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東京少女・ユ・ソルア#1「マーメイドの詩」 [ドラマ]

「東京少女」の最後のヒロインはユ・ソルアということで、いよいよ最終章に突入です。(BS-iのドラマも本作が最終作になります。→4月からはBS-TBSという名前に変わります。)最初の物語は「マーメイドの詩」という物語です。物語の方は「恋日」に近い感じがしたが、「恋日」でも1st./2nd.ではなくて3rd.の一部の作品の雰囲気に近いものでした。ストーリー上も「東京」ということは蚊帳の外でもありましたから...

今月のヒロインであるユ・ソルアについては、何で韓国の女優を?と言う声と、少女?という声があるが、前者に対しては、「若手女優が週替わりで4つの役を演じる」というコンセプトの本作からすれば、特に外れているものではないので、「東京少女」とはそういうものという解釈をすれば、まあよろしいかと... 尚、「少女」という言葉を調べてみると、一般的には7、8才から15、16才までの女の子を指して言うが、大宝律令では17歳以上20歳以下の女子のことを指している。これらを足し合わせても、未成年であるというのが「少女」の条件でしょう。ちなみに「小女(しょうじょ)」と言うと、女子の謙称になるので、年齢のことは関係なくなるので問題はなくなるので、今月は「東京小女」と記して「とうきょうしょうじょ」と読み、「小」という漢字の所に、たまたま竜巻でも起こり、それによって「少」という感じに見える、と解釈すれば良いんじゃないですかね...(強引なこじつけであるが、こういう理屈を考えるというのも頭の体操になりますし...)→今回の物語のソルアだったら、謙遜語である「小女」という言葉を使ってもいいと良いというものでしたからね。(ということで今週は「東京少女・宝積有香」にするべきだった、と言う声は上げないことにします。)

また、ユ・ソルアには言葉(日本語)の問題があるが、今回は一部の助けを呼ぶ台詞を除いては、声帯の手術をしたことからしゃべれないということにして、台詞を廃し、ソルアの気持ちは「ナレーション」ということで日本人が語ると言うことにしていたが、これならば不自然さは無く、上手いこと対処したものです。

で、声帯の手術ということで思い出す「ブラック・ジャック」の物語であるが、そちらは単に炎症を抑えるためにということで、ヒロインに声は戻ったが、やっぱり同じ様にはしませんでしたね。

一橋音大の声楽科に進学することになっているソルアは、声帯の手術を行い、担当の医師から、3週間は声を出すことを禁じられる。が、春には元の声が戻り歌えるようになるということで、ソルアも納得して受け入れる。

そんなソルアは、八ヶ岳山中の病院付近で、了と真希というカップルに出会う。了はカメラマンであり、ソルアに見とれた了は、ソルアの写真を写す、また、ソルアも一目で了に惹かれた。

そんな了が崖から転落しているのを見つけたソルアは、了の元に駆け寄り、助けを呼びに行こうとするが、崖を上ることが出来なかった。真希が了を捜す声を耳にしたソルアは、真希に気づいて貰おうとして声を張り上げて叫んだ。それに真希が気づき、助けを呼びに行った。が、ソルアは声を出したことで、血を吐いてしまった。

了は八ヶ岳の病院に運ばれ、真希が付き添っている。意識を取り戻した了は何も覚えていなかった。で、真希がいてくれたことに感謝する。

一方、ソルアは、もう二度と元の綺麗な声を出すことが出来ないかも知れない、と医者から見放される。が、ソルアは後悔はしていなかった。

ソルアは東京のあるカフェの厨房で働いていた。(この時バックに流れていた曲はユ・ソルアが歌っているのでしょうか?)その店に了がやってくる。ソルアの気持ちを知っている同僚は、ソルアに注文を取りに行かせようとするが、ソルアはそれを拒も、彼の側にいられることだけで幸せを感じていた。

同僚はソルアに、気持ちを伝えたらと言うが、ソルアは聞き入れなかった。

了が店を出た後、ソルアは片付けに行く。そんな時、客の忘れ物の携帯が鳴り、ソルアが出る。が、何も言わない。電話は了からで、自分の携帯だと言うことを伝える。ソルアは同僚に携帯を渡し、同僚が話を聞くと「今すぐ持っていきます」と答えた。(了はカフェの隣の写真スタジオにいた。)で、ソルアに携帯を持って行かせようとする。で、ソルアは了の携帯を持って、隣の写真スタジオに行った。

スタジオでは了が被写体のセッティングを行っていた。人が来たことに気づいた了は、ソルアに声を掛けるが「前に何処かであったことあるよね?」と、ソルアのことを何となく覚えているようだった。ソルアの手に携帯があることに気づくとお礼を言うが、「(店では)見たこと無い」と言う了。これにボディランゲージで「厨房」と伝えるソルア。で、了はソルアが声を出せないと知ると、携帯でメルアド交換をして、「メールで話が出来る」と言い、メールで語り始める2人。まずは自己紹介をした2人。ソルアははにかみながらも笑顔を見せていた。(Aパートはここまで。経過時間は14分半を過ぎた所ということで、Bパートは11分半弱となります。)

