篤姫#23 [ドラマ]
来年の大河ドラマの主要キャストの発表と、再来年の大河ドラマの作品が発表されたが、こちらは相変わらず大河ドラマらしくない雰囲気で、マイペースを貫いて進んで行きます。時代は幕末の動乱期であり、この時代を描いたドラマでも、本作のようにのんびりとしたドラマが見られるなんて、全く思っていないことでした。そして今回は、夫婦である家定と篤姫だが、なんか恋人同士のような雰囲気を持った青春ドラマのようになっていました。(一応、少し変化があったということになるが、こういう形になるとは...)
「今週の目玉!」はも何と言っても「五つ並べ」でした。それにしても、囲碁が五つ並べという形になってまたも出てくるなんて、しかも家定がそれにハマっているというのは実に面白い所でした。今思えば、篤姫と尚五郎とが、しつこいまでの囲碁の対戦が描かれていたが、これは大奥編になると「囲碁」が「五つ並べ」に変わるということの伏線だったんですね。
篤姫と家定は恋人同士のような関係になるが、やはり幾島は幾島で存在感抜群で、斉彬の密命を遂行しようとする。途中で、篤姫に「近う寄れ」と言われた所はコントになったが、やっぱり笑いのツボも用意してあるというのは楽しくなります。また、篤姫と幾島の関係も、なんか愛ちゃんと五代さんの関係のように、普段は上司と部下ということを感じさせないが、ここぞと言う時には上長だということを見せつけた愛ちゃんと同様に、篤姫も幾島の上司というようなことを見せるのは面白い所です。(御台様とお付きの老女ということで、特に斉明の密命に関して動いている時は、上長と部下という関係を匂わせてくれます。)
会ったこともないのに、どうして将軍に推すのかと問われた篤姫は、慶喜と会うことにした。が、覇気が感じられなかった篤姫。しかし、滝山がその様子をチェックしていることまでは篤姫は分かっていない様子でしたね。一方、慶喜はそういう動きまで知った上での振る舞いのように見えました。
が、一方だけ会うのはおかしいということで、慶福にも会うことにした篤姫。(容疑者は全て対等に扱え、ということですかね、愛ちゃん風に言えば...)で、その時の慶福の言動、更には傷んでいた菓子の対処の的確さに感服した篤姫。(斉彬の密命がなかったら、御台様でなかったら、一気に恋愛モードに突入しそうな目をしてました。)
一応、どうでも良いようなサイドストーリーで、尚五郎のダメ亭主ぶりとお近の存在感を見せる一幕があったが、またも同じことで悩んでいる尚五郎。ちょっとしつこ過ぎると思いますが...
もう一つは、本寿院を中心とした井戸端会議の情報屋の滝山が、篤姫と幾島が慶喜を推していると知った所でした。篤姫のことを息子の嫁としてお世継ぎをと考える本寿院にしたら、ど迫力の噴火ということになりました。→マリバロンとしたら、「裏切り者は処刑だ」ということで絶対に許せないのでしょう。ということで、形の上では嫁いびりということで、掌を返したように篤姫に対していくということで、またまた面白くなりそうです。
次回は、「怒りのマリバロンVS銭形愛」と「家定VS篤姫の五つ並べ」という2つの対決が軸となりそうな感じです。(→どう見ても、幕末を舞台にした歴史ドラマではないですね...)
NHK大河ドラマ・ストーリー 篤姫 前編 (NHK大河ドラマ・ストーリー)
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