ケータイ刑事銭形海8話[裏ネタ編] [ケータイ刑事]
今回から4回に渡って「夏舞台」の「BS初! ついに舞台だ! ~超豪華!演劇者殺人事件」と言うことになるが、こうなると「裏ネタ編」で何を述べるのかは非常に難しくなる。今回は「事件編」ということで、事件が起こるという内容であり、ネタの方もたっぷりと散りばめられている。後のことも考えて、今回は事件の被害者となる演劇者たち(野口秀樹、四谷幸喜、しじみ慶太、鯨井唐十郎)の元ネタとなる「野田秀樹」「三谷幸喜」「浅利慶太」「唐十郎」について述べることにする。(一部は今回の8話では「?」となるものもありますが...)
尚、BS-iの本放送の時に記した長文&ネタバレあり版は「ここをクリック」してご覧下さい。(放送直後に記した感想版もここを経由してください。)
「野田秀樹」:1955年生まれ。1976年に劇団・夢の遊民社(劇中に出てきた「夢のムーミン社」というのは、言うまでもなくこのパロディである。)を旗揚げし、重層的なストーリーと巧みな言葉遊びを取り入れた台詞回し、ダイナミックな舞台が評判となって人気を得た劇団である。1992年に解散している。主な作品に「半神」「贋作・桜の森の満開の下」「三代目、りちゃあど」「ゼンダ城の虜 苔むす僕らが嬰児の夜」などがある。
1993年、演劇企画制作会社・野田地図(NODA MAP)を設立し、劇団の枠に捕らわれない俳優を集め、上演するプロデュース公演の先駆けとなり、小スペース、少人数による公演に積極的に取り組んでいる。
「三谷幸喜」:1961年生まれ。1983年に「東京サンシャインボーイズ」(劇中に名前が出てきた「池袋サンシャインボーズ」というのは、言うまでもなくこのパロディである。)を旗揚げした。彼の感性による独特の演出で人気を得るが、1994年に「東京サンシャインボーイズの罠」を最後に30年間の充電期間に突入した。(「解散」ではなく、「充電期間」である。2024年に復活公演が予定されている。)
劇団の活動だけでなく、放送作家としても活動をしていて、TVのバラエティ番組の構成や、「古畑任三郎」の脚本を執筆している。
1997年には「ラヂオの時間」で映画監督としてもデビューし、その後も映画監督として、更に脚本家として活動している。
「浅利慶太」:1933年生まれ。1953年、劇団四季の創設者の一人として劇団四季を旗揚げ。1967年には劇団四季がプロ化した。1979年の「コーラスライン」がきっかけとなり、ミュージカル作品忠信の劇団となり、専用劇場を持ってロングラン公演という、現在のスタイルが確立。
「コーラスライン」「CATS」「オペラ座の怪人」などのビッグ・ヒットは余りにも有名である。
演出家としても活動しているが、それよりも劇団四季の運営・管理のマネージメントの方でも能力を発揮し、学生の同人劇団という感じだった劇団四季を日本を代表するビッグな劇団に育て上げた手腕は高く評価されている。
「唐十郎」:1940年生まれ。1963年に劇団・シチュエーションの会の旗揚げに参加する。(翌年、状況劇場に名称変更。)作家、演出家、俳優として活動し、1969年の新宿西口事件(東京都の中止命令を無視して新宿西口公園でゲリラ的に紅テントを建て、機動隊に囲まれながらも「腰巻お仙・振袖火事の巻」を最後まで上演する。終了後、都市公園法違反容疑で現行犯逮捕される。)1988年の解散まで、アングラ演劇の旗手の一人として活躍。1988年に状況劇場を解散し、劇団唐組を旗揚げする。
主な作品としては「少女仮面」「吸血姫」「蛇姫様」などがある。
また、1983年には「佐川君からの手紙」で芥川賞を受賞している。また、大鶴義丹は息子であり、俳優として、そして小説家として活動しているところは、やはり父親譲りといったところである。
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