SSブログ

ISLEY BROTHERS『3+3』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1973年年に発表された彼らの12枚目のアルバムである。1959年のデビューからキャリアを重ねてきた彼らであるが、本アルバムからは、従来のメンバー3人に、弟2人と従兄弟の合計3人が正式メンバーとして加わったということで、それをアルバム・タイトルにしたものであり、新たなステップに突入した記念のアルバムである。ファンキーでソウルフルでジャジーな要素も持った秀作である。また、本アルバムはBillboardのアルバム・チャートで最高位8位を記録する大ヒットとなっている。

収録曲は以下の全9曲である。『That Lady, Part 1 & 2』『Don't Let Me Be Lonely Tonight』『If You Were There』『You Walk Your Way』『Listen To The Music』『What It Comes Down To』『Sunshine (Go Away Today)』『Summer Breeze』『Highways of My Life』。尚、2003年にリマスターされて再発されたものには『That Lady [Live]』がボーナス・トラックとして追加収録されて、全10曲になった。

この中からシングル・カットされたのは3曲で、『That Lady, Part 1 & 2』はBillboardで最高位6位を記録して1973年の年間シングル・チャートでも21位にランクイン、イギリスでも最高位14位を記録していて、彼らの代表曲1つにもなっている。続いて『What It Comes Down To』がBillboardで最高位55位、イギリスで最高位25位を記録、『Summer Breeze』はBillboardで最高位60位、イギリスでは最高位16位を記録している。

本アルバムからの筆者のお薦め曲は、やはり筆頭は『That Lady』である。それから『If You Were There』『Summer Breeze』という所と、カヴァー曲である『Don't Let Me Be Lonely Tonight』(オリジナルはJAMES TAYLOR)と『Listen To The Music』(オリジナルはDOOBIE BROTHERS)をピックアップしておく。(カヴァー曲は、オリジナルとは随分と違う味が出ているが、名曲であるだけに、形は変わっても良い曲です。)

サウンドの方は、いかにも'70'sということを感じるファンキーでソウルフルなものであり、直ぐに時代を感じることになるが、'70's前半のファンキーなサウンドの形をたっぷりと堪能させてくれると言うことで、'70's(前半)サウンドをたっぷりと楽しませてくれる。

また、新メンバーが加わったことで、従来からのメンバーの持ち味だけでなく、新たな一面が加わったことも良い方に転がり、素晴らしい完成度となったアルバムでもある。(本アルバムを彼らの最高傑作と言う声もあるぐらいですからね。)

とにかく、ファンキーなサウンドを楽しむのであれば、聴いておきたいアルバムである。また、'70'sという時代を感じたいという方も、聴いてみるべし、というアルバムである。

 

3 + 3

3 + 3

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Sbme Special MKTS.
  • 発売日: 2008/02/01
  • メディア: CD

↑ボーナス・トラックあり |ボーナス・トラックなし ↓

3 + 3

3 + 3

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Sony
  • 発売日: 1992/02/04
  • メディア: CD
↓SACDでもリリースされています。(ボーナス・トラックなしですが...)
3 + 3

3 + 3

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Sony
  • 発売日: 2002/10/15
  • メディア: CD

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。