名曲探偵アマデウス#19 サティ「3つのジムノペティ」 [ドラマ]
今回はサティ「3つのジムノペティ」が取り上げられました。物語の方は、今回初めて依頼者が2人登場するということになりました。(ストリートミュージシャンの2人組が依頼者。)また、前回のディープ内藤の本に触発されたのか、今回のカノンさんはそれを受けていて、所長に気のあるようなところを出していました。また、今回はいつも以上に色々と依頼者にツッコミを入れたり、ボロクソ言ってましたね。→髪型は変わっても、カノンさんはカノンさんで、豊かな表情を見せてくれるのは変わりません。やっぱり何処かで「銭形泪」を思い出させてくれるカノンさんです。
今回、カノンさんがこんなにも弾けたのは、依頼者が2人ということで、そのお客さんにソファに座らせたらカノンさんの居場所が無くなってしまい、事務机の椅子に座ることになったが、それが不満ということで、存在をアピールしたということですかね...?
が、今回はそれ以上に大きな変化があり、それは所長でした。いつの間にかヒゲを蓄えるようになっていた所長でしたが、それを剃ったということで、久しぶりに髭のない所長になっていました。→前回からカノンさんが髪を切ったということで、所長も気分一新というところですかね。
カノンさんに負けじと、所長も依頼者の音楽に対して、結構ボロクソに言って、更には、依頼者に対して「音楽とは」ということを悟らせることまで語って聴かせて目を覚まさせたのは凄い所でした。それにしても、所長とカノンさんのコンビって、息が合っていて面白いコンビです。(銭形泪と高村さんのコンビ(=「銭形泪・2nd.」のコンビ)とは違った味のあるコンビです。)
依頼者であるストリートミュージシャンの夢と希望の2人って、本当にミュージシャンなんですかね?ミュージシャンというよりも、ギターを持ったコメディアンと言った方が良いようなノリの2人でした。コミック・ソングをやった方がもっと売れたのではないかと思いました。で、20年もストリートミュージシャンを続けず、漫才師に転向した方が良かったと思ったんですけど...
今回の曲「3つのジムノペティ」はシンプルな曲であり、ピアノを弾くとしたらそんなに難しいことはないので、弾いたことがあるという人が多いのではないかと思うが、結構奥深かったのですね。こういう裏話を知ると、もの凄く難しい曲のようにも思えてきました...
謎解きのドラマ部分が36分半で、曲の演奏部分が6分ちょっと、最後のオチの所が1分ちょっとということでね最後のオチが少し長めでした。曲の所は3曲ともではなく、「1番」と「3番」の2曲でした。(出来ることなら、3つとも聴かせて欲しい所でした。)
オチの所では、所長がいつもと違って、カノンさんの持ってきた新聞記事に絵を描き込むという弾けた所を見せてくれたが、こういう所はやっぱりカノンさんも負けていなくて、所長と秘密を持てたことで、冒頭での願いが叶い、幸せそうな笑顔を見せてくれたのが良い所でした。→カノンさんが所長を意識するようになり、今後、更に面白い所を見せてくれそうです。
次回(来週)は事件ファイルNo.20でベートーベンのバイオリン・ソナタ第9番「クロイツェル」です。(以前、事件ファイルNo.18として用意されていたものが、順番が入れ替わっての登場です。)その後、12月のラインナップは12/6はチャイコフスキーの「くるみ割り人形」、12/13はモーツァルトの「クラリネット五重奏曲」、12/20はベートーベンの「交響曲第9番」ということになっています。(年内はここまでです。尚、BS-2の放送はBS-hiの翌日の夜の放送ですが、12/14までということで、年内は「クラリネット五重奏曲」までという予定となっています。
ザ・クラシックピアノピース 3つのジムノペディ/サティ (The classic piano piece)
- 作者: サティ
- 出版社/メーカー: ケイ・エム・ピー
- 発売日: 2003/12/08
- メディア: 楽譜
↓「銭形泪」を一応...(高村さんとのコンビの「2nd.」です。)
コメント 0