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「L' EFFRONTEE」 [映画(洋画)]

表題の作品は1985年のフランスとスイスの合作映画「なまいきシャルロット」である。主演のシャルロット・ゲンズブールを一躍スターにした作品であり、彼女の瑞々しい演技は、等身大の青春ということを表現していて、とても良いものでした。

作品データを記しておくと、時間は97分、監督はクロード・ミレール、脚本はクロード・ミレール、リュック・ベロー、ベルナール・ストラ、アニー・ミレールの4人、撮影はドミニク・シャピュイ、音楽はアラン・ジョミイである。そして出演は、シャルロット・ゲンズブール、ジャン・クロード・ブリアリ、ベルナデット・ラフォン、ジャン・フィリップ・エコフェ、たちである。

7月のパリ。明日からは夏休みということで、賑わいを見せている。13歳のシャルロットは水泳で怪我をして、教室に戻る途中で、音楽室から聞こえてくるピアノのメロディーに引かれる。ピアノを弾いていたのは彼女と同じ13歳の天才ピアニスト・クララだった。シャルロットは、何をやっても上手くいかずに苛立っていたが、クララのピアノには何とも言えない気持ちの高ぶりを覚えていた。夏休みに突入し、シャルロットは父の使いで、シャルロットを姉のように慕っている隣に住む病気がちの少女・ルルと共に工場へ行くが、その途中で2人は、コンサートのためにこの地に来ていたクララとそのマネージャー・サムに道を尋ねられ、何かが起こりそうな予感を感じる。翌日、クララのピアノの椅子を届けにいくのに同行したシャルロットは、ピアノの世界にすっかり魅了され、更に、クララからは付き人になって欲しいと言わる。喜びを隠しきれないシャルロットだったが、周囲の反応は冷ややかで、叶わぬ夢を見ているだけ、と諭される。そんな中、シャルロットに好意を寄せているジャンに誘われたシャルロットは、ジャンの部屋で突然ベットに押し倒される。驚きと恐怖から、何とか逃れようとするシャルロットは、部屋にあった地球儀を彼に振り下ろすと、部屋を飛び出していった。やがて、待ちに待ったクララのコンサートの日がやってきた。シャルロットは新しい生活に入ることに胸をときめかせていた。やがて演奏が始まるが、その最中に、ルルがシャルロットに「行かないで」と叫んだことから会場から追い出されてしまうシャルロット。コンサートが終わるとクララは去っていく。怒りをぶちまけるシャルロット。そんなシャルロットに、クララからの手紙を渡されたシャルロットは...

本作でセザール賞の有望若手女優賞を受賞したシャルロット・ゲンズブールだが、血筋もあってか、憧れと羨望の間に揺れる微妙な心を見事に演じきっている。それを考えると、受賞も当然でしょうね。映像の方も綺麗であり、瑞々しいシャルロットの演技と共に、心を洗ってくれる作品である。見ておきたい青春映画の1本である。

 

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