ケータイ刑事銭形泪12話[裏ネタ編]PART 4 [ケータイ刑事]
「銭形泪・1st.12話」の「さて、問題です! ~嘘つきクラブ殺人事件」の「裏ネタ編」も今回で4回目となるが、今回はこの物語の神髄でもある面白いところから「正直者」についてと「自供」について、そして3人の容疑者のアリバイとなった「散髪」「モーニング」「歯科医」についてです。
尚、約2年8ヶ月弱前のBS-iでの再放送時に記した本編について記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。
「正直者」:心が正しくて素直な人、偽りのない人のことを言う。
その一方で諺にもいくつか使われていて、「正直の頭に神宿る」や「正直は一生の宝」というように「正直」は良いこと象徴としての意味を表す諺がある。が、「正直貧乏、横着栄耀」や「正直者が馬鹿を見る」と言うようにシニカルに語っている諺もある。
「自供」:文字通り、自ら供述することを言う。犯人が自分の犯罪行為を自ら申し立てる場合にこの言葉が使われる。
尚、同じような意味を持つ言葉として、「自白」「白状」と言う言葉があるが、微妙にニュアンスが違っている。これらはいずれもが犯人が自分の罪を申し出る時に使われるが、「自供」は自らが進んで自分の犯した犯罪行為を述べる場合に言う。「自白」は相手が言う通りに自分が犯した罪を認める場合に言う。そして「白状」は隠していた事実を打ち明けることであり、犯罪行為ではない隠されていた事実を語る場合にも使われる。
よって、今回の物語においては、容疑者は自分から「殺しましたよ、会長を殺したのは私です」「会長を殺したのは俺だ」「私が会長を殺したんだもん」と言っているので、泪ちゃんが口にしたように「自供」という言葉がぴったりである。尚、真犯人に対して推理を語り、それを認めた逮捕劇の部分は「自白」という言葉の方がよいということになります。
「散髪」:伸びた髪の毛を刈って(切って)形を整えることを言う。つまり、単に髪を切って短くしただけでは「散髪」とは言わない。(整えることまで行われて、その時にはじめて「散髪」ということになる。)「理髪」「調髪」と同じ意味である。→最近は駅前などに10分1000円とか、15分1000円というようなカットハウスがある。このような店では、髪を切った後、それなりに整えてくれるものの、「散髪」とは言いづらいような店があります。
「モーニング」:英語の「Morning」、つまり「朝」という意味であるが、これらには幅広い意味がある。今回対象とするのは、喫茶店のモーニング・サービスである。が、喫茶店に限らず、早朝から午前中にかけて行われるサービスを一般的に「モーニング・サービス」と言い、それをいつしか「モーニング」と言うようになった。(「モーニング・サービス」は和製英語であり、英語では「Breakfast Special」と言う。)
早朝から午前の早い時間帯(10時頃)は、一般的な飲食店はまだ開店していないということもあって、夜勤明けの人や、早朝勤務の人、または学校のクラブ活動で早朝練習をする学生たちにとって、朝食を提供する飲食店というのは意外と無く、そういうニーズに対して喫茶店が、特定の朝食メニューを割安価格で提供するサービスが行われるようになり、これが定着したものである。
喫茶店のモーニング・サービスの発祥の地は名古屋とされていて、ある喫茶店が商談などで朝から集まった人にピーナッツやゆで卵を付けたのが最初とされる。更に、飲み物(コーヒーなど)にトーストや卵料理を付けて提供するようになり、これが定着した。一般的には、トーストなどを単品で注文するよりも割安価格に設定されているが、中には飲み物の価格と同一にしているような競争の激しい所もある。
「歯科医」:歯、口、顎の疾患に対する予防、診断、治療を行う臨床医学の「歯科」の医者のことを言う。また、「歯科医院」のことも言う場合がある。
歯科医師は医師であるが、医師について定められた法律である医師法ではなく、歯科医師法の規定が適用される。よって、医学部を卒業しても歯科医師にはなれず、歯学部を卒業しないといけない。その後、国家試験に合格し、卒後臨床研修を受けるのは医師と同じである。
いくつか...
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