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ケータイ刑事銭形泪16話(2nd.3話)[裏ネタ編]PART 3 [ケータイ刑事]

銭形泪・2nd.3話」の「亜空間を越える死体 ~ノーベル賞的殺人事件」の「裏ネタ編」も3回目となるが、今回は劇中で語られている「ライト兄弟」についてと「動力飛行」について、そして「コイル」についてと「ナスカの地上絵」についてです。

尚、約2年9ヶ月前のBS-iでの再放送時に記した本編について記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。

ライト兄弟」:(動力を持った)飛行機の発明者である。(但し、最初に動力飛行機での飛行に成功した人物であり、初めて動力飛行機で飛行実験を行った人物ではない。→彼らの成功前にも動力飛行機による飛行実験は行われていたが、ことごとく失敗していて、成功していなかった。)「兄弟」であるが、実は2人兄弟ではなく、4人兄弟(更に妹が1人いる。)であり、「兄」と言われているウィルバー・ライトは三男、「弟」と言われいてるオーヴィル・ライトは四男である。

ウィルバー・ライトは1867年生まれ(1912年没)であり、ウィルバー・ライトは1871年生まれ(1948年没)である。

ドイツの航空研究家であり、グライダーの開発者であるオットー・リリエンタールが1896年に事故死したことから、兄弟は動力飛行の研究を始めた。そして、1903/12/17に、アメリカ・ノースカロライナ州キティホークにあるキルデビルヒルズに於いて、12馬力のエンジンを搭載した「ライトフライヤー号」によって、世界で初めてとなる有人動力飛行に成功した。操縦していたのはオーヴィルである。

動力飛行」:「動力」とは、機械などを動かす力やエネルギーのことであり、天然に存在するエネルギーを原動機によって機械的に仕事に変換させたものである。天然のエネルギーとしては、水力、風力、電力、原子力などがあり、それぞれ、水車、風車、発電機(モーター)、原子炉がそれぞれの原動機に該当する。また、「人力」も広義では立派な動力と言うことが出来るが、人間は機械ではないので、一般的には「人力」ということで機械による「動力」とは扱わない。

「動力飛行」は、原動機によって得られた仕事(力)を利用して飛行を行うことである。具体的に言うと、プロペラやジェット・エンジンなどが生み出す力を利用して空を飛ぶことである。(尚、動力を使っていない飛行ということでは、グライダーの滑空が該当する。)

コイル」:電気工学の世界では、螺旋状に巻いた電気の導線によって構成される受動素子であり、インダクタンス(巻線に於いて、電流の変化が誘導起電力となって現れる性質)を持つ回路素子のことを言う。(これのお陰で、様々な電気回路が動作する。(キャパシタンスと抵抗も必要ですけど...))

一般的には、電気回路の素子でなくても、螺旋状、または円盤状に線状の物(金属線でなくても構わない)を巻いたものを指して言う。例えば、単なる螺旋状のコイル・バネのことを(電気回路の素子として全く使用しなくても。)「コイル」と言う。

英語の「Coil」という単語は、名詞では「ぐるぐる巻き」「とぐろ」「コイル」という意味であるが、動詞としての意味もあって、「ぐるぐる巻きにする」「とぐろを巻く」と言う意味がある。そこから「ぐるぐる巻きにされた物」「とぐろを巻いた物」を「コイル」と呼ぶことから、電気回路で使われる受動素子以外のものも「コイル」と呼ばれるものが多数ある。

尚、この物語に登場した「コイル」は、前者の電気回路の素子ではなく、後者のものであり、バネの仲間と言ってよいものである。

ナスカの地上絵」:世界遺産に登録されている文化遺産であり、南米・ペルーのナスカ高原にあるナスカ文化の遺跡である。地上に線を使って描かれた巨大な絵や幾何学図形であり、地面にいたら全体の姿を認識することができず、上空からでないと分からないというものである。(大きさは数十mから百数十mである。近年、全長50kmに及ぶ正確な矢印がランドサット衛星の撮影画像から発見されている。)

ナスカ文化は、アンデス文明の中でも古い文化であり、紀元前後から7世紀頃までに栄えたものである。場所は、現在のペルーのナスカ高原のナスカの地上絵が最も有名である。灌漑設備が整えられていて、土器、織物、金属工芸の優れた遺産が残されている。

地上絵は、そのナスカ文化の代表的な物であり、3世紀から8世紀頃に描かれたものとされている。描かれているものは、サル、リャマ、シャチ、魚、爬虫類、海鳥類などがあり、ナスカ式土器の文様と類似していることが指摘されている。何のために描かれたのかはいくつかの説がある。描かれている絵には暦に関係する性質があることから、宗教的な意味を持つものと言う説や、古代国家における労働力を税とする制度の一環という説、社会的な事業の一つという説、雨乞い儀式に使われたという説まである。(→こういうのって、解明してもらいたいと思う気持ちと、解明されない方が色々と想像することが出来るという気持ちとが入り乱れるのですよね...)

地面からは地上絵の全体像を掴むことが出来ないことから、一部から全体を掴めきれないという意味の比喩として使われることがあるが、これを考えたら、高村さんはなかなか上手いことを言ったものですね...

 

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