ケータイ刑事銭形海2話[裏ネタ編] [ケータイ刑事]
今回は、第2話「波間の焼死体! ~海のレストラン殺人事件」という物語についての「裏ネタ編」です。エース・KJは前後編となる「文化祭」を含めて12本の物語で脚本を書いているが、その1本目となる物語であり、「エース」という称号を与えるのに相応しい傑作である。今回は高村さんが食べたかった「かき氷」について、更に海ちゃんにと何度も言った「宇治金時」について、劇中で海ちゃんが説明してくれた「壊死(えし)」について、記すことにします。
尚、BS-iの本放送の時に記した長文&ネタバレあり版は「ここをクリック」してご覧下さい。(放送直後に記した感想版もここを経由してください。)
「かき氷」:漢字では「欠氷」と記す。氷を削って雪状にしたり、砕いて細かくしたものに、シロップなどをかけた氷菓子である。(言葉で説明すると、随分と大袈裟なものになりますけど...)夏を代表するお菓子の一つである。(そのため「かき氷」は夏の季語にもなっている。)
歴史は古く、平安時代の清少納言の「枕草子」に出てくるように、古くから存在していたことが分かる。但し、当時は冷凍技術が無かったため、冬の間に出来た天然の氷を使って作っていた。
昔は「氷」が簡単に得られないと言うこともあって、夏のお菓子としたら贅沢品であったが、昭和の時代になってから簡単に氷が得られるようになり、一般的に広く広がった。
代表的なシロップは、赤色の「いちご」、緑の「メロン」、黄色の「レモン」、青色の「ブルーハワイ」(ブルー・キュラソーやパイナップル、レモンなどのミックス)、白色の「練乳」や「カルピス」などがある。当然、それ以外のものもあり得る。(同じ色でも違ったものもありますし、更に違う色のものもある。)最近では、珈琲(茶色/珈琲色)などもかき氷では珍しくない。また、1つだけでなく複数の異なるシロップをかけた「レインボー」と呼ばれるものもある。→色の方も楽しむことが出来るお菓子でもある。
「かき氷」のことを「夏氷(なつごおり)」とも言うということで、この語呂から7/25が「夏氷の日」となっている。(色々と調べたら、1年365日、いや、2/29を含めて366日の全てに「○○の日」というのがあります。)
「宇治金時」:かき氷の一つで、シロップとして、抹茶に砂糖と水を加えたものを使ったものであり、氷の脇に、砂糖で煮た小豆を添えているのが一般的である。(これによって、氷の「白」抹茶の「緑」、小豆の「小豆色」の3色のコントラストが綺麗である。)
尚、劇中で高村さんが言ったように、「金時」とはサツマイモの一品種である。また、「インゲン豆」にも「金時」という品種がある。(種子が赤い。)しかし、「宇治金時」の「金時」はサツマイモではなくて「小豆」のことである。(これも劇中で海ちゃんが言った通りです。)ちなみに「宇治」は「抹茶」を意味している。
「壊死(えし)」:生体の一部の組織細胞が死ぬことである。原因は色んな場合があるが、例えば、冷、熱、毒物、外傷、ウイルス感染などによって起こる。(凍傷や火傷も程度に寄ったらこれに該当する。)また、血流障害によっても起こる。(梗塞はこれに該当する。)
一般的に言われている「死」と違うのは、体の一部分の細胞が死滅するだけであって、その生体全てが死んでしまうのではない。そのため、身体の免疫機能が働いて、壊死した部分の細胞は正常な細胞によって補充されていき、最終的には取り除かれることになる。
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- 出版社/メーカー: ホーム社
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↓「壊死」の一事例として
現代外科学大系〈7〉壊死・壊疽・炎症・感染症・中毒 (1969年)
- 作者: 石川 浩一
- 出版社/メーカー: 中山書店
- 発売日: 1969
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