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「GLORIA」(1998) [映画(洋画)]

表題の作品は1980年の映画「グロリア」のリメイク版である「グロリア」である。('80年版は2年ほど前に記しているので、今回はリメイク版についてです。)'80年の作品はJ・カサヴェテス監督、ジーナ・ローランズ主演のいずれもが高い評価を受けたが、リメイクである本作は散々たる評価で、主演のシャロン・ストーンは本作で受賞こそ逃した(この方が良いはずです)が、ゴールデン・ラブベリー賞のワースト主演女優賞に見事ノミネートされる程だった。当時、どうしてリメイクしたk?という疑問の声ばかりが出た作品である。(が、あれから10年、相変わらずリメイク作品が花盛りであるが、その内の半数は本作同様に酷評されているが、リメイク・ブームは止まりませんね...)

作品データを記しておくと、時間は107分、監督はシドニー・ルメット、脚本はスティーヴ・アンティン、撮影はデヴィッド・ワトキン、音楽はハワード・ショアである。そして出演は、シャロン・ストーン、ジェレミー・ノーサム、ジーン・ルーク・フィゲロア、キャシー・モリアーティ、マイク・スター、ジョージ・C・スコット、ボニー・ベデリア、ボビー・カナヴェイル、たちである。

3年の刑期を終えたグロリアは、ニューヨークの恋人・ケヴィンの元に戻ってきた。が、グロリアは組織の仲間の裏切りがあったことを知ると、組織に監禁されていた7歳の少年・ニッキーを救出して、男たちに銃を向けて脱出した。ニッキーは、父親から組織の犯罪の証拠となるフロッピーを預かっていて、一家は組織に抹殺されていた。そのため、グロリアとニッキーは組織から追われることになった。グロリアは、絶縁状態にあった姉の元を訪ねるが、追い返されてしまい、安宿に身を潜めるが、組織の追っ手に襲われ、ニッキーを奪われてしまう。で、親友・ダイアンの協力を得て、グロリアは、フロッピーと交換でニッキーを助け出そうとするが...

オリジナル版のグロリア(ジーナ・ローランズ)とは随分と違うグロリアになったということは、評価が分かれる所であるが、本作は物語の展開がダラダラとしていて、折角のサスペンスも盛り上がらないまま進んで行くということで、どうしようもない作品として扱われている。また、S・ストーン主演だったら、求める物も自ずと決まってくるが、そういう期待にも十分と応えられなかったことが致命的でした。

S・ストーンのファンで、彼女を見たいという方だけが見たらよろしいかと... で、やっぱり本作ではなくて1980年のオリジナル版の方を見ておけば十分という作品でした。(S・ルメット監督も、期待外れでした。)が、評価の高い作品を安易にリメイクしたということが本作がコケたそもそもの原因であるが、現在でも次々とリメイク作品の企画ばかりが出てくるというのは、学習していませんね...

 

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