ケータイ刑事銭形愛3話[裏ネタ編]PART 3 [ケータイ刑事]
「銭形愛」の第3話「死んだ魚の謎 ~美人作家付き人殺人事件」の「裏ネタ編」の3回目となる今回は、この物語の犯人だった麗子が作詞家ということで、「作詞家」について、そして動機の一つである金銭的なことから「印税」について、そして五代さんがかつてアルバイトをしていたという「米屋」について記すことにします。
尚、この物語について過去に記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。
「作詞家」:英語では「Lyricist」または「Songwriter」という。音楽の歌詞を作ることを生業としている人のことを言う。また、曲を作る作曲家に対して、歌詞を提供することもある。(作曲家から曲を提供されて、それにあった歌詞を作る場合(曲が先にある)と、歌詞が先にある場合とがある。)
専業という作詞家がいるのは当然であるが、他の職業の人が作詞をする場合も多く、乱暴に言ってしまうと誰でも「自分は作詞家」ということは出来る。(その歌詞の内容やヒット曲になったということを度外視した場合ですが...第一、鼻歌で適当な歌詞で歌っても、作詞したことになりますから...)
昔は専業の作詞家というのは結構大勢いたが、'70年代のフォーク・ブーム、ニューミュージック・ブームの頃から、作詞だけではなくて、作曲、編曲も行う、所謂「シンガーソングライター」が増え始め、'90年代には、ポピュラー音楽に於いては専業作詞家というのは激減している。
尚、歴代銭形の中でも雷ちゃん(小出早織さん)は「ケータイ刑事」関係の楽曲で作詞をしているので、立派な「作詞家」です。また、泪ちゃん(黒川芽以さん)は、オリジナル・アルバムで作詞だけではなくて作曲も何曲かしている。また、映画「問題のない私たち」でも作詞作曲をした曲があるので、立派な「作詞家」であり「作曲家」でもある。
「印税」:著作物(書籍や音楽など)の著作権者に対して、その売上高に応じて支払われる対価のことである。「印紙税」の略称に由来してこの呼び名がされているが、税金の種類ではない。
書籍の場合は、書籍の定価と販売部数に基づく一定の歩合が著作者に支払われるが、印税は10%というのが一般的であるが、出版社や著作者に応じて、それ以下になる場合や、それ以上になる場合がある。
一方、音楽の場合は、歌唱印税と著作権印税があり、前者はその曲の歌唱者、演奏者に支払われる物である。売り上げの1~2%と言うのが標準的であるが、当然のように上下する場合もある。一方、後者は、曲の作曲者や作詞者に支払われるものであり、売り上げの6%というのが標準的である。但し、作曲者、作詞者それぞれに支払われ、更には音楽出版社にも分売されるため、作詞者、作曲者にそれぞれ支払われるのは売り上げの1.5~2%程度となる。(作詞と作曲の両方を同じ人が行った場合は3~4%ということになる。)
「米屋」:お米を売る店のこと、若しくはその人のことを言う。一般的には「米屋」(「お米屋」を含む)と呼ばれるが、正しくは「米穀店」という。(米だけを扱っているのなら「米屋」でも良いが、たいていは、米以外の穀物も扱っているので、「米穀店」の方が正しい言い方である。ただ、穀物以外で、例えば灯油などの販売を行っているお店もありますけど...)
最近は減っているものの、以前は米と言えば俵に入れて輸送されるというのが当たり前であった。1俵は60kgということで、人間1人の重量がある重量物である。それを運となると、力自慢の人出が必要ということになり、ラグビーで鍛えた五代さんのような体育会系の人間にとっては、体を鍛えることも出来るということで、良いアルバイトでもあったものである。そういうアルバイトをしていたという五代さん。(第1話で、ピザ屋の配達員というアルバイトをしていた)愛ちゃんの世代との間で、しっかりと世代ギャップを感じさせてくれるものですね。
↓参考まで
↓黒川さん作詞・作曲の曲が収録されています。
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