IRENE CARA『CARASMATIC』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1987年に発表された彼女の4年ぶりとなる3rd.アルバムである。(オリジナル・アルバムということでは3枚目であるが、サントラ盤には4枚に関わっているので、7枚目のアルバムと言ってもおかしくないかも...)が、特に注目されることもなく、『Flashdance... What A Feeling』という超大ヒット曲(1983年のBillboard年間シングル・チャートで3位、レギュラー・チャートで6週連続1位を記録している。)の後が続かなかったということで、寂しいことになってしまったアルバムである。
収録曲は以下の全9曲である。『Get A Grip』『Give Me Love』『We're Gonna Get Up』『Now That It's Over』『Say Goodnight Irene』『Don't Wanna Let Go』『Girlfriends』『Be Your Number One』『Falling in Love』。
本アルバムからシングル・カットされたのは『Girlfriends』であるが、やはり殆ど注目されることなく、Billboardのチャートにもランクインしなかった。
本アルバムからのお薦め曲は『Girlfriends』『Say Goodnight Irene』『Now That It's Over』という所をピックアップしておく。
歌唱力があって、表現力も豊かであり、曲の方も悪くないのだが、「FRASHDANCE」の後、いくつかの映画に出演するようになり、女優としての活動が盛んになり、音楽的な魅力が十分に出せなくなってしまったのが不幸だったということですかね。
本アルバムは'80'sだけでなく、'70'sから活躍するアーティストや、'90'sになってから花開くことになるアーティストも参加していて、かなり豪華な顔ぶれが集まっているという注目点がある。(LUTHER VANDROSS、JAMES INGRAM、PATRICE RUSHEN、BONNIE RAITT、CAROLE KING、GEORGE JOHNSON、MICHAEL BOLTON、JAMES NEWTON HOWARD、DANNY SEMBELLO、MICHAEL SEMBELLO、たちが参加している。)この顔ぶれの中に彼女の方が埋没してしまったと言った方が良いかも...
安心して聴くことが出来る曲が集まっていて、豪華な参加ミュージシャンということで、もっと注目されても良いアルバムだったんですけどね...
コメント 0