ケータイ刑事銭形泪17話(2nd.4話)[裏ネタ編]PART 5 [ケータイ刑事]
現在、「銭形愛」と同時に「裏ネタ編」を薦めている「銭形泪」であるが、こちらの方が1つの物語に対しての執筆回数が多いこともあって、取り上げる話数が遅れてきているが、何だかんだで記しておきます。(今のペースなら、終わる頃にはBS-iの再放送から3年以上になってしまうのも確実だし...)
「銭形泪・2nd.4話」の「高村刑事、絶体絶命! ~正しい日本語殺人事件」の「裏ネタ編」はまだ続きます。5回目となる今回は言霊名誉教授が口にした「警鐘を鳴らす」についてと、高村さんが口にした「グリーンティ」についてと、言霊名誉教授が口にした「緑茶」について(一応、別のものに分けちゃいます。)、そして「玉露」について記します。
尚、約2年9ヶ月前のBS-iでの再放送時に記した本編について記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。
「警鐘を鳴らす」:他人に対して(危険などを)警告する、という意味である。英語では「Warn」という動詞がこれを指す。
「警鐘」とは、危険の予告、警戒のために鳴らす鐘ということで、古くは火事の時に使う半鐘のことである。と言うことなので「警鐘」だけでは単なる鐘であるので、それを「鳴らす」ということになる。
「グリーンティー」:英語の「Green Tea」をそのままカタカナにしてものであって、日本語に訳すと「緑茶」と「日本茶」のことであり、意味としたら次に記す「緑茶」と同じと考えて良い。尚、「グリーン」は茶葉の色が緑色をしているためにこう言われる。よって、広義では日本茶以外も含むことになるが、緑茶とは日本と中国ぐらいしかなく、世界的に知られることになった日本茶のことを指していると思って、特に問題はない。
「緑茶」:茶葉を摘み取った後、加熱処理を行って発酵することを妨げて、それを乾燥処理した茶葉のこと、若しくはその茶葉に湯を注いで抽出した茶飲料のことである。尚、後者の茶飲料のことを、日本で広く飲まれいるお茶ということから「日本茶」ともいう。
緑茶の茶葉は、加熱処理を行うことで、葉中に含まれている酸化酵素の活動を停止させることになるため、葉緑素が発酵によって分解されることがない。そのため緑色を保っている。(発酵させれば、ウーロン茶や紅茶になる。)よって、緑茶は不発酵茶ということになる。
加熱処理は、日本では「蒸す」ということで行うのが中心であるが、中国では「炒る」ということで行うのが中心である。尚、「蒸す」というのは日本独特の製法である。また、日中以外では不発酵茶というのは珍しい。
近年は緑茶が含んでいるカテキンが注目されたことで、世界的に緑茶がブームになっている。しかし、日本や中国以外では、緑茶に蜂蜜や砂糖などを加えたものが販売されている。日本人から見たら「?」と思う所であるが、日本では紅茶やコーヒーが加糖されたものが販売されているが、紅茶やコーヒーをストレートで飲むのが主流の国の人から見たら「?」と思うのと同じである。→ミルクまでとは言わないが、緑茶に少量の蜂蜜や砂糖を加えると、苦みが無くなり、また違った味わいがするものである。一度試してみたら如何かと...(コーヒーや紅茶に砂糖を入れるのよりも少なめに(半分から2/3程度に抑えた方が良いでしょう。))
尚、日本では緑茶の茶葉はお茶を抽出するためだけに使うのではなく、茶葉の天ぷら、かき揚げ、炒め物などの料理もある。
「玉露」:日本茶の一つであるが、最高級品とされているお茶である。茶葉の製造方法は普通の緑茶と大差ない(強い蒸気でさっと蒸し上げる。)が、茶葉の栽培方法に特徴がある。芽が伸びて摘み取る2週間ほど前になると覆いを掛けて日光が当たらないようにする。これによって煎茶の旨みを引き出すテアニン(アミノ酸の類)が増加し、渋みの原因となるタンニン(カテキンの類)が減少することになる。更に、かぶせ香と呼ばれる独特の香が生じることになる。
一般的な煎茶は70゜C程度の尾和を使って抽出するが、玉露は60゜C程度までの低温のお湯を使う。(低温のお湯を使うことで苦み成分の抽出が抑えられる。)
玉露の生産地としては福岡県の八女が有名であり、八女茶は玉露の生産量の半分弱を占めている。その他は京都の宇治茶、静岡県の岡部茶が有名である。(岡部茶で有名な静岡県岡部町は、藤枝市に編入合併したため、現在は「岡部町」という自治体は無くなった。江戸時代は東海道の宿場町の一つであった。)
↓参考まで
緑茶のマーケティング―“茶葉ビジネス”から“リラックス・ビジネス”へ
- 作者: 岩崎 邦彦
- 出版社/メーカー: 農山漁村文化協会
- 発売日: 2008/10
- メディア: 単行本
茶楽―癒される日本茶の世界 (ワールド・ムック (485))
- 作者:
- 出版社/メーカー: ワールドフォトプレス
- 発売日: 2004/05
- メディア: 単行本
ガンにならない緑茶カテキンの驚異―ガン細胞が自滅する“弱点”がわかった (プレイブックス)
- 作者: 樋廻 博重
- 出版社/メーカー: 青春出版社
- 発売日: 1999/12
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
↓時には飲んでみましょう。
- ショップ: 舎人園茶遊亭
- 価格: 1,000 円
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