ケータイ刑事銭形海35話(3rd.9話・感想)+36話(3rd.10話)予告 [ケータイ刑事]
一応、パターンは「零の悪夢」と「雷の悪夢」を参考にしているが、お約束の相棒を逮捕するという結末は踏襲していたが、それ以外の「悪夢」は今ひとつという感じでした。
まあ、佐藤二朗さんはそれなりに笑わせてくれたが、やっぱり「悪夢」シリーズはジローさんの脚本にするべきだと感じました。
展開は「雷の悪夢」をベースにした構成としていて、海ちゃんが寝ている所から始まり、ヘミングウェイの『老人と海』の本があるというように、細かい所にまで気を配っているのだが、今ひとつ乗り切れていない。ここまで海ちゃんのキャラが何度もぶれていて、真面目な海ちゃんと、壊れた(弾けた)海ちゃんが入り交じっていて、完全に崩れていない海ちゃんだけに、今回の海ちゃんは「真面目」という性格が出て、これが海ちゃんらしいといえばらしいのだが、「悪夢」シリーズではこれが災いしてしまって、ちょっと空回りしてしまったと言ったところですね。兎に角、「零の悪夢」のあの前衛な所、「雷の悪夢」のベタな所が影を潜めてしまい、物語もスケールダウンしてしまったのが残念でした。
今回もニセ海になったジローさん。「雷の悪夢」の時に林和義さんのニセ雷がヒゲが濃かったことを引っ張って、濃いヒゲのニセ海だったというのは面白い所でした。やっぱりジローさんのパワーは桁違いですね。ノリノリで楽しんでました。→柴田二朗として3代目鑑識としてレギュラーというのも良いかもしれない。
そのニセ海の「神奈川沖浪裏」からのストラップ投げで、しっかりとネタをやってくれる所は、やっぱりジローさんですね。また、ジローさんの歌う主題歌というのもなかなか面白いものでした。→サントラ盤がリリースされたら、ジローさんの歌うバージョンもしっかりと収録して貰いたい所です。
「2nd.」からはOP主題歌の所に毎回登場している諏訪太朗さんが、1st.の舞台編以来となる「海」への登場となり、色々と見せてくれたが、「ケータイ刑事諏訪太朗」は、ある意味では「イエデン刑事小銭形パイ」と渡り合えたキャラになったかもしれませんね。あっさりと死んでしまったのが残念な所でした。→こうなると、次はクイーン・宝積さんの「クイーン刑事」というのも見てみたい...
歌の方は、やっぱり松崎さんということで、『愛のメモリー』をたっぷりと聴かせてくれたが、これはまあ予想とた通りでした。で、歌に関しては海ちゃんの歌よりもこっちがメインになってしまい、海ちゃんが「正にやりたい放題」と言っていたが、海ちゃんが「やられ過ぎ」だったというのが正直に思った所でした。
次回は、3rd.10話(通算では36話)の「シリーズ最後の舞台!!ついに公開!後悔しないよ!死の航海! ~超豪華客船キングアンドリウⅡ世号殺人事件 ~事件編」(それにしても、実に長~いタイトルですね...)つい先日の舞台が3回に渡って放送されるが、その第1回ということになる。(それにしても、全39話の「銭形海」だが、舞台関係だけで9話になっちゃうので、普通の物語は30本になっちゃうというのは、ちょっと寂しく感じたりもするところでもある。)で、「舞台」が終わったら「さらば松山刑事」ということで、最終回になっちゃうのですよね... 次回予告は海ちゃん、松山さん、柴田さんのトリオが揃ってのものであったが、サブタイトルが余りにも長すぎるので、これを言うだけでもかなりの時間がかかっていて...→15秒バージョンだったらサブタイトルを言うだけで半分以上となるだけに、15秒バージョンの次回予告を見たい所です。火曜日にUPする方にもう少し詳しく記すことにします。
鑑識メモの方は、やはり「雷の悪夢」の時のパターンを踏襲していたが、こうなるだろうというのはある程度予想できていただけに、「やっぱりか」という感じでした。
今回の物語は、エース・KJ脚本ということもあって、どれだけぶっ飛んだ物語になるのか期待していたのだが、期待が大きすぎたこともあるが、期待の7掛けだったということで、今ひとつでした。(だからと言って、面白くないというものでもなく、それなりに楽しめるものではある。)結局、「悪夢シリーズ」はジローさんに脚本を書いてもらうべきだと感じました。
そして、3月になったということで、月が変わったので、海ちゃんCM(インフォマーシャル)の復活を期待したが、それもあえなく散ってしまいました。その後のCM後の「うさもち」までの15秒間のCMは「東京少女・セピア編~疾走少女」の15秒版の予告でしたが、「入れ替わり少女」と「古都少女」も15秒版の予告はやっぱり流れるでしょうね。
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↓零/雷の悪夢はこれに収録されています。
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