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藤子・F・不二雄のパラレル・スペース#3 [ドラマ]

今回は物語は「ボノム~底ぬけさん~」。今回はドラマが26分20秒ということで、トータル時間が28分20秒になり、過去の2話よりも僅かに短くなっていました。画一的な時間になるよりは、この方が短編映画集という感じがして、よろしいんじゃないですか。ただ、今回の物語は、ブラックな所が利いているが、筆者は共感することが出来ず、主人公・片山に対しては接点を持ちたくないと思いました。

雰囲気としたら、ドラマの撮影現場をそのまま物語にしたような感じで、メイキングと物語を同時に見ているような感じがして、作りとしては面白いものでした。(兎に角今回は、主人公のキャラクターに対して拒否反応が出ただけでした。)→寄って、今回は簡単に済ませてしまいます。

ベテラン俳優・片山正は周囲も呆れるほど人が良く、どんなことをされても決して怒らない男である。撮影現場での手違いで物倒れても、新聞記事で主役なのに脇役のように扱われても、飲み屋で注文を間違えて持って来られても、街で絡まれても、後輩にお金をせびられても、決して怒らずにそれを受け入れていた。片山には信念があり、それを通しているだけだった。

ドラマで妻・さと子と共演することになったが、相変わらず人が良い片山。そんな中、共演者の一人である木下が飲酒運転で逮捕され、ドラマの方は打ち切りとなってしまう。後輩のキクチと飲みに行った片山。その席でキクチは、片山の人の良さに業を煮やし、「あなたは弱虫なだけだ」と口走しる。更には酒を引っかけられても怒らない片山は、自分の信念を平然と語り出した。

分かれて帰宅すると、マスコミから逃げるために木下を自宅に匿っていたが、その木下が妻・さと子とベッドの中に一緒にいた。それを目の当たりにしても一切怒らない片山。

飲み屋に忘れ物をした片山。それをキクチが届けに来た。木下とさと子の情事の声が漏れてくるが、キクチに対して「静かに」と言い「今ね、新しい遺伝子が生まれる所なんだよ」と言っていた。

徹底したキャラクターというのは嫌いではないが、自分の妻が後輩と情事をしているのを目にしても怒らず、それを受け入れる片山には全く共感できない。お人好し所ではないであろう。ドラマの撮影ということを物語と重ね合わせるというのは面白いのだが、主人公の行動には全く共感できないため、「あっ、そう」というだけでした。

片山の裏にあることで言いたいことは分かるが、自分の妻がということを考えたら、片山って人間の感情を持ち合わせていない超受け身人間としか見えず、こういう人間とは一切関わりを持ちたくない、と思っただけでした。

このようにどうでもいいような物語と出くわしたら、お口直しが必要である。で、このシリーズのエンドロールの所で流れる主題歌はユニコーンの『すばらしい日々』であり、思い出したものが「恋する日曜日・2nd.3&4話」の「すばらしい日々」(この曲をテーマ曲にしたドラマである。)でした。そちらをお口直しとして見ることにしました。

 

↓原作はこれに収録されています。

藤子・F・不二雄SF短編PERFECT版 (1) (SF短編PERFECT版 1)

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  • 作者: 藤子・F・不二雄
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2000/07
  • メディア: 単行本

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