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東京少女・岡本あずさ#5「絆(後編)」 [ドラマ]

今回で、岡本あずさ主演の物語も終わりとなるが、今回は前回の続きとなる「」という物語の後編です。前回のあらすじが、「あらすじ」というテロップこそ無かったものの、3分ちょっとに渡って頭にあって、そこから繋がる形で後編がスタートということになったが、クライマックスの所をもう少し見せて貰いたかった所でした。「後編」という文字がサブタイトルにあるのだから、あらすじはもっと簡単にしても良いと思うんですけどね... が、この3分ちょっとという時間が曲者であり、本作はドラマ本編が25分35秒、2話で51分10秒ということになる。あらすじの3分ちょっとを切って、1時間枠の作品として編集し直すとしたら、48分になり、これにあと少し手を加えたら、地上波の1時間枠(54分枠)で十分放送できる時間になるので、そういうことが頭にあるのかも...???

ハッピー・エンドとなって、ミンジが母親と再会するということは無いだろうと思っていた(再会してしまうと、募る話がということになって、時間的に無理でしょうから...)のだが、なるほど、そう来ましたか、という所は良かったのだが、そこから後のあずさとの別れの所が薄っぺらくなってしまったのがちょっと残念でした。(だから、冒頭の「あらすじ」が長すぎたと言うのです。)1時間枠に再編集したら、少しは良くなるかもしれませんね。

筆者は、本作の放送前に、改めて前編を見ておさらいをしていた(前後編の物語の後編の時は、いつもそうしています。)のだが、その必要がなかったと思えるように、あらすじの部分のまとめ方は上手いものでした。が、おさらいをしたせいもあって、あらすじの部分が長い、ということを強く感じました。

前回のあらすじの部分については省略します。

ミンジのバッグがひったくりされ、2人は直ぐに自転車で逃げる男を走って追った。が、追いつくことが出来ず、男は逃走中にバッグを橋から投げ捨てた。それに気づいたあずさは、男を追わずにバックを追った。で、川原でバッグを回収した。これにミンジが追いつき、中から携帯電話を取り出すと、ストラップを目にして安心していた。が、財布は盗まれていた。

2人は再びミンジの母・堀田芳子の家を訪れるが、やはりまだ帰っていなかった。落ち込むミンジをあずさは、ミンジとママは絶対会えると元気づけていた。

やがて、2人は空腹に耐えられなくなり、さまよい歩いている道に柿がなっているのを見て、あずさがそれを取り、ミンジと共に食べようとする。が、その時「こら!」と怒られた。農家の安田に見つかってしまったのだった。で、2人は柿の収穫を手伝わされることになる。

収穫した柿を手押し車で安田の家まで運ぶあずさとミンジは、夕食をご馳走になる。食事の途中で「家出か?」と安田に言われると、あずさは正直にこれまでのいきさつを話し、柿に手を伸ばしたことを謝る。すると、「今晩、泊まっていけ」と言われて、泊めてもらうことになった。

蒲団の中で、あずさは、ミンジが携帯のストラップをいつも見ていることを尋ねると、その唐辛子のストラップは母から(15年前に)貰った物だと言う。で、「絶対ママに会える、と私は信じている」と言ってミンジを元気づけていた。(Aパートはここまで。経過時間は17分半に僅かに届かない所でした。よってBパートは8分半強です。)

翌日、おみやげの柿まで貰った2人は、丁寧にお礼を言って安田家を出て、ミンジの母の家に向かった。が、ミンジはどことなく元気がない。あずさはそんなミンジを色々と勇気づけていた。

で、堀田家にやってくると、玄関先を掃除している主婦がいた。それが母だと分かったミンジだったが、近づいていくことはせず、遠目から掃除をしている母の姿を見ているだけで、涙をこぼしていた。あずさは「早く」と言って合わせようとするが、ミンジは後ずさりをするとそのまま通り過ぎて行った。「どうしたんだよむと問うあずさ。ミンジは電柱で泣き出してしまった。

