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東京少女・岡本杏理#3「私の唇バニラ味」 [ドラマ]

今回の物語はコメディ編。とは言ってもドタバタ・コメディではなく、コメディ・タッチの物語でした。が、色々と問題のある物語でもありました。まずは、「食べ物を大事にしない」というのは頂けないところである。(これに関しては、筆者は敏感に反応します。ただ、児童層をメイン・ターゲットにした番組ではないので、一応許容範囲ではある。(児童層をターゲットとした番組だったら、存在価値は全くなく、同時に政策関係者の倫理観にも疑問を持つだけである。)とはいっても、例え内容があっても、面白い物語であっても、大きなマイナス点となることは変わらない。)たかがアイス、されどアイスである。が、アイスも立派な食べ物である。それを無下にするのは大問題である。

もう1つは、取って付けたような最後の杏理の一言「東京少女やねんもん」という台詞。これまでも「東京少女」というタイトルであるにも関わらず、「東京」という意味が置き去りにされてきた物語が多かったが、これを忘れていないとアピールしようというだけで、逆に浮いてしまっただけでした。(これは今回の「東京少女」の企画が、「東京」ということではなく、ヒロインが異なる4つの役を演じる、ということが前面に出たことによって等閑になってしまった部分である。→企画段階の詰めが甘い所であり、今後に対する大きな課題である。)

そんな中、今回の物語では、久しぶりとなる小山田サユリさんが、この放送枠では「恋日・ニュータイプ」の12話以来となる出演が、マイナス・ポイントの穴埋めの役割を果たしてくれたが、トータルではマイナス点が大きすぎて...

ということなので、今回の物語については簡単にまとめてしまいます。

渋谷の町中で、双眼鏡を手にして、アイスを手にしている人を観察している山田杏理。一方、減量中で売れない終わりかけのモデルであるサユリは彼氏・トオルが手にしているを叩き落として口論していた。そんな所にやってきた杏理。は、怒って立ち去ろうとしたサユリとぶつかり、手にしていたアイスを落としてしまった。で、杏理は泣き出してしまい、それを目にしたトオルが杏理とサユリの間に入り、お詫びのために喫茶店に行った。

頭を下げて謝るトオルはアイス・パフェをご馳走しようとするが、杏理はそれを拒否。それに腹を立てるサユリ。杏理は同じアイスでないとダメと言い、トオルはそれを了承するが、アイスの話に嫌気が差したサユリは「走ってくる」と言って飛び出して行った。

そのサユリは人気のない工場にやってくると、その中にアイス屋さんの車を発見、声を掛け、色々とイチャモンをつけ始める。一方、おじさんはアイスをサユリに食べさせようとする。

一方、杏理とトオルは暫く話をしていてから、杏理がアイス屋さんに連れて行く。で、やってきたのは工場であり、杏理は「よかったら」と言ってトオルにも勧めていた。(ここで親子だという予感が...)

言葉の綾を利用してサユリの口にアイスを入れたおじさん。それからサユリは至福に包まれていた。そこにトオルと杏理がやってきた。で、目でおじさんと杏理は目で合図を送っていた。(ここで親子だと確信しました。)(Aパートが13分強で終了、Bパートは13分弱です。)

サユリは突然踊り出し、トオルも一緒に踊り出す。そんな中、サユリを腹痛が襲い、トイレを尋ねるサユリ。その場所を説明する杏理。で、サユリはトイレに向かった。

トオルはここのアイスを疑い始め、杏理は何とか2個買って貰おうとする。「押し売り」と言うトオルだったが、杏理の言葉に負けて2つ買おうとする。が、杏理とおじさんの様子から、2人はグルだという疑いを持ち、帰って行こうとする。ここでおじさんと杏理の会話から、2人が親子だと分かり、身の上話を聞かされたトオルは10個買った。

1個を杏理にというトオルだったが「私、アイス食べれない」と杏理。で、「ふざけるな」と言って投げつけたトオル。(これで4個目。こんなにも食べ物を無駄にするのは...)これにおじさんは事情を語り出す。(母親が出て行ったこと、それからアイスが食べられなくなった杏理、母を捜すためのアイス屋だった。)

それからアイスを口に運んだトオルは「美味しい」と言い、杏理に「俺に出来ることがあったら協力するから」と協力を口にするトオル。そこにサユリが戻って来た。

で、サユリはモデルを引退し、アイス屋を手伝うことになり、杏理はミス・アイスグランプリに出場し、優勝した。そしてトオルは杏理のマネージャーになったのだった。(『ひとりぼっちのランナウェイ』が流れ、エンドロールが流れる。)

店の片付けをしているおとうさんと杏理。お父さんが「ところで杏理、何でお前、東京弁しゃべるんや?」と問う。これに杏理は「だって、うち、東京少女やねんもん」と答えた。

次回の物語は、岡本杏理の4話目であるが、今月は5回の土曜があるため、5つにしないため、前後編の物語となる「旅の途中」の前編です。(5月の水沢エレナも1&2話が前後編でした。)「東京少女・岡本杏理」では、親と子の対立、疎遠ということが共通しているが、やはりそういう親子関係のある物語のようですね。で、出演者の中に、カーレンジャーピンクレーサー・来栖あつこの名前があります。(これって、1996~1997年の作品です。)が、「カーレンジャー」と言うよりは、最近の出演作品である「ケータイ少女~恋の課外授業」の南野涼子(先生)と言った方が良いんでしょうかねぇ?(「ケータイ少女」と言えば、BS-i作品に繋がりがある所では、「恋日・2nd.」の「東京タワー」に出ていた小池里奈ちゃん、「恋日・3rd.」の「三姉妹」(これの主演は岡本杏理でした。)に出ていた高木歩惟さんも出演していました。→それぞれの少女のファンには良いかもしれないが、半分はドキュメンタリーであって、試みは面白いが、ドラマとしたらちょっと...でした。)

次回予告では、一瞬、ポニーテールの夏帆ポンかな?と思ってしまった岡本杏理。青葉台学園の夏服の制服に、青リボンを付けていました。ということで、これまでに「恋日」などの作品で、青葉台学園の制服(夏服)を着た人は何人かいます。早織ちゃんは緑リボンをつけていて5代目を襲名したが、北乃きいちゃんも緑リボンを付けていて襲名せずでした。色違いの天栗浜高校の制服まで含むと、6代目ちゃんをはじめ、襲名しなかった桐谷美玲さんをはじめ何人かいます。「青リボン」だった岡本杏理は果たして銭形を襲名するのか?

「BS-iドラマ倶楽部」からのお知らせは、いつもの通り「高速道路と東京タワーを中心としての夕景」でした。今回は、内容からもこれが妥当な所でしょう。(渋谷にしたら、ちょっと取って付けたようになっちゃいますし...)

途中で(結構早い時期に)、アイス屋さんのおっちゃんと杏理が親子だと察知出来てしまったため、「やっぱり」ということに収まってしまい、今ひとつという印象の物語でした。コメディということだったら、まあこの程度のオチか、ということで良かったのかも、と思うのだが、「コメディ度」も徹底していなかったことから、全体的には中途半端に終わってしまった、という印象だけでした。で、最後の取って付けたような「東京少女やねんもん」という台詞には呆れてしまいました。

 

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