CREAM『FRESH CREAM』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1966年に発表された彼らの1st.アルバムである。3ピース・バンドで、E.クラプトンが在籍していたということで、今では伝説のバンドとなっているCREAM。その1st.アルバムということで、彼らのサウンドを聴くのであれば、聴いておかなければならないアルバムである。(と言っても、彼らの神髄はライヴである。本アルバムはどういう曲であるのかを知るために聴く、ということになるのでしょうね...)
チャート成績を記しておくと、本アルバムはイギリスでは最高位6位を記録し、アメリカではBillboardで最高位39位を記録している。が、アメリカで凄いのは、本アルバムは1966年12月の発売であるにも関わらず、1968年の年間アルバム・チャートの32位にランクインしていることである。発売時期から、ぬ世大年の年間チャートに入るのは無理であるが、1967年はTOP 100にランクインしていないのに、その翌年に上昇してランクインしているのは凄いことである。しかも、最高位かせ辛うじてTOP 40内に入ったところなのに、年間チャートの順位の方が上ということが偉業である。(それだけ長期にわたってのヒットになったということです。)
収録曲は以下の全11曲である。『I Feel Free』『N.S.U.』『Sleepy Time Time』『Dreaming』『Sweet Wine』『Spoonful』『Cat's Squirrel』『Four Until Late』『Rollin' And Tumblin'』『I'm So Glad』『Toad』。
この中からシングル・カットされたのは『I Feel Free』である。イギリスでは最高位11位を記録している。(が、彼らの場合はアルバムとかシングルではなくてライヴであるだけに、シングルのチャート成績は全く気にする必要は無いでしょうね。)
本アルバムからの筆者のお薦め曲は、『I Feel Free』『N.S.U.』『Sweet Wine』『I'm So Glad』『Toad』というところをピックアップしておくが、いずれの曲もがお馴染みの曲であり、ライヴ盤に収録されているものと聴き比べをすることをお薦めしたい。
CREAMのオリジナル・アルバムは本アルバムを含めて4枚、ライヴ・アルバムは再結成後の1枚を含めても3枚ということで、数は少ないが、内容はいずれもが充実したものである。本アルバムはそんな中でも彼らの原点であり、これを聴かない訳にはいかない。たっぷりと彼らのサウンドを堪能しましょう!
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