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DIONNE WARWICK『FRIENDS』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1985年に発表された彼女の33枚目のアルバムである。1963年のレコード・デビューからキャリアを重ねてきた彼女であるが、何故か全米TOP 5にランクインするアルバムは出ていないのが不思議である。本アルバムは、彼女のアルバムでは3番目となる最高位12位というチャート成績を残したアルバムである。(1986年のBillboardアルバム・チャートでは89位にランクインしている。)また、本アルバムからは全米No.1シングルも生まれていて、存在感を示すアルバムになった。(彼女は2曲の全米No.1シングルを生んでいるが、何故か2曲とも彼女のソロ名義ではない。)

収録曲は以下の全10曲である。『That's What Friends Are For』『Whisper In The Dark』『Remember Your Heart』『Love At Second Sight』『Moments Aren't Moments』『Stronger Than Before』『Stay Devoted』『No One There (To Sing Me A Love Song)』『How Long?』『Extravagent Gestures』。

この中からシングル・カットされたのは、AIDS救済基金のために作られた『That's What Friends Are For』が全米No.1ヒットとなり、4週連続1位となった。更に、1986年のBillboard年間シングル・チャートでも1位に輝いている。(が、この曲の名義は、DIONNE & FRIENDSであり、彼女とELTON JOHN、GLADYS KNIGHT、STEVIE WONDERの共作である。)また、『Whisper In The Dark』はBillboardのシングル・チャートで最高位72位を記録している。

本アルバムからの筆者のお薦め曲は、筆頭はやはり『That's What Friends Are For』である。それ以外では『Whisper In The Dark』『Moments Aren't Moments』『Stronger Than Before』『Extravagent Gestures』という所をピックアップしておく。

落ち着いた内容であって、たっぷりと聴かせる大人のためのバラード集という感じに仕上がっているアルバムである。歌のうまさの方は定評がある彼女であるだけに、まさに余裕のボーカルで、貫禄十分に聴かせている。

'80'sの彼女のアルバムは、どれも同じように、安心して聴き込むことが出来るボーカル・アルバムであるため、こなれたものという感じで、新鮮みという点は乏しい。が、逆に、落ち着いた大人の余裕が見られるアーティストというのは殆ど見られないため、この点では貴重な存在でもある。特に本アルバムは、年間No.1シングルを生み出したアルバムでもあり、色んな意味で'80'sに残るものであるだけに、じっくりと聴いておきたい所である。

 

Friends

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  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Arista
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD


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