ケータイ刑事銭形雷32話(2nd.6話)[裏ネタ編] [ケータイ刑事]
BS-iの再放送枠(毎週日曜日朝10時)に合わせて書いている「銭形雷[裏ネタ編]」。今回の物語は2nd.6話(通算も32話となり、8割まできました。)の「轟け稲妻スパイク! ~灼熱のビーチバレー殺人事件」である。今回の目玉は、制服姿以外の雷ちゃんを見ることが出来るという所である。また、歴代銭形は、泪ちゃんがテニス・ルックで登場したことがあるが、零ちゃんも制服姿でゴルフをしていたということで、スポーツ・ウェア姿というのは貴重である。(雷ちゃんは「1st.21話」でサッカー(フットサン)のユニフォーム姿で登場しているので2度目となりますが... また、妹・海ちゃんもウェットスーツ姿で最初に登場しているが、分家シスターズは本家の四姉妹よりもスポーツ関係が得意という所なんでしょうね。)で、今回は物語でも使われている「ビーチバレー」、そして柴田さんが溺れ、雷ちゃんが何だかんだで嫌がった「人工呼吸」についてです。
尚、BS-iの本放送時に記した記事は「ここをクリック(本放送)」、MBS放送時に「[改訂版]」として記したものは「ここをクリック(改訂版)」して下さい。
「ビーチバレー」は、バレーボールから派生したスポーツであり、2人一組のチームで対戦するスポーツである。一応、3人一組となる場合もあるが、2人が中心である。(登場人物の数が少ない「ケータイ刑事」では、こういう少人数で出来るスポーツというのは取り上げやすいところでもある。)名前の通り、ビーチ(砂浜)に作られたコートでプレーする。コートの大きさは6人制のバレーボールと同じ大きさで、18m×9mである。(基本的に、砂地にコートが作られる、ということ以外は同じである。)元々はレジャーとして親しまれていたものであるが、その歴史は意外と古く、1920年代にアメリカ・カリフォルニアのサンタモニカの海岸でレジャーとして始まったとされている。(別の説では1915年のハワイという説もある。)はり盛んなのはアメリカであるが、それ以外の国でも、ブラジル、イタリア、アルゼンチンなどでは盛んに行われていて、プロ選手も多数いる。
スポーツの大会としては1960年にアメリカ・カリフォルニアで行われている。その後、競技団体の整備が進み、1987年に国際バレーボール連盟の後任する国際大会が始まり、この時が第1回世界選手権となる。そして1990年になって世界を転戦する国際サーキットが始まった。更に、1996年のアトランタ・オリンピックからは正式競技となって、オリンピック競技になる。
日本でも、1987年に江ノ島海岸で第1回ビーチバレー・ジャパンという大会が開催されており、日本ビーチバレー連盟は1989年の発足である。(そこのHPは、ここをクリックして下さい。)尚、英語では「BEACH VOLLEYBALL」(ビーチ・バレーボール)というが、日本語では「ビーチバレー」というのが正式名称であり、これも和製英語ということになる。
「人工呼吸」とは、呼吸が止まったり、止まりそうになっている状況(=自発呼吸が不十分な状況)に陥っている患者に対して、人工的に呼吸を行うことで肺に空気の出し入れを行い、患者の機能回復を待つものである。
呼吸が止まった場合、1~2分以内に再開させないと危険が高くなり、呼吸停止時間が長くなるほど回復する可能性が低くなる。よって、呼吸を続けることが大事であり、時には数時間も人工呼吸を続けなければならない場合もある。(この場合は複数の人で代わる代わる続けることが大事となる。また、人工呼吸器を使うのが妥当である。)尚、人工呼吸の回数は、1分間に10~20回ぐらいが適当とされている。
いくつかの方法があるが、簡単で確実な方法は、口対口の人工呼吸(「マウス・トゥ・マウス」と呼ばれているもの)である。で、大事なのは「気道確保」を行うことである。(最近は、町中にも、いざという時のために人工呼吸器が用意されていたりするが、即座に人工呼吸器が使用できるということはまずない。よって、兎に角、口移しの方法で人工呼吸を行い、その間に人工呼吸器を手配するのが普通である。)
それ以外は、マスクとアンビューバッグを使う方法や、気管内チューブと人工呼吸器を使う方法などがある。(当然、道具を使うことになるので、即座にこれらの方法を行うということは、まず不可能である。)
尚、人工呼吸のやり方については、やはり専門書などで正しい知識を身につけること、そして経験者に正しく教わることが重要である。(素人の付け焼き刃はかえって危険である。)よって、詳しくは、まずは専門書を見て学びましょう。
↓こういう物があります。
呼吸管理に活かす呼吸生理―呼吸のメカニズムから人工呼吸器の装着・離脱まで
- 作者: 瀧 健治
- 出版社/メーカー: 羊土社
- 発売日: 2006/08
- メディア: 単行本
AED(自動体外式除細動器)を、使ってください―人工呼吸・心臓マッサージができなくても
- 作者: 輿水 健治
- 出版社/メーカー: 保健同人社
- 発売日: 2006/04
- メディア: 単行本
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