ケータイ刑事銭形泪10話[裏ネタ編]PART 4 [ケータイ刑事]
今週の「名曲探偵アマデウス」はプロ野球CSシリーズの放送のためにお休みでした。放送があったとしても、事件ファイルNo.14の「殺しのプレリュード」(ショパンの『24の前奏曲』)の再放送でした。尚、26日夜のBS-2、28日朝のBS-hiの再放送はこれです。ということで、「銭形泪[裏ネタ編]」にピンチヒッターを務めて貰います。
「銭形泪・1st.10話」の「爆弾魔からの挑戦状 ~手錠は爆弾を結ぶ」の「裏ネタ編」も今回で4回目となるが、今回は、泪ちゃんたちが警視庁内にいる時に解いた問題(つまり、最初の問題)に関することについてです。で、「映画『俺たちに明日はない』」について、「重光葵」について、「徳川家の家紋」について、「江戸幕府」について、そして「砲台」について記します。
尚、約2年7ヶ月前のBS-iでの再放送時に記した本編について記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。
「映画『俺たちに明日はない』」:原題は「BONNIE AND CLYDE」、1967年のアメリカ映画である。作品データを記しておくと、時間は112分、製作はウォーレン・ベイティ、監督はアーサー・ペン、脚本はデヴィッド・ニューマンとロバート・ベントンの2人、撮影はバーネット・ガフィ、音楽はチャールズ・ストラウスである。そして出演は、ウォーレン・ベイティ、フェイ・ダナウェイ、ジーン・ハックマン、マイケル・J・ポラード、エステル・パーソンズ、デンヴァー・パイル、ダブ・テイラー、エヴァンス・エヴァンス、ジーン・ワイルダー、たちである。
アメリカン・シネマの最初の作品として知られる本作は、1930年代に実在した銀行ギャングのボニーとクライドの壮絶な生き様を描いた作品であり、高く評価された作品である。アカデミー賞では主要6部門全てを含む9部門にノミネートされ、その中から助演女優賞(エステル・パーソンズ)と撮影賞の2部門を獲得した。
クライマックスのボニーとクライドが警察隊の銃撃を浴びる所は「死のダンス」と呼ばれ、余りにも有名である。
不況の1930年代のアメリカ。ケチな自動車泥棒に過ぎなかったクライドは、気の強いウェイトレス・ボニーと出会い、2人はコンビを組んで強盗を始めた。犯行は成功続きで、強盗を重ねて町から町へと渡り歩いていく。が、警察も黙っておらず、本腰を入れ始める。そして、彼らの仲間の一人であるC.W.の父が司法取引を行い...
現在では、アンチ・ヒーローが主人公となった作品は数多いが、本作はその先駆けとなった作品でもある。また、犯罪を楽しむ若者の姿は青春を謳歌する若者の姿そのままでもあり、多くの共感を誘った。
まさに、名作中の名作である。(見ていない方は、一度は見ておきましょう!)
「重光葵」:しげみつ・まもると読む。(劇中で柴田太郎さんが説明している通りである。)生まれは1887年7月で、亡くなったのは1957年1月ということで、69年半の生涯であった。大分県大野郡(現在の豊後大野市)の生まれで、外交官である。
日本の公使として各国で務めていたが、1930年に駐華公使となり、満州事変の処理に奔走する。1932年の上海天長節爆弾事件で爆弾テロに遭って重傷を負った。太平洋戦争が始まり、1943年4月には東条内閣で外務大臣となり、終戦間近の1945年4月まで、東条内閣と小磯内閣の間、2年間に渡ってその職を務め、終戦直後の東久邇宮内閣でも約一ヶ月であったが外務大臣を務めた。(この時、戦艦ミズーリでの降伏文書調印式で署名を行っている。)尚、東久邇宮内閣は在任期間54日であり、現時点では退陣した内閣では在任期間が最も短い内閣である。
極東国際軍事裁判ではソ連が強硬にA級戦犯として起訴するように要求し、アメリカの反対があったもののソ連の揺さぶりに屈して戦犯として起訴され、有罪判決を受ける。(禁固7年というA級戦犯としては軽いものだった。)1950年11月に仮釈放され、公職追放解除、1952年に改進党の総裁となり、野党の首班として総理大臣の座を争ったが吉田茂に敗れる。その後、日本民主党では副総裁を務め、1954年の鳩山内閣では外務大臣となる。そして、日本の国際連合加盟に尽力し、1956年12月に国連加盟を果たした。が、それから5日後、石橋内閣成立によって退任した。
それから約一ヶ月後、湯河原の別荘で狭心症の発作で亡くなった。
「徳川家の家紋」:家紋は、家系や血統、家柄、地位を表すために用いられてきた紋章である。日本では5000以上の家紋があり、西欧では「紋章」として中世から数多くのものがある。
特に、徳川家の家紋は「三葉葵」と言われ、「水戸黄門」でもお馴染みの家紋である。(ある意味では、最も目にすることの多い家紋でもある。)→トレンド・ハンターの泪ちゃんならば、テレビでしょっちゅう目にしているからこそ、「葵」で直ぐにこの発想が出来たのでしょうね...
「江戸幕府」:言うまでもなく、これは1603年に徳川家康が創建した幕府であり、江戸城を本拠にしたことから、その地名を取って「江戸幕府」と言われる。(「徳川幕府」と言われることもある。)
日本では、鎌倉幕府、室町幕府に続いて3つ目の幕府であり、これが最後の幕府でもある。また、3つの幕府の中では最も長期にわたる幕府でもある。1603年から1867年まで、264年の長きにわたって日本を支配した。この間、初代の家康から15代慶喜まで15人の将軍がいる。(将軍が15人というのは室町幕府と同じである。)
これに関しては、誰でもが日本史で詳しく学ぶことであるので、詳しいことはそちらを思い出して下さい。尚、幕末を舞台にしたNHKの大河ドラマ「篤姫」で、愛ちゃんと舞ちゃんが共演しているが、時空を越えての姉妹共演ということが、「ケー刑事」ファンにおいては面白い所ですかね...→銭形愛と銭形舞は前世では姑と嫁という関係があったんですね...(って、「愛/舞」の方が先に製作された作品ですけど...)
「砲台」:野戦や海岸要塞での砲戦のために作られた建造物であり、火砲とその関連施設を強固に防護した建物である。一種の城塞ということになり、大砲が設置されている。
日本の主なものは、幕末に各地の沿岸部に作られた東京の台場などがある。また、世界でも各地にこれの跡が残っている。
↓これは必見の作品です。
↓重光葵に関して
↓参考まで
知っておきたい日本の名字と家紋 (角川ソフィア文庫 353)
- 作者: 武光 誠
- 出版社/メーカー: 角川学芸出版
- 発売日: 2007/07
- メディア: 文庫
家紋と家系事典―名前からわかる自分の歴史 (講談社プラスアルファ文庫)
- 作者: 丹羽 基二
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1995/11
- メディア: 文庫
↓「篤姫」関係
NHK大河ドラマ・ストーリー 篤姫 前編 (NHK大河ドラマ・ストーリー)
- 作者: 宮尾 登美子
- 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
- 発売日: 2007/12/20
- メディア: ムック
NHK大河ドラマ・ストーリー 篤姫 後編 (NHK大河ドラマ・ストーリー) (NHK大河ドラマ・ストーリー)
- 作者: 宮尾 登美子
- 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
- 発売日: 2008/06/30
- メディア: ムック
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