ANGELA BOFILL『ANGIE』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1978年に発表された彼女の1st.アルバムである。世界的なディスコ・ブームはソウル系のブラック・アーティストたちに脚光が当たったということもあって、そういうアーティストたちが次々と飛び出してきたが、ソウルフルな彼女のボーカルは、実力派のシンガーという所を感じさせてくれるものであった。安定したボーカルは安心して聴くことが出来、じっくりと聴き込みたくなる。また、フュージョンを意識した音作りも、当時としたら新鮮なものがあった。
収録曲は以下の全8曲である。『Under The Moon And Over The Sky』『This Time I'll Be Sweeter』『Baby, I Need Your Love』『Rough Times』『Only Thing I Would Wish For』『Summer Days』『Share Your Love』『Children Of The World United』。
この中からシングル・カットされたのは『This Time I'll Be Sweeter』であって、Billboardのシングル・チャートで最高位104位を記録している。
本アルバムからの筆者のお薦め曲は、シングル・カットされた『This Time I'll Be Sweeter』と、リード・トラックの『Under The Moon And Over The Sky』、じっくりと聴かせてくれる『Baby, I Need Your Love』『Only Thing I Would Wish For』という所をピックアップしておく。
彼女の歌声は、実にソウルフルであって、心を揺さぶってくれる。そこにストリングスの綺麗なメロディが流れてくると、これが妙にマッチしていて、ブランデー・グラスを片手に聴きたくなってくる。(お洒落にワイン・グラスというのも良いかも...)後のアルバムも良いが、彼女のボーカルを堪能するのなら、しっかりと聴いておきたいアルバムである。
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