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恋する日曜日・1st.#15「DOWN TOWN」 [ドラマ]

恋する日曜日」の中の未見作品は今回の物語を含めてあと5本。(今回のものを見て、後4本になりました。)ということで、今回はこれについて記します。

この物語は「恋日」では初めてとなるコメディ作品である。(1st.や2nd.ではコメディ作品は希だったが、3rd.の後半に何本かありましたね。)一応、ラブ・コメディということになっているが、時にはこういう物語も面白いものである。それにしても、突拍子もないアイデアが出てくるものですね。

今回の物語は、後の「銭形泪・2nd.8話」に繋がる所がちらっとあるというのもまた面白い所です。それにしても、あの格好で会社に行くヒロイン・姫子は凄いですね。

綾小路家の令嬢・姫子は、恋人・田中悠一が勤める会社に勤めているOLであるが、周囲からはまともに見られていない金持娘であった。が、姫子は彼のことを思うだけで幸せ一杯、執事のじいは頭を悩ませていた。

今日も悠一の好みのドレスで会社に向かう姫子。いつものように、重役出勤で、朝礼も無視する姫子に、先輩OLの波子が「仕事しに来ているの?デートしに来ているの?」と問われると、迷わずに「デートしに来ている」と言う姫子だった。もうすぐここに来る必要が無くなる、と言われると、プロポーズされるものと思い込んだ姫子だったが、悠一は来週、鳥取に転勤になると告げた。鳥取が遠いということを知ると、姫子は悠一の転勤を止めさせようと手を回そうとする。(会社の株を全部パパに買っておいてもらっていて、手を回そうというのだった。)が、それを止めさせた悠一。ーは「一緒に来てくれないか」と言う。これをプロポーズの言葉と受けた姫子だったが、港区を出るのは、軽井沢とパリに行く時だけ、と言って拒否し、新婚生活は白金と高輪しかあり得ない、と言うのだった。

そんな中、悠一が転勤する日がやってきて、同僚たちに送られる悠一。が、姫子は自分よりも鳥取を選んだことにショックを受けた。

悠一は遠距離恋愛でもつきあって欲しいと言うが、「姫子は港区から出ないので、そっちが来い」と言う。しかし悠一はそれを了承した。で、2人は遠距離恋愛モードに入った。

悠一からの電話に強気なことを言う姫子は、それでも会社に顔を出していた。が、波子が、鳥取で派遣の女の子が悠一を狙っているらしいと姫子に告げた。これに姫子は、(悠一が)他の女に目移りするはずがない、と言っていた。

明日は一ヶ月ぶりに会える日ということで、姫子は悠一にサマーセーターを贈ることにしたが、ここのところ、メールも電話も殆ど無くなっていることから心配していた。そんな所に悠一から電話が掛かってくる。が、悠一は「行けなくなった。急な仕事が入っちゃった」と伝えた。姫子は、明日は出会って1年の記念日で、会いたい、と言うが、電話の向こうから「電話なんてしないで」という女の声がした。

姫子は悠一が浮気しているのではないかと思い、泣いていた。じいがそれを知ると、「総理大臣に電話して自衛隊の特殊部隊を差し向けましょう」と、とんでもないことを言い出した。が「まだはっきりした訳じゃない」と姫子。すると「鳥取県警に電話をして捜査員を」とじい。が、大事にしたくないと姫子。で、じいが鳥取の悠一の所に行くことになった。

悠一のアパートにやってきたじいだったが、部屋の中から女の声を耳にした。しかし、隣の住人から変な目で見られることになってしまった。

じいは姫子に報告の電話をした。「悠一様のお部屋に女人がおります」と言うと、姫子は慌てる。部屋の二人の様子を覗き見して逐一報告するじい。「接吻でございます」(現在、この言葉を使う人がいるというのが笑わせてくれる。)「若人の言葉ではキッスでございます」と言い直すと、姫子はどん底に叩き落とされた。

夜、泣きながら町を歩いている姫子。そこに偶然にも波子に見つけられてしまう。「人違いですわ」と言う姫子だったが、波子が「たいへんです。亀に食べさせるパンがありません」と言うと、「パンが無いならケーキを食べればいいじゃないの」と返したことで「やっぱり綾小路さんだ」と波子に見抜かれた。(そんなこと言わなくても外見で分かりますけどね...)

波子は姫子に「行きなさいよ、鳥取に。それで言うの。私の所に戻って来てって」とアドバイスをするが、「港区から出るのは嫌」と姫子。すると「くっだらない」から始め、プライドは恋愛にはいらない、本当に手遅れになってから後悔したって遅い、と励ました。しかし、やはり港区から出ることが出来ない姫子だった。

翌朝、じいから電話が掛かってきた。で「悠一様がお亡くなりになりました」と告げた。昨日の女の人は、具合が悪くなった悠一の往診に来た医者で、医者が帰った後、様態が急変して過労に肺炎が重なった、と告げた。しかし姫子は「そんなの嘘。絶対信じない」と言って泣き始め、「悠一がいないと生きていけない」「鳥取でも何処でも行く」「悠一を生き返らして」と口にした。

すると電話に悠一が出て「今の言葉、確かに聴いたからね」と悠一。全てはじいが仕組んだことで、向出もしないと姫子が意地を張り続けるから、ということだった。で、優しい言葉を姫子にかける悠一だった。(ただ、姫子のサマーセーターのことを「枕カバー」と言ってました。)

姫子は直ぐに鳥取に行くことにして、ウエディングドレスを着て、自家用ヘリに乗って鳥取の悠一の所に向かった。

世間を全く知らない金持娘の姫子の言動は、色々と笑わせてくれる。しかも演じたのが吉川ひなのということで、ぶっ飛んだキャラに違和感もないということで、楽しい物語でした。一途に悠一のことを思う姫子ということでは良いのだが、悠一もこんな女と一緒になろうと思ったのには凄い決断ですね。やっぱり普通の人間ではないですね。

また、最初は姫子に嫌みを言っていた先輩OLの波子だったが、彼女が姫子に良いアドバイスをしたというのも良かったですね。悪女という印章があるお局キャラではなくて、人生の先輩として暖かく(変人とはいうものの)後輩を見守っていたというのは良い所でした。(ただ、これによって、登場人物の全てが良い人ばかりになっちゃったということで、物足りなさもあったんですけど...)

ぶっ飛んだ設定のコメディであったが、そんな中にもハートフルな所があって、良い物語でした。

次回の物語は「電車」ということで、真希ちゃん出演作です。(が、既見なので、特に記しません。)その後は「恋日」の中で最高傑作と言われる「終章」(A面とB面ということで、違った視点から描かれた物語ということで、実に内容のある作品です。)が続きます。その後は、筆者の未見作品である「ダイアリー」(佐藤二朗さん出演なので楽しみです、)と「色彩都市」(金剛地武志さん出演)と続きます。次に「恋日・1st.」について記すのは「ダイアリー」の予定なので、4週後ということになるはずです。

 

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