堀田家の子供が「お母さん、電話だよ」と言って、家の電話の子機を持ってきた。で、芳子は電話に出る。「こんにちは。突然すみません」とあずさが電話で話す。名乗ることはせずに、「実はわたし、このあいだ、韓国に旅行したんですけど...」と言って、ミンジと友達になったと伝える。ミンジという名前で芳子の表情が変わった。

あずさは続ける。「お母さんが青梅の図書館に勤めているから、伝えて欲しいことがある」と言って、ミンジの言葉を伝える。ミンジは凄く元気、お母さんのことを最近知って凄く会いに行きたいが忙しくて行かれない、でも凄く元気だから心配しないで下さい、と伝えた。となりでそれを聴いているミンジ、更には話しているあずさ、聴いている芳子の目からは涙がこぼれている。あずさは更に続ける。「毎日楽しく暮らしてますって。だから、お母さんも元気で暮らして下さいって。私のことは心配しないで元気でいて下さいって」

夜、東京(東中野の駅前です。)に戻って来たあずさとミンジが歩いている。その後ろを1台のタクシーがついてくる。(付き添い兼通訳のリ・ウンヨンが乗っている。)あずさとミンジは特に会話をすることもなく、駅に到着した。特に言葉をかけなくてもお互いの気持ちは分かっていた。あずさが「안녕」と言い、ミンジが「さよなら」と返すと、ミンジはタクシーに乗り込んだ。で、走り去っていくタクシー。あずさはそれを見送っていた。

あずさが静止画になると、ピアノ曲としてシンプルなメロディを奏でる『イケナイ恋』(メロディアスである分、切なくてウルウルとなってしまうメロディです。こんないい感じにもなってしまうというのもまた凄い曲ですね。)が流れだし、エンドロールが流れていきました。

次回からは、ヒロインが福永マリカになって、「東京少女・福永マリカ」となります。9人目のヒロインとなるが、これまでの8人のヒロインと最も違うのは、福永マリカが脚本も担当しているということである。ということで、どういうストーリーを書いたのかという所にも注目が集まります。で、最初の物語は「井の中のマリカ」という物語です。次回予告を見た範囲では、ちょっと嫌なタイプのお姉さんという感じのするマリカのように感じましたが、福永マリカのセンスを知るには良いかもしれません。尚、マリカの母を演じるのは根岸季衣さんで、約3年ぶり(「恋日・文學の唄」の13話以来)にこの枠に登場です。

「BS-iドラマ倶楽部」からのお知らせのバックの風景は、いつも通りの「高速道路と東京タワーを中心としての夕景」でした。

今月のヒロイン、岡本あずさは本作が女優デビュー作である。ということで、演技や台詞の言い方については、まだまだ未熟な所があって、目を背けたくなる所も何箇所かあったのだが、今後、どのように成長していくのかということを考えたら、楽しみな逸材である。ただ、4つの物語(最後が前後編のため、全5回だが物語は4つである。)の中に、コメディ作品と言うことの出来るものが無かったのがちょっと残念でした。(物語の中でのコミカル的なパートならばあったものの、コメディ色を前面に出した作品と比べると、実におとなしいですからね。)コメディ作品をやるには経験不足と判断してこういうことにしたのかは分からないものの、コメディで殻を破って弾けた姿を見たいところでした。(真面目な優等生タイプという役が多かったが、これは意図してのことなのか、偶然なのかは分からないが、意図したものであるのなら、7代目を襲名するのかもしれませんね...→今月中に、1月からの作品が発表されると思っていたのですが、まだ発表されないのはどうして?ひょっとして「東京少女」が4クールなのかしら???ヒロイン候補ならば、まだ何人もいますからね。)

 

ミンジの大切にしているものはこういうものでした。(いくつかあるので、拾っておきます。)


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