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「GRAY LADY DOWN」 [映画(洋画)]

表題の作品は1978年の映画「原子力潜水艦浮上せず」である。アメリカ海軍の原子力潜水艦が1400フィートの海淵に沈み、その救出劇を描いた作品である。潜水艦という閉ざされた空間の内部で起きる人間ドラマは、色々と見せてくれる。

作品データを記しておくと、時間は111分、原作はデヴィッド・ラヴァリー、翻案はフランク・P・ローゼンバーグ、監督はデヴィッド・グリーン、脚本はジェームズ・ホイッテカー、ハワード・サックラー、フランク・P・ローゼンバーグの3人、撮影はステヴァン・ラーナー、音楽はジェリー・フィールディングである。そして出演は、チャールトン・ヘストン、デヴィッド・キャラダイン、ネッド・ビーティ、ローズマリー・フォーサイス、ステイシー・キーチ、スティーヴン・マクハティ、ロニー・コックス、クリストファー・リーヴ、ドリアン・ヘアウッド、ヒリー・ヒックス、チャールズ・シオッフィ、ウィリアム・ジョーダン、ジャック・レイダー、マイケル・オキーフ、たちである。

アメリカ・コネチカット州ニューロンドン沖。濃霧の中で海軍の原子力潜水艦ネプチューンと、レーダーが故障したノルウェーの貨物船が接触し、ネプチューンは1400フィートの海に沈んだ。しかも、そこは海底ではなく、岩棚に辛うじて引っかかっているだけだった。潜水艦に衝撃があれば、海底深くに沈んでいくのは明らかだった。しかも、乗組員41人は生存しているが、酸素の残り量は36時間しかなかった。貨物船からSOS信号が出され、海軍は救助隊を編成して、深海救援艇が救助に向かう。が、地すべりが起こってネプチューンの脱出用ハッチは土砂で覆われてしまう。土砂を取り除かなければ救助は出来ない。そんな中、更に地滑りが起きて、潜水艦は90度傾き、ますます救助は困難になっていく。酸素の残り6時間になっていた。あの手この手でネプチューンを救助しようとする救助艇だったが...

'70's前半には数多くの脱出パニック映画が作られた時期であるが、そういう流れを受けている本作では、海底という閉鎖空間と、限られた時間という緊張感を高める要素が上手く機能していて、全体を通して緊張感のあるドラマが展開していく。特撮に関しては今ひとつであるが、物語の緊張感がそういうことを完全に忘れさせてくれる。ただ、時々、あと数時間しかないという非常事態なのに、悠長としているように感じられる所がある。('70'sの脱出スペクタクル作品には必ずあるシーンでもありますが...)この部分が無ければもっと良かったのだが、'70'sという時代を感じさせてくれるところでもあり、まあ、よろしいかと...

 

↓DVD化されていません。(ビデオです。)

原子力潜水艦 浮上せず [VHS]

  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • メディア: VHS

Gray Lady Down [VHS] [Import]

  • 出版社/メーカー: Universal Studios
  • メディア: VHS

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