ROLLING STONES『STICKY FINGERS』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは、1971年に発表されたアルバムであり、ローリング・ストーンズ・レコードから初めてリリースされたアルバムでもある。更に、ミック・テイラーが加入してからの最初のアルバムでもある。と言うことで、本アルバムは新たな船出となったアルバムでもある。本アルバムからは、『Brown Sugar』の大ヒットが生まれ、この曲と共にアルバムの方も大ヒットを記録して、イギリスでもアメリカでも1位に輝いている。また、Billboardのアルバム・チャートでは、4週連続1位となり、1971年の年間アルバム・チャートでも21位にランクインしている。彼らのアルバムの中では最高傑作という呼び声もある内容のあるアルバムである。
収録曲は以下の全10曲である。『Brown Sugar』『Sway』『Wild Horses』『Can't You Hear Me Knocking』『You Gotta Move』『Bitch』『I Got The Blues』『Sister Morphine』『Dead Flowers』『Moonlight Mile』。
この中からシングル・カットされたのは『Brown Sugar』と『Wild Horses』であるが、前者はBillboardのシングル・チャートで2週連続1位に輝く大ヒットとなり、1971年のBillboard年間シングル・チャートでも16位にランクインしている。一方、後者も、Billboardのチャートで最高位28位を記録するヒットとなった。
本アルバムからの筆者のお薦め曲は、やっぱり第一は『Brown Sugar』である。そして『Sway』『Wild Horses』『Can't You Hear Me Knocking』『Bitch』『Moonlight Mile』というように、定番となっているものをピックアップする。本アルバムはロックの名盤でもあり、評価もはっきりしているので、お決まりのものになってしまって面白みがないが、逆に言えば、聴き慣れたお馴染みの曲なので、安心してじっくりと聴くことが出来るということになる。(ベスト盤で聴くよりも、オリジナル・アルバムで聴くというのが通でもありますし...)
それにしても、本アルバムのリリースから35年以上が経過しているというのだから、驚いてしまう。それだけの時間が発表から流れているものの、現在でも全く陳腐化することなく、変わらぬ魅力を放ち続けている。本アルバムは、STONESを聴くだけではなく、ロックを聴くのであれば聴いておかなければならないアルバムの一つである。じっくりと聴きましょう!
Sticky Fingers [12 inch Analog]
- アーティスト: The Rolling Stones
- 出版社/メーカー: Virgin
- 発売日: 1999/10/05
- メディア: LP Record
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