東京少女・山下リオ#1「初恋ダッシュ。」 [ドラマ]
タイトルこそ「東京少女」であるが、「68FILMS」の時の東京少女と比べると、初めて時間が20分を越える物語になったということで、雰囲気は「恋する日曜日」のような所があり、またライト・コメディという所もあった物語でした。また、「恋日・3rd.」の山下リオ主演の「お引越し」に近い雰囲気もありました。(まあ、そういう予感はしていましたけど...)
OPは25秒ということで、ドラマ本編の時間は25分35秒。次回予告とBS-iドラマ倶楽部からのお知らせがくっついて、本編は26分45秒というのも同じでした。そのOPは山下リオが様々な表情を見せていたが、一応4本は同じものが使われて、月が変わって主演が変わったら変わると言うことですね。派手さはないが、明るい感じが出ていて、上手く纏まっているOPでした。
ところで『イケナイ恋』が主題歌のように使われていたが、この曲は山下リオのテーマ曲になっているのですね。「セピア編」でも「麻婆少女」だけでの使用でしたし、今回もと言うことになったのですから...
今回の物語は「初恋ダッシュ。」という物語で、東京に出てきた女子高生の物語である。が、まさかこんな所で「神無島(かんなじま)」の名前を耳にするとは思いませんでした。→神無島と言えば、「愛・26話」で五代さんが赴任していった島であり、五代さんの後を追って、愛ちゃんが神無島署署長として赴任していったあの島です。でも、神無島って警視庁の管轄であるため、東京都だと思っていたのですけど、徳島県だったなんて... いや、同じ名前の別の島ということも考えられますね...
で、物語の方は「ケータイ刑事」のようにではなく、「恋日・3rd.」の時のように、簡易バージョンということにしておきます。(増補版とするとしたら、MBSのON AIRに会わせた時にしますが、全作記すかは分かりませんが...)
私立東京聖稜学園高校り入学式に、バッチリメイク、派手な髪型、ルーズソックス、ネイルや数多くのアクセサリーを身につけた女子高生・渡邉リオ(わたなべ・りお)がやってきた。彼女は男子トイレでメイクを直していたら(睫毛の手入れをしていました)「ここ、男子便所なんだけど...」と声を掛けられる。で、飛び出して男子トイレであることを確認していると「こら!お前!」と先生から派手な格好のことを注意される始末。リオは東京の高校に行きたくて、わざと地元の高校を落ちていた。(試験の答案を白紙で出した。)で、両親に黙って徳島(神無島)から上京して、朝子おばさん(母の妹)のマンションに転がり込んでいた。東京に強い憧れを持っていたリオは、雑誌で研究に研究を重ねて、東京に関する知識を得ていたのだった。(「完全に雑誌に欺されているね」と朝子おばさんの言う通りです。)で、雑誌の格好で登校したのだった。で、「絶対東京のギャルになる」と燃えていた。
翌日、クラスメイトの足立千尋(あだち・ちひろ)と仲良なるが、昨日男子トイレでメイクを直している所を見られた神田篤志(かんだ・あつし)には「もう男子トイレで立ちションするなよ」とからかわれる。すると神田の所に行ったリオはパンチを一発入れるのだった。
徳島から上京してきたことをひたすら隠すリオ。千尋がプレイボーイのマークの靴下を履いていたら、「ウサギのマークが付いていたらいいんじゃろう」ということで、その日帰宅すると、自分で付けていた。翌日「そのマーク、変じゃない?」と千尋に言われると「新作なんだって...」と言っていた。
千尋に誘われて、クラスメートの神田たちも一緒に原宿に行くことになったリオ。一人出崎に原宿に行くと「これが噂の原宿」と言って、お上りさん状態になって、携帯で原宿にいる自分の写真を撮りまくっていた。クレープ片手に自分の写真を撮っていると、突然神田とぶつかったリオ。神田はリオの行動をしっかりと見ていた。そんな所に千尋がやってきて、待ち合わせ場所に行った。
カフェに入った一同。リオは「ここが噂のカフェ」と呟いていた。(が、相変わらずキョロキョロしていて、やっぱりお上りさん状態になっていた。)そんなリオは疲れたことから「ああ、せこ...」、と漏らした。これに「何がせこいの?」と千尋。で、思わず出た方言に「別に」と誤魔化し、トイレへと席を外した。トイレから出てきたリオの前に神田が腕組みしていて「せこいって、疲れたって意味だよな、徳島弁で」と言うと「お前さぁ、覚えてない、俺?」と尋ねた。(ここでAパート終了。経過時間は11分に少し足りない所だったので、Bパートは15分強になります。)
神田はリオが神無島の小学校に通っていたことを語った。彼は3年の2学期に東京から転校してきて、冬休みか終わったらまた東京の学校に転校していった成瀨だった。(苗字が神田というのは、親が離婚したためで、神田は母方の苗字だった。)で、徳島出身と言うことを隠していることがばれてしまった。で、「あんた、ばらしたら殺すけんね」とリオ。これに「黙ってやってもいいけど、条件がある」と神田は「携帯の番号教えて」
