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東京少女・岡本あずさ#1「16年目の約束」 [ドラマ]

今月のヒロインは岡本あずさ。これが女優デビュー作ということになる。8月の「セブンティーンサカスコレクション」の寸劇に出ていたが、丹羽Pがそこで見つけた人材です。ひょっとしたら、7代目襲名もあり得るのでは?と思う一人です。(ちゃんの妹という雰囲気は無いが、ちゃんの妹という雰囲気なら持っています。)演技の点ではまだまだですが、初々しい所があり、久しぶりにそういう印象を持つことが出来た物語でもありました。

今月は全5話(4&5話は前後編なので、4つの物語、4役というのはこれまでの7人と同じです。)最初の物語は「16年目の約束」という物語でした。

最近の「東京少女」は、物語の舞台が「東京」である必要が全く無くなっている物語が横行するようになっている(「東京少女」というタイトルにする必然性が無くなっていて、4つの役を演じることが主になっていたのでは物足りなさがあります。)が、今回は「東京」という所を物語に絡めていた物語であり、やっぱり佐々木浩久監督は分かっていますね。しっかりとやってくれました。(こういう拘りがあるのは嬉しい所です)

今月も主題歌は『イケナイ恋』のようですが、岡本あずさは歌っていませんでした。どうやら、こういう形で今月、更には来月も続きそうですね。(楽しみが1つ減って、残念な所です。)今回はサックスでこの曲が使われていたが、既に聴き慣れた曲ですが、雰囲気が随分と変わるものですね。

管弦楽部に所属している北沢あずさ。文化祭でサックスを演奏すると言うことで、川辺の公園で練習している。(曲は『イケナイ恋』です。)そこに同級生の優実とサクラがやってきて、練習を終えたあずさと合流して駅に向かう。

「さっきから変なオヤジがつけてきている」ということで、振り返ると、あずさに手を振っている。体裁悪そうな表情をするあずさ。同級生は「交番に誘導しちゃおう」と話していた。そこにあずさの携帯に着信があり、電話に出る。同級生は彼氏からの電話だと思うが、それは付けてきている男からだった。同級生たちと分かれたあずさは、つけてきている男と合流する。それは堂島良夫という男で、あずさの伯父だった。(あずさの母の兄)数日前に上京してきて東京見物をしたいということで、あずさがつきあうことになったのだった。

で、原宿、お台場、国会議事堂、月島と回る。突然、洋品店を覗く良夫に、あずさは疑問を持った。昔の話をすると止まらなくなる良夫は昔の話を始める。そんな中、泣いている女の子を見つけると、飛んで行く良夫。そして母親に説教をしていた。(最近、他人の子を叱る大人っていなくなりましたね。)が、あずさは体裁悪そうな顔になっていた。

「飯でも食べよう」ということでもんじゃ焼きのお店に入る2人。良夫は食べる前に薬を飲んでいたが、あずさには「サブリミナル」と言っていた。(あずさは「サプリメントでしょう」とちゃんと正していた。)そんな中、あずさの父は2歳の時に亡くなったことや、今度文化祭でサックスを演奏することを話したあずさ。で、今度の土曜日の文化祭に見に行く、と約束をする良夫。

食べ終わって店を出る2人だったが、良夫は何かを気にしていた。

川辺にいる2人。あずさは途中で今川焼きを買い、それを良夫に「食べて」と渡すが半分しか食べない良夫。話はやはり昔のことになり、父のことを尋ねるあずさだった。そんな所に電話が掛かって逵井「行かなきゃならない所がある」と言うあずさ。良夫は「あずのお父ちゃんになるはずだったんだ」と口にした。(Aパートはここまでで、経過時間は13分半を過ぎた所でした。Bパートは12分半弱になります。)

良夫は過去のいきさつを語る。良夫とあずさの父は親友であり、あずさの父が早死にした時、良夫はあずさを養女にしたいと言ったことがあったのだった。今でもそう思う、という良夫だったが、あずさは宋じゃなくて良かったと思っていた。

そんな所にあずさに電話が入り「今から向かうから」と言うあずさ。良夫は「今日は一緒に東京見物する約束じゃないか」と言うが「ダブルブッキングしちゃった」と言うあずさ。良夫は「約束は大事だ」と言い、それを許した。

地下鉄表参道駅を出た2人。あずさは「ここからなら一人で家に帰れるよね」と言うが良夫は「俺も一緒に行くよ」と返す。するとあずさは「これから恋人に会うの」と告げた。が、良夫は「なおさら帰れないじゃないか。ちゃんと会って挨拶しなきゃな」と言って、ついていくことにした。あずさは「最悪」と呟いていた。

