ケータイ刑事銭形愛8話[裏ネタ編]PART 5 [ケータイ刑事]
今週も「名曲探偵アマデウス」は再放送(昼は事件ファイルNo.028・ドビュッシー「牧神の午後ヘの前奏曲」、夜は事件ファイルNo.022・チャイコフスキー「くるみ割り人形」でした。)ということで、新作は来週までお預けなので、ピンチヒッターとして、今回は愛お姉ちゃまに登場して貰います。
その愛お姉ちゃまですが、3/1からは、毎週日曜日の22:40~22:50に、2007年にBS-hiで放送された「ぴあのピア」(ナレーションを担当した。)が地上波(総合テレビ)で放送されますね。但し、BS-hiは週5の放送だったが、地上波では週1であり、しかも途中からの放送ですけどね...
「銭形愛」の「裏ネタ編」はこれまでは1つの物語に対して4回ずつだったが、第8話「第49号容疑者 銭形愛」は遂に5回目に突入しました。(が、今回で打ち止めです。)で、今回は、犯人の事件の動機がこれを書くためだったという「卒論」について、そして犯人の名前(礼久田博士(れくた・ひろし))から容易に想到される「レクター博士」についてと、そのレクター博士が登場する物語(映画)である「羊たちの沈黙」について、そして愛ちゃんが劇中で駄洒落として口にした「大杉漣」について記します。
尚、この物語について過去に記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。
「卒論」:「卒業論文」の略。大学や高専の最終学年の学生が、その一年を通して行った卒業研究の成果について提出する論文のことである。尚、大学院の最終学年の学生が提出するものは「卒業論文(卒論)」ではなくて「修士論文(修論)」と呼ばれる。また、英語では「Graduation Thesis」という。
また、大学生であれば誰もが卒業に際して提出するものではなく、学部によっては卒論が課せられない学部もある。(例えば、医学部では試験が行われ、芸術系学部では卒業制作、卒業演奏などが行われ、語学系の学部では卒業翻訳などが「卒論」の代わりに課せられる。)
「レクター博士」:トマス・ハリスの小説のハンニバル・レクター博士を主人公にしたシリーズの主人公であり、「レッド・ドラゴン」「羊たちの沈黙」「ハンニバル」「ハンニバル・ライジング」の4作が執筆されている。また、この4作はいずれもが映画化されている。(「レッド・ドラゴン」は2度映画化されている。但し、一番初めの1986年の映画「レッド・ドラゴン」はあまり評判にはならず、「羊たちの沈黙」のオスカー獲得以後、再評価されることになった。)
ハンニバル・レクターは天才的な洞察力を持つ精神科医であるのだが、人肉嗜好の社会病質者であり、連続猟奇殺人犯というキャラクターである。
1938年、リトアニア生まれで、父方の祖先はイタリアの名門貴族、母方もヴィスコンティ家の末裔らしい、という設定である。また、肉体的な特徴としては先天的な多指症であり、指が6本ある。(映画では、小説の設定の全てが採用されてはいない。)
映画「羊たちの沈黙」では、アンソニー・ホプキンスが演じ、アカデミー主演男優賞を獲得している。
「羊たちの沈黙」:トマス・ハリスの小説の映画化作品であり、1990年製作(公開は1991年)の作品である。第64回アカデミー賞で7部門にノミネートされ、そのうち5部門(作品賞、主演男優賞、主演女優賞、監督賞、脚色賞)を獲得した。(主要部門を独占した。)
作品データを記しておくと、時間は118分、原作はトマス・ハリス、監督はジョナサン・デミ、脚本はテッド・タリー、撮影はタク・フジモト、音楽はハワード・ショアである。そして出演は、ジョディ・フォスター、アンソニー・ホプキンス、スコット・グレン、テッド・レヴィン、アンソニー・ヒールド、ケイシー・レモンズ、ダイアン・ベイカー、ブルック・スミス、フランキー・R・フェイソン、ロジャー・コーマン、チャールズ・ネイピア、ジョージ・A・ロメロ、ポール・レイザー、ダン・バトラー、たちである。
バッファロー・ビル事件という、若い女性の皮膚を剥ぎ落とし、死体を川に流すという連続猟奇殺人事件が発生。FBI訓練生のクラリスはクロフォード主任捜査官から、元天才精神科医で、自分の患者を食べて州立精神病院に措置入院されているレクター博士に、バッファロー・ビルの精神状態を解明してもらうという任務を命じセレ、レクター博士の元に行く。レクター博士は、クラリスの過去を語らせることと引き換えに、バッファロー・ビルの心理を語り始めるが...
サスペンス作品はアカデミー賞には縁がない、と言われていたが、それを覆してアカデミー賞を獲得し、'90'sにサスペンス作品のブームを起こすことになった作品である。
この物語の前段は、「レッド・ドラゴン」として2002年に映画化され、続編は2001年に映画化されている。一度は見ておきたい作品である。
「大杉漣」:1951年、徳島生まれの俳優である。舞台の方に1973年から出演していて、1974年には太田省吾が転形劇場を旗揚げするのに初期メンバーとして参加している。1980年からは新東宝のピンク映画に出演して映画デビューを果たす。('80's前半はそちらの映画に多数出演していた。)1993年の映画「ソナチネ」に出演してから大きく変わり、テレビや映画でも主要キャストに顔を並べるようになる。'90's後半からの活躍は顕著で、1998年、1999年にはいくつかの映画賞を受賞している。
所属事務所は「Zacco」であるが、2009年からは泪お姉ちゃま(黒川芽以さん)がそのZaccoに移籍したということで、思わぬ形で(アフターではあるが)「銭形」に繋がる関係が出来た。(→ひょっとしたら、銭形警視総監の候補の一人として、これで有力になった...???)
↓こういうものを役立てることなく、卒論を仕上げましょう。
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↓大杉漣出演作をいくつか
↓大杉漣監督作
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