「ZAPPED!」 [映画(洋画)]
表題の作品は1982年のコメディ/パロディ映画「超能力学園Z」である。日本ではこのジャンルの作品の扱いは低く、キワモノ扱いとされるが、アメリカでは古くから得意とするジャンルである。何も考えずに笑って楽しむことの出来る作品であり、こういう作品があるからこそ、映画は楽しいのですけどね...(特に、パロディに関しては日本の映画文化の低さを感じる所である。→元ネタとなる作品を知らなさすぎるという見る側の問題点もありますが...)また、本作から7年後には続編が制作されているが、続編の方は日本では劇場未公開である。
作品データを記しておくと、時間は98分、監督はロバート・J・ローゼンタール、脚本はロバート・J・ローゼンタールとブルース・ルービンの2人、撮影はダニエル・パール、音楽はチャールズ・フォックスである。そして出演は、スコット・バイオ、ウィリー・エイムス、フェリス・シャクター、ヘザー・トーマス、ロバート・マンダン、グレッグ・ブラッドフォード、スキャットマン・クローザース、スー・アン・ランドン、ロジャー・ボーウェン、マリア・スモール、ヒラリー・ビーン、たちである。
頭は良いが内気な高校生のバーニーは、ある日学校の化学実験室で、ちょっとしたことから超能力を身につけてしまう。それから巻き起こる珍騒動が描かれている。また、劇中に出てくるのは、恋愛、野球の試合、プロムなど、高校生の青春映画らしい要素ばかりである。これにオッパイをポロッと出すこととドタバタ・コメディで進んで行く。
本作が1982年の作品ということで、本作に登場するパロディの元ネタは'70'sの映画が中心である。「スター・トレック」「タクシー・ドライバー」「キャリー」「アニマル・ハウス」などの映画のパロディは簡単に分かるでしょう。特撮に関してもSF作品ではないこともあって、実に陳腐なものであるが、これが逆にツッコミ所満載と言うことになり、こういう作品では逆に楽しめるポイントとなっている。
映画マニアにしたら、どれだけの映画ネタが出てくるのかを探すという楽しみ方が出来るのは言うまでもない、が、そういうことを忘れて、兎に角何も考えずに笑って楽しむことが出来る作品であるので、落ち込んでいる時などに見るのがよろしいかと...
↓続編はこちら
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