ケータイ刑事銭形愛9話[裏ネタ編]PART 4 [ケータイ刑事]
「銭形愛・第9話」「歯で弾丸を受け止める男 ~ネタバレマジシャン殺人事件」についての「裏ネタ編」も4回目となるが、この物語についてはこれで打ち止めです。で、昇天斎のマジックで使われた「火縄銃」について、「ガラス」について、マジックのタネだった「磁石」についてと「空砲」について記します。(「電磁石」は「零25話(2nd.12話)[裏ネタ編]」で記しているが、今回は「磁石」についてです。)
尚、この物語について過去に記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。
「火縄銃」:「火縄筒」と言うこともある。また、日本には1543年に種子島に伝来したことから「種子島銃」または「種子島」と呼ばれることもある。15世紀にヨーロッパで発明された銃であり、雷管式の銃が登場するまでは銃の主流であった。
引き金を引くと、バネが外れて、火縄(火の付いた繩)を挟んでいる部分が火皿に落ち、火は口薬と呼ばれる黒色火薬に引火し、銃身無いを伝わり、玉薬と呼ばれる火薬が爆発して弾丸が発射される仕組みである。
火縄は、竹や檜皮の繊維で作った繩に硝石を吸着させたものであり、ゆっくりと燃えていく。(あっという間に燃えてしまったら役立ちませんからね。)また、一発弾丸を発射する度に、火薬と弾丸を装填しなければならないので、連発することが出来ない、雨中では使えないという弱点がある。(熟練兵士だと、約20秒かかるという。)そのため、織田信長が長篠の合戦で用いたような戦法(三段撃ち:1人の射撃手に複数の銃と助手を付け、助手は弾丸の装填のみを行い、射撃手は銃を変えながら撃ち続ける。これによって次弾までの時間を縮めることが出来る。)が有名である。
現在では、旧式銃であるため、配備されていることはないが、観光地などで、観光客に見せる目的では使われている。但し、旧式の銃であるといっても、日本では銃刀法の規制対象となっている(当然、殺傷能力がある。)ので、(職務のため所持することを除いて)所持することは許されていない。
「ガラス」:漢字では「硝子」と記す。「ビードロ」と呼ばれることもある。元々はオランダ語の「Glas」から来ている外来語である。英語では「Glass」、フランス語では「Verre」、ドイツ語では「Glas」(オランダ語と同じ)、イタリア語では「Vetro」、スペイン語では「Cristal」、ポルトガル語では「Vidro」という。
広義では、溶融状態にある液体を冷却する時、一定の凝固点を示さずに凝固する非結晶の固体(所謂「アモルファス」のこと)の総称のことである。一般的にはケイ素を主成分として、これにソーダ灰、石灰石、ホウ酸、燐酸などを用い、高温で溶融させ、それを冷却して固体にした透明で固いが割れやすい物質のことを指して言う。(一般的には、広義の意味ではなく、特定物質のことを指していると思って問題ない。)
(一般的な)ガラスは、常温では吸水性、通水性、通気性は全く、通電性もない絶縁体である。そのことから、ガラスを材料とした液体を入れる容器(コップ、水槽など)が作られたり、建築物の窓に利用される。(一応、水、酸、アルカリ、大気中の炭酸ガスには徐々にではあるが侵される。とは言っても、現在の窓ガラスはその対策が施されているのは言うまでもない。)尚、フッ化水素酸には著しく腐食される。
歴史は古く、紀元前40世紀頃に、古代エジプトやメソポタミアで作られたビーズにまで遡る。現在に近い形のガラスが作られたのは紀元前24~22世紀頃とされている。そこから発展を続け、中性には高度な技術が開発されてステンドグラスが各地で製作されるようになる。18世紀にルブラン法によるソーダでの生産が始まると、近代工業の柱となった。その後もガラスの製法には新しいものが開発され、現在では以前のような高温(約2000゜C)は不要で約1000゜Cで製造が可能になっている。
「磁石」:鉄粉(磁性体)を惹きつける程度の磁気を帯びた物体のことである。これには「永久磁石」と呼ばれる磁石としての性質を、外部から磁場や電流の供給を受けずに保持し続けるものと、「電磁石」と呼ばれるように外部から電流を供給した時だけ磁石としての性質を持つものとがある。
永久磁石として知られるものはアルニコ磁石、フェライト磁石、ネオジム磁石などがある。(現在は、安価なフェライト磁石が一般的な磁石である。)
磁石単体としては、金属にメモを貼る際に使うというのが一般的であるが、目に見えないものの身近な所にあるものとしては、スピーカー、モーターなどに組み込まれている。また、ハードディスク、ビデオ/オーディオテープなどの磁気記録メディアも磁石の固まりと言っても良いものである。
「空砲」:実弾を込めないで、火薬だけを使った銃や大砲のこと、若しくはその発射音のことを言う。歓迎の意味から、外国の要人を迎えた場合などでは、これがよく行われる。
尚、おなじく「くうほう」と読むが、「空包」というものもある。こちらは、火薬だけで発射音だけが出るようにした演習用の弾丸のこと、若しくはその発射音のことをいう。→「空砲」と「空包」は、共に「発射音」のことを言うが、前者が銃を、後者が弾丸のことを指しているという違いがある。
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