ケータイ刑事銭形泪12話[裏ネタ編]PART 1 [ケータイ刑事]
今回の「銭形泪[裏ネタ編]」からは、1st.12話の「さて、問題です! ~嘘つきクラブ殺人事件」に突入です。(ようやく、「泪・1st.」もゴールが見えてきました。)まずは、サブタイトルに含まれているところから「嘘つき」について、そして嘘つきクラブが秘密結社ということで「秘密結社」について、冒頭で出題された問題から「論理パズル」について記すことにします。
尚、約2年7ヶ月前(もう、2年7ヶ月半になっちゃいますが...)のBS-iでの再放送時に記した本編について記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。
「嘘つき」:「嘘」とは、真実や事実でないこと、偽り、正しくないことである。英語では「Lie」、フランス語では「Mensonge」という。
「嘘」は悪いこととして認識されているが、全ての「嘘」が悪いこととは限らない。「嘘も方便」という言葉があるが、時と場合によっては十分容認される「嘘」もある。例えば、末期癌の患者に対して嘘の病名を告げることがあるが、事実が余りにも辛い場合は親族が本人に事実を隠して伝えることを望む場合もある。一部では、これを問題視する声もあるが、一般的には黙認されている。
また、パーティなどの席で、誇張したり大袈裟に適当なことを言う場合があるが、その場を盛り上げると言うことではこれは役に立つ。(とは言っても、ある程度のことは容認されるが、度を超えるとその場を白けさせることにもなってしまうのは言うまでもない。)
「嘘」で問題になるのは、「詐欺」などのように他人を欺して財産を奪うことである。このように損得勘定にまで絡むようなことは、法律的にも違法行為として定められている。しょっちゅう嘘をついていると、虚言癖があると思われたり、狼少年と呼ばれ、全く信用されなくなるだけである。要は、程度問題ということである。
尚、「嘘」という言葉が入っている諺としては、「嘘から出たまこと」「嘘も方便」「嘘つきは泥棒の始まり」などがある。また「大本営発表」と言うのも、現在では「内容を全く信用できない虚飾的、詐欺的な公式発表」という認識で、「嘘」という認識になっている。→「ケータイ刑事」ではこれらのいくつかが後の物語に登場してきます。
「秘密結社」:「結社」とは、何人かの人間が、特定の目的を達成するために継続的な結合関係を結ぶこと、もしくはそうやって結成された団体のことである。言葉の上では「○○党」「○○派」「○○組」「○○流」「○○会」「○○クラブ」などと同じである。
が「秘密結社」となると、それに参加した人がその団体の一員になっていることを隠しておかなければならないとか、その団体の存在を隠しておかなければ結社である。一般的には反社会的なことを行う団体という認識があって、悪の組織というイメージが一般に定着している。
実際は、政治的な結社と宗教的な結社の中に多い。(例えば、非合法的な手段によって政権打倒を目的としているとか、反社会的な行為によって秩序を保とうと考えている団体など。)
ちなみに、「秘密結社」とされている組織(名前が知られているので、存在を隠すのではなく、メンバーであることを隠すというのが現状にということになります。)としては、アメリカのKKK、イェール大学の「スカル・アンド・ボーンズ」等が有名である。また、世界史を紐解いていくと、いくつかの秘密結社が存在していて、中には現在も残っているものもある。ドイツの「ゲルマン騎士団」、「オデッサ」、「薔薇十字団」、イギリスの「地獄の火クラブ」、イタリアの「カルボナリ」、ケニアの「マウマウ団」等がある。また、「ケータイ刑事」ではこの次の物語で秘密結社「海王星団」が登場することになります。
「論理パズル」:「パズル」とは、頭を使う遊びで、謎を解いていくものである。「論理パズル」はその中の1つであり、論理的な考察を行って解いていくものである。推理ものやロジック・パズル、クロスワード・パズルなどがある。
計算問題や、知識が必要なクイズとは別物であり、知識が無くても論理的な考察を行っていけば解くことが出来る。兎に角、頭を使うことが必要である。ミステリーの推理ゲームもこれの一種と言っても差し支えない。
問題文は、今回の物語にも出ているように、文章問題で与えられる。(一般的なテストと同じ形であるが、丸暗記ではなく、論理的な回答が必要である。こういうことでは、数学の証明問題や、物理の問題などがこれに近いということになる。)また、お絵かきパズルは、出題は文章ではないが、定められたルールに従って論理的に解いていって絵を完成させるものであり、論理パズルの仲間と言うことが出来る。
解法としては、色んなものがあるが、今回の物語の回答(鑑識メモで柴田さんが解説している。)のような仮定法というのはよく用いられる。
頭の体操になるだけでなく、論理的に物事を考える上では役に立つものであるだけに、ちょっとした時に色んな論理パズルを解いてみるのもよろしいかと...(お手軽なのはクロスワード・パズルやお絵かきパズルでしょうね。)
↓こういうものは如何...?
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