SSブログ

ケータイ刑事銭形泪6話[裏ネタ編]PART 2 [ケータイ刑事]

今回の「銭形泪[裏ネタ編]」は1st.6話の「牛、熊、鮭、強いのは誰だ? ~動物奇想天外殺人事件」の2回目です。今回は、この物語が証券会社が舞台になっているということで、「証券」について簡単に記すこととして、更に、劇中、及び鑑識メモでも説明があった証券用語の3つについて(「ブル株」「ベア株」「ダックス」)について記すことにする。

尚、約2年半前のBS-iでの再放送時に記したこの物語の本編について記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。

証券」:財産法上の権利や義務に関する記載をした紙片のことである。有価証券と証拠証券とに分けられる。前者の有価証券とは、株券や債券、社債などを指し、後者の証拠証券とは、受取証書や借用証書などである。(領収書も後者に含まれる。)

狭義で「証券」というと、前者を指す。有価証券は財産となる権利が表章されているものであり、その権利の移転や権利行使はは証券によって行われる。証券会社はこのような有価証券を業として扱うのが証券会社であり、証券取引法に従って登録制となっている。(1998年11月以前は免許制であった。)

ブル株」:劇中で五代さんが説明してくれている(牛は強気を意味する。相手にしたから突き上げることから上昇をイメージさせることから上昇株)ように、「上昇株」を意味する証券業界用語である。が、五代さんの説明以外にも、アメリカのトレーダーが売買を行う場合、「買い」の時に手を手前から後ろに動かすが、この動きが雄牛が角を突き上げる動作に似ていることから、牛(ブル)が「強気」を表す、という説もある。尚、「牛が角を突き上げて戦う動きから上昇や強気のイメージ」というのは一般的にも知られていることでもある。

株(上昇株)の場合は「ブル株」と言われるが、「ファンド」の場合でも「ブル・ファンド」と呼ばれるものがあり、やはり株と同様に上昇のイメージということで、上昇ファンドを意味する言葉である。

ベア株」:劇中で、五代さんが説明してくれている(クマは弱気を意味する。最初は立ちはだかるが相手にドーンと覆い被さることから下落をイメージさせることから下落株)ように、「下落株」を意味する証券業界用語である。が、五代さんの説明以外にも、アメリカのトレーダーが売買を行う場合、「売り」の時に手を上から下に振り下ろすが、この動きが熊が手を振り下ろす動作に似ていることから、熊(ベア)が「弱気」を表す、という説もある。尚、「熊が爪を振り下ろして戦う動きから下落や弱気のイメージ」というのは一般的にも知られていることでもある。

株(下落株)の場合は「ベア株」と言われるが、「ファンド」の場合でも「ベア・ファンド」と呼ばれるものがあり、やはり株と同様に下落のイメージということで、下落ファンドを意味する言葉である。

ダックス」:鑑識メモで柴田さんが説明するように、ドイツ株価指数のことであり、正式名称は「Deutsche AktienindeX」といい、その略称として「DAX」と言われる。

尚、「株価指数」とは、株式相場の状況を示すために使われる統計的指数であり、基準時点の水準を「100」として算出される。(基準値を「1000」とするものもある。)算出方法にはいくつかの方法があって、単純総和法、加重総和法、フィッシャー算式、時価総額方式などがある。(このため、世界各地の「○○株価指数」同士は算出方法が違っているため、単純比較はできない。)「統計的指数」なので、あくまでも一つの目安になる数字である。

で、「DAX」であるが、これはフランクフルト証券取引所で取引されるドイツの主要30企業から構成される時価総額加重平均型の株価指数である。

30企業の中には、スポーツ用品で有名な「ADIDAS」、以前はカセットテープを日本でも発売していた(現在は撤退している)化学メーカーの「BASF」、医薬品メーカーの「バイエル」「メルク」「フレゼニウス」、車の「BMW」「ダイムラー」「フォルクスワーゲン」、タイヤや自動車部品の「コンチネンタルAG」、電機メーカーの「シーメンス」、家庭用品の「ヘンケル」、航空の「ルフトハンザ航空」、通信の「ドイツテレコム」、半導体の「インフィニオンテクノロジーズ」、金融・証券会社5社など、ドイツの一流企業が名前を連ねている。

最後にお断りしておくが、株の世界に手を出して、儲けが出ることに関しては特に何も言わないが、大損をした場合も全ては自己責任である。(欺されて買ったというのも、最終的に購入を決めたのは自分と言うことになるので、やはり自己責任である。)投資に手を出す場合は、れなりのリスクがあることをお忘れないように...

 

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX I

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX I

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • メディア: DVD

↓参考まで

<業界の最新常識> よくわかる証券業界 (業界の最新常識)

<業界の最新常識> よくわかる証券業界 (業界の最新常識)

  • 作者: 山崎 元
  • 出版社/メーカー: 日本実業出版社
  • 発売日: 2006/03/16
  • メディア: 単行本

新・証券市場 2008 (2008)

新・証券市場 2008 (2008)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 中央経済社
  • 発売日: 2008/03
  • メディア: 単行本

証券取引法読本

証券取引法読本

  • 作者: 河本 一郎
  • 出版社/メーカー: 有斐閣
  • 発売日: 2005/11
  • メディア: 単行本

証券取引法

証券取引法

  • 作者: 神崎 克郎
  • 出版社/メーカー: 青林書院
  • 発売日: 2006/02
  • メディア: 単行本

株価指数の徹底活用術

株価指数の徹底活用術

  • 作者: デビッド・M.ブリッツァー
  • 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
  • 発売日: 2004/01
  • メディア: 単行本

株価指数入門―正しい理解と利用のために

株価指数入門―正しい理解と利用のために

  • 作者: 宮川 公男
  • 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
  • 発売日: 2002/02
  • メディア: 単行本


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:テレビ

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

「SCANNERS」「SCANNERS II: THE NE.. ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。