「POLICE ACADEMY: MISSION TO MOSCOW」 [映画(洋画)]
表題の作品は1994年の「ポリスアカデミー'94/モスクワ大作戦!!」である。尚、ビデオ化された時に「ポリスアカデミー777(ラッキーセブン)/モスクワ大作戦!!」と改題されたが、これは「裸の銃を持つ男」の第2作、第3作のタイトルを真似ただけであって、ビデオ・タイトルとしたらちょっと考え直して貰いたい所である。
1984年から1989年まで、毎年1本ずつ、6作が製作されてきたが、5年ぶりの新作となり、シリーズ最終作となったのが本作である。'94年の劇場公開ということで、タイトルに「'94」と入れるのはあまりにも安直であり、こういう所もそうであるが、かつてのノリや楽しさも完全に後退してしまって...
作品データを記しておくと、時間は83分、製作はポール・マスランスキー、監督はアラン・メッター、脚本はランドルフ・デイヴィスとミシェル・コドスの2人、撮影はイアン・ジョーンズ、音楽はロバート・フォークである。そして出演は、ジョージ・ゲインズ、デヴィッド・グラフ、マイケル・ウィンスロー、レスリー・イースターブルック、クレア・フォーラニ、ロン・パールマン、チャーリー・シュラッター、クリストファー・リー、G・W・ベイリー、たちである。
あのポリスアカデミーの連中がモスクワに派遣されることになった。任務はロシア・マフィアのゴッドファーザー・コンスタンティン・コナリを捕らえることである。モスクワに向かったのは、ラサール校長、効果音男のジョーンズ、ガンマニアのタックルベリー、ラクシーなキャラハン、扁平足のハリス、そして新米警官のコナーズだった。で、面々は早速捜査を開始する。しかし、コナリの罠にはまり、モスクワ警察署長に大恥をかかせてしまい、国外退去を言い渡される。その期限が迫る中、ポリアカの連中はコナリのシッポを掴むが...
そもそも、あのポリアカの連中が、どうしてモスクワに派遣されることになるのか、というようなことを考えてはいけません。久しぶりの新作ということになったが、かつてのノリのレベルに達していないのが残念な所である。が、何も考えずに笑って見るのであれば、まあよろしいかと... 特に、ここまでのシリーズ6作を見ていたら、一応は見ておいた方がいいでしょう。(これを見ることで全7作の制覇となりますからね。→シリーズを見ていない方は、本作を最初に見るのだけは止めましょう。)
↓シリーズ全7作のBOXセット
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