ある喫茶店で待ち合わせをしているあずさ。が、相手が来ないことでイライラする良夫。そこに一本の電話が入るが、その電話で落ち込み、更にイライラすることになる良夫。そんな所に「来た」とあずさ。が、「メールが来たの」ということで、恋人ではなかった。メールには来れなくなったことが記されていた。すると良夫は大声で文句を言い出す。あずさは「ここ出よう」と言って店を出た。

近くの公園にやってきた2人。良夫は約束を守れないということにキレて、あずさに文句を言う。さすがのあずさも「約束約束って五月蠅い」とキレてしまう。で「帰ってくれる」と言って去っていった。

暫くして、良夫と別れた公園に戻ってきたあずさ。良夫の姿は消えていたが、持っていた新聞が落ちていて、それを拾い上げたあずさは、良夫が持っていたメモと、求人欄に印が付けられていたのに気づいた。そして、良夫と東京見物をしていた時、良夫が先々で求人の張り紙を気にしていたことを思い出した。
あずさは先ほど良夫と入ったもんじゃ焼きの店にやってきた。すると求人を断られた良夫が店から出てくるところだった。

日が暮れて、川辺にやってきた2人、良夫は持病の糖尿病があまり良くなく、と口にする。あずさはさっきの恋人のことが嘘だと言い、謝る。(恋人ではなく、現時点ではあずさの片思い。)文化祭で彼に自分の演奏を聴いてもらおうと思って頑張っていて、「嘘でも目標が欲しかったから」と言った。また、良夫が仕事を探していることを尋ねると、2ヶ月前に早期退職をしたが、再就職は難しく、職はなかなか見つからなかった。で、東京見物にかこつけて職探しにやってきたのだった。

良夫はあずさの父と「あずさのことをあの世から守ってくれ。この世ではみゆき(=あずさの母)と俺が守ってやる」と約束したのだった。が、今は無職で糖尿病で情けないと口にする。

そんな所に、良夫の携帯が鳴った。電話に出ると、それは地元の会社が再就職の面接をするという知らせだった。で、「行く」と言って電話を切った良夫。が、その日はあずさの文化祭の日で、あずさと約束したから面接止める、と口にする。すると、あずさが「約束約束」と繰り返す良夫に切れる。良夫はあずさの演奏が聴きたかった、と言うが、あずさの言うことを理解して「帰った方がいいよな」というと、荷物を持って寂しく帰っていった。

振り返ることをしないで川辺の道を一人で歩いていく良夫。そこにあずさが『イケナイ恋』をサックスで演奏し始めた。良夫は振り返ると、「ありがとう」と口にする。あずさは演奏を続け、今度は自分がおじちゃんとの約束を実行することを心に誓った。「みんな繋がっていく、約束という絆で」と気づいたあずさだった。(エンドロールはあずさの演奏の途中から始まりました。)

次回は、「追っかけ少女」という物語です。次回予告では、眼鏡っ子姿を見せたり、クラス委員長と言われたりということで、これは学校を舞台にした物語で、優等生タイプの少女の物語といった所ですかね。(で、先生が悪役(敵役)のポジションになり、友情物語といったところでしょうか?)ただ、ブレザーの制服だったが、青葉台学園の制服ではなかったですね。(直ぐに青葉台学園の制服を着ないということは、銭形候補の1人として残っている可能性はあると言って良いでしょう...)また、『イケナイ恋』は次回予告ではしっかりと流れていましたが、本編では本人が謳うのかは疑問です。

この後の「BS-iドラマ倶楽部」からのお知らせのバックの風景は、いつも通りの「高速道路と東京タワーを中心としての夕景」でした。今回の物語では、変えても良かったと思うのだが、4月の「東京少女・山下リオ」のようには力が入れられないのが残念な所です...

今回の物語は、最近では失いつつあるものがいくつかが出てきたこともあって、ノスタルジックな思いを持ったのと、大事なことは何かと考えさせられる物語でもありました。こういう物語は「東京少女」では久しぶりで、「セピア編」に繋がる雰囲気がありました。→最近の「東京少女」の物語には、色々と不満を持っていた筆者ですが、佐々木監督はそういう所を分かっているようで、こういう雰囲気の物語と、「東京」に拘った一面のある物語を期待していたのだが、それをしっかりと見せてくれました。

岡本あずさの演技についてはまだまだだけど、初めてのドラマ出演ということでは今後の成長を期待できるところを見せてくれました。(将来性と今後の可能性を考えたら、7代目襲名もあり得るかと思ったところです。)

物語の方は笑いに走るのではなく、シリアス系の展開となったが、こういう作品があるからこそ、コメディ編もまた栄えることになります。今月の「東京少女・岡本あずさ」は期待できそうですね。

 

一応、こういうものを...

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