80th. ACADEMY AWARDS [映画(洋画)]
脚本家組合のストで、一時期は授賞式の開催も危ぶまれた今年のアカデミー賞の授賞式。が、無事に行われて、各賞の受賞作品が発表されました。主要6部門の結果は下記の通りでした。また、ノミネート作品や他部門の受賞作品についてはこちらにデータを記しています。(第1回からのデータがあります。ここをクリックして下さい。)
<作品賞>ノーカントリー
<主演男優賞>ダニエル・デイ=ルイス(ゼア・ウィル・ビー・ブラッド)
<主演女優賞>マリオン・コティヤール(エディット・ピアフ~愛の讃歌~)
<助演男優賞>ハビエル・バルデム(ノーカントリー)
<助演女優賞>ティルダ・スウィントン(フィクサー)
<監督賞>ジョエル・コーエン&イーサン・コーエン(ノーカントリー)
WOWOWの放送でも言っていたことだが、例年以上にアカデミー賞の歴史を振り返るところが充実していたことが今年の特徴でもあった。何かあれば過去の歴史を振り返っていて、その度に、これって本当に授賞式なの?歴史を振り返る特番ではないの?と思いました。(それだけをパッケージ・ソフトにして発売しても、かなり売れるものと思われる。兎に角、貴重なフィルムが次々と出てきました。)
これは脚本家組合のストによって開催が危ぶまれていた影響で、ストが続いていた場合に備えていたためと予想できるが、アカデミー協会も用意周到ですね。授賞式は放送ソフトとしても巨額なお金が動くため、式典が中止になったら損失も莫大になるだけに、商魂のたくましさも感じたところでしたけど...
毎年2月になると、必ず「アカデミー賞特集」ということで、過去の受賞作品が次々とテレビで放送されているが、毎年ほぼ同じ顔ぶれが放送されていることもあって、うんざり気味でもあったが、今回の式典で流れたものを再編集すれば、貴重な資料にもなるだけに、是非、パッケージ・ソフトとしてリリースして貰いたい所です。しかも、今年は80回という一つの区切りでもありますからね。(アカデミー協会も考えているでしょうが...)
オスカーの行方については、下馬評通りに順当だったものと、予想を覆す結果となったものがあって、ガチガチの本命作品が多数部門に渡って独占するという一番面白くないものにはならなかったのは、楽しく見ることが出来る所でした。
主要6部門の結果は「ノーカントリー」3部門受賞ということになったが、作品賞と監督賞が同じ作品が受賞するということはごく普通のことである。色々と言われたが、やはり「ノーカントリー」が頭一つ抜けていたということでしょうね。一方、主演/助演女優賞は共に予想外だったが、主要6部門だけでも、本命と予想外が受賞したという今回のアカデミー賞を象徴していましたね。
日本人関係がノミネートされていて、話題になった外国語映画賞も、まあ予想した通りの結果だったが、日本のマスコミの持ち上げ方のバカ騒ぎだけは面白い所でした。
毎年、授賞式は長時間になるが、今年も長いのは長かったが、貴重な歴史を振り返るフィルムが見られたというのは良かった所でした。
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ゼア・ウィル・ビー・ブラッド (ダニエル・デイ=ルイス主演)
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