつか

アビィ/ブラッケンシュタイン

アビィ/ブラッケンシュタイン

  • 出版社/メーカー: エプコット
  • 発売日: 2005/10/28
  • メディア: DVD

アサイラム・オブ・サタン/暴行魔ゴリラー(2 in 1)

アサイラム・オブ・サタン/暴行魔ゴリラー(2 in 1)

  • 出版社/メーカー: エプコット
  • 発売日: 2006/06/30
  • メディア: DVD


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

「MIDNIGHT RUN」NATALIE COLE『INSEPAR.. ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。