ケータイ刑事銭形泪8話[裏ネタ編]PART 3 [ケータイ刑事]
「銭形泪・1st.8話」の「怪奇!よみがえったツタンカーメンのご近所さん! ~ミイラ男の呪い殺人事件」の「裏ネタ編」も3回目となるが、今回は「エジプト」関連ということで、「エジプト」について、「スパムホテップ」の元ネタである古代エジプトの賢人「イムホテップ」について、アモン・ラー・丹間の名前の元ネタとなる「アモン・ラー神」についてです。
尚、約2年半前(これも少しずつ遅れてきて、2年7ヶ月に近づいてきている...)のBS-iでの再放送時に記した本編について記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。
「エジプト」:現在の正式国名は「エジプト・アラブ共和国」である。(漢字表記は「埃及」。)歴史は古く、現在から5000年前となる紀元前3000年には統一国家を築き上げており、エジプト文明を築き上げた。その後、ペルシアに支配されたり、ローマ帝国に支配されたり、オスマン帝国に支配されたり、イギリスの支配下に置かれたり、というような歴史を経て、1922年にエジプト王国として独立、1953年にエジプト共和国、1958年にアラブ連合共和国、1971年から現在のエジプト・アラブ共和国となった。
アフリカでは数少ない第二次大戦前からの独立国である。(植民地支配を逃れて独立していたリベリア、エチオピアの2ヶ国、そして南アフリカとエジプトの4ヶ国だけである。)
面積は約100.1万平方キロ(日本の約2.6倍)、人口は7600万人、首都はカイロ、通貨はエジプトポンド、修起用はイスラム教、公用語はアラビア語である。首都カイロはアフリカ(中東を含めても可)の都市の中で最大の人口を誇る都市である。(ナイジェリアの旧首都・ラゴスがこれに続く人口の多い都市である。)
国土の90%が砂漠であり、ナイル川流域のデルタ地帯に人口が集中している。スエズ運河の収入と、古代エジプト文明を中心とする観光産業に経済を頼っている。が、やはり世界遺産にも登録されているピラミッドや古代の神殿などの遺跡が有名(というよりも、誰でも知っていること)である。
「イムホテップ」:「イムホテプ」と表記されることもある。古代エジプトの賢者として知られる人物である。エジプト第3王朝のジェセル王(紀元前2600年代)に仕えた宰相であり、神官であり、医者であり、建築家である。
彼は、最初のピラミッドと言われるジェセル王の階段ピラミッドを設計したことで知られている。(階段ピラミッドが生まれたからこそ、屈折ピラミッドやギザの三大ピラミッドが生まれたと言っても良い。)それらの功績から、死後に「知恵、医術と魔法の神」として神格化された人物である。そのため、エジプトを舞台にした小説においては、賢者(学者、医者など)の名前として使われることが多い。ルネサンス期のダ・ヴィンチと言う存在である、と言っても良い。
「アモン・ラー神」:これは「アモン神」と「太陽神・ラー」が習合した神である。中王国以後、エジプト全土で最高神として崇拝されるようになった。エジプト最大の神殿・カルナック神殿に祭られており、2枚の羽を冠した人物像として壁画などに刻み込まれている。
これを考えたら、「アモン・ラー丹間」というのは中王国以降のエジプトの最高神の名前を持っている凄い名前と言うことになります。→自称「究極のミイラおたく」と言っているだけのことがありますね、こういう名前を名乗るのですから...
「太陽神・ラー」は古代エジプト神話の太陽神であり、最高神である。日輪を戴いており、ハヤブサの頭をして姿で描かれている。宇宙の創造者であり、王朝の守護神である。第5王朝以後のファラオは、必ず「ラーの子」とされている。元々は下エジプトの神である。
「アモン神」は「アメン」「アムン」と表記されることもある。元々は上エジプト・テーベの大気の守護神である。中王国時代、第11王朝のメンチュヘテプ2世がテーベを首都とした時から太陽神ラーと一体化されるようになり、「アモン・ラー神」として、エジプトの最高神とされて崇拝され、上下エジプト統一の象徴にもなった。
↓参考まで
徹底図解古代エジプト カラー版―ナイル河畔に築かれた王国三千年の興亡と至宝の文明
- 作者: 河原 よしえ
- 出版社/メーカー: 新星出版社
- 発売日: 2008/07
- メディア: 単行本
CG世界遺産 古代エジプト2 ファラオの栄光 (双葉社スーパームック)(大型本)
- 作者: 後藤 克典
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2008/07
- メディア: ムック
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