それから神田はリオに自分の宿題をやらせたり、剣道部の先輩の胴衣の洗濯を押しつけたり、掃除当番を押しつけたりして、完全に神田の召使いにされてしまったリオ。千尋から放課後、クラブに行かない?と誘われて「行く行く」と言ったが、神田に呼び出されて、入院した剣道部の先輩のお見舞いの千羽鶴作りをさせられることになる。ブツクサと文句を言いながら鶴を折っているのかと思ったら、鶴の折り方が分からず、飛行機を折っていた。で、神田に教えて貰う。そして青い折り紙でリオは鶴を折った。その鶴を少し細工した神田。尻尾の部分を足のように改造して、リオに「あげる」と言うと「何これ?気持ち悪い」とリオ。神田は「怪鳥ツルゴン」と言うと、島のニワトリは日頃そんな格好で喧嘩していなかった、と語り、それからリオに東京が良い理由を尋ねた。リオは東京には何でもあり、地方とは不公平だと答えるが、神田は東京はどこもかしこも作り物で人が多く、自然に囲まれた島の方が良いと言い「くだらない嘘をついてまで見栄張る価値無い」とリオに告げる。これに「うちの東京コンプレックスはあんたのせいで...」と反論する。「ガキの言うことだろう。いつまでも根に持ってんじゃねえぞ」と返す神田に、「どうせうちは田舎者じゃし、ばらしたければばらしゃいいだろう」と怒って帰っていった。
そんなリオは島での神田(成瀨)とのことを思い出していた。で、おばさんのマンションに帰ったリオは神田がばらすと思っていて「うちは明日から笑いものじゃ。もうあの学校にはおれん」と言っていた。これに朝子おばさんが語って聴かせてくれる。そんな所に神田からの着信が入り、再び学校に行くリオ。
時刻は夕方6時前。教室に一人いる神田。リオは携帯を掛けて神田が電話に出る。「アンタの顔みたくないし」と言うリオだったが、神田が「お前の住んでた島好きだったよ」と言うと、あの時の事情を話し始める。で、あの時、リオがくれた宝物の貝殻を投げ捨ててしまったことを誤る。これにリオは「許してやってもいいけど、条件がある」と言う。神田は「宿題でも掃除当番でも...」と言うが「そんなことじゃない。今のうちの宝物当てたら許したる」とリオ。今のリオの宝物は、神田が折ったツルゴンでした。
幼い時の出来事がトラウマになっていて、憧れの東京に出てきた女子高生が、そのトラウマになった相手と偶然再会して、雪解けになっていくというのは、ちょっと都合が良すぎる再会と言えなくもないが、こういう縁があるのは赤い糸で繋がっている可能性がありますね。そう思ったら、「恋日」が持っている「見終わった後でちょっぴり幸せな気持ちになるラブストーリー」ということで、いい感じの物語でした。
が、これでは「東京少女・山下リオ」と題さなくて「恋日・4th.」としても問題はない。「東京少女・山下リオ」にしたからには次回の物語がポイントになります。主演は同じであるが、設定も演じる役も違うものになります。次回の物語は「私が欲しいもの」という物語です。久しぶりに再会した女友達との間で繰り広げられる物語であるが、次回予告では、スーパーに買い物に行っている所があったが、「恋日・2nd. ~僕の森」を思い出しました。(そういう物語にはならないでしょうが...)尚、公式HPが更新されたら、次回についてのみ、後から追記するかもしれません。
「ケータイ刑事」がベースではなく、「恋日」がベースの作品であるため、次回予告の後は「BS-iドラマ倶楽部」からのお知らせということで、マヤヤの語りでのお知らせ(15秒)となる。映像と音楽は変わっているが、マヤヤの言っていることは「恋日・3rd.」の時と全く同じですね。(尚、この部分はBS-iの再放送や地上波放送ではカットされて流れないでしょうが...)
一応、インフォマーシャルが無いかと期待したが、やっぱり無かったですね。一月単位で主演が変わっていくので、CMとしたら毎月1本ずつということになるので、ひょっとしたらということを期待したのだが、一月ごとに変わるのだったら、わざわざ製作しなくてもいいだろう、という考えも出来、こっちの方が勝ったと言うことなんでしょうね。
ところで、プレゼントのアンケートについてどうなっていたかを記しておくことにする。「土曜23時ドラマ枠で好きな番組は何ですか?」という質問の選択肢がどうなっていたかと言うと、今回は「ケータイ刑事シリーズ」「恋する日曜日シリーズ」「両方とも好き」「どちらでもない」の4つの選択肢になっていて、変わっていなかったですね。この質問が無くなるか、そのままのどちらかになると思っていたが、そのままというのは... 今後、突然変わるかも知れませんが...→「銭形雷」「恋日・ニュータイプ」「銭形海」の時にそれぞれ1回ずつ、合計3回当選しているが、筆者は今後も応募をし続けます。
↓これらに似た雰囲気の物語がありました。
5回で折れる!遊べる折り紙―ずれちゃってもかわいく仕上がるかんたん折り紙全98作品
- 作者: 築地制作所
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2006/01
- メディア: 単行本
キャラクターいっぱいのおりがみ44てん (ブティック・ムック―折り紙 (no.594))
- 作者: 金杉 登喜子
- 出版社/メーカー: ブティック社
- 発売日: 2006/08
- メディア: 単行本
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