メールで会話をするソルアと了。やがてカフェに移動した2人。了はソルアがカフェで働いている所を写した写真をソルアに見せていて、ソルアは幸せを感じていた。

その頃、真希がスタジオにやってくる。が、了がいないということで捜し始め、隣のカフェで了とソルアが楽しそうにしている姿を目にする。真希はソルアがあの時(了が崖に落ちた時)の少女だと気づいた。

スタジオでウエディングドレスを着た真希の撮影をしている了。そんな所にソルアがコーヒーとサンドイッチを運んでくる。「もしかして差し入れ?」と言う了にソルアは笑顔を見せていたが、真希が2人の間に入り、コーヒーを口にする。更に真希は結婚すると言うことをソルアに言い、了との写真をソルアに見せる。これに了は「止めろよ」と言って写真を取り上げると、パソコンの方に移動する。そこには八ヶ岳で撮影した写真があり、了はその中にソルアの写真があることに気づき、呆然となる。真希は了に話しかけて、「了が結婚したくないというのなら...」と言い出す。ソルアはそれをずっと聴いていたが、了が「そんなことはない」と言って真希を抱きしめると、ソルアは黙ってその場を去っていった。

その後、了はソルアのカフェにやってきた。そして「ソルアちゃんは?」と尋ねる。これに「ソルアはいません」と言い、ソルアは田舎に帰った、と告る。すると了は諦めて帰って行った。

が、ソルアはその時、カウンターの陰に隠れていた。同僚はソルアに「本当にこれで良いの?」と言って、気持ちを伝えるようにソルアに言おうとするが、ソルアは首を横に振る。そして携帯を取り出すと文字を入力して、見せる。「私の声は了さんを救った。それでもう私は幸せ」しかし、ソルアは最後に一つだけ伝えたいことがあった。

了と真希は、新生活のための買い物のために町中を歩いていた。そんな中、真希がセールをやっているのに気づき、了を残して見に行き、了は一人になる。そんな所に了の携帯が鳴り、電話に出る。それはソルアからの電話だった。「今、何処にいるんだ?」と尋ねる了だったが、ソルアは何も言わなかった。了は「君に聴きたいことがあって...」と言うが、ソルアは伝えたいことを声を出さずに言うと、電話を切った。

そんな所に真希が戻ってくる。「仕事の電話」と言った了は、それ以上のことはしないで、真希と共に店に歩を進めた。

ソルアは八ヶ岳山中のある川縁にいた。「人魚姫は何も伝えられないまま泡になって消えたけど、私は例え彼に聞こえなかったとしても気持ちは伝えられた。だから...」ということで、満足していた。(ピアノのアレンジの『イケナイ恋』が流れ、物語のいくつかのシーンの静止画が出る中、エンドロールが流れていきました。)

次回は「東京の休日」という物語です。明らかに映画「ローマの休日」を意識していますね。流石に某国の王女というところは変更されている(人気女優となっている)が、その「ローマの休日」の翻案作品と内容の様ですね。

ところで、「東京少女・岡本杏理」の「川の匂い」の時は「柳ユーレイ」名義で出演していたが、次の物語では「柳憂怜」と改名しての登場となります。(「川の匂い」の後に改名した。)また柳憂怜の奥さんの川田あつ子(「スパイ道」に出演作がある)も出演してくれたらいいのに...

次回予告を見た範囲では、英語を口にしていたところがあったが、母国語でもなく、日本語でもない言語を使うというのもアイデアですね。(ただ、「東京少女・岡本あずさ ~絆」の時にこの方法を使っただけに、新鮮さはないとはいうものの、常套手段ですね。)

「BS-iドラマ倶楽部」からのお知らせのバックの風景は、いつも通りの「高速道路と東京タワーを中心としての夕景」でした。(4月からは「BS-TBSドラマ倶楽部」ということに名称が変わるのでしょうが、「BS-TBS」って語呂も余り良くないし、発音すると長いし...)

今回の物語は、これまでに描かれたラブ・ストーリーとは随分と違っていて、積極的に自分から動くことはしないヒロインが、現実を受け止めて、それを受け止める(気持ちの整理は出来ている)ということで、大昔には「美徳」とされていたことを描いた物語となっていましたね。こういう物語は最近では見ることがないだけに、ある意味では新鮮でした。(とは言っても、大昔のドラマを見ているように感じました。)→最近のドラマのパターンに飽き飽きしているだけに、こういう物語もあっていいでしょうが、受けは悪いでしょうね。(まあ、そこがBS-i作品らしいところなんですけど...)

今回の物語で真希を演じていたのは三輪明日美だったが、彼女は三輪ひとみの妹である。姉・ひとみは「東京少女・山下リオ」の第4話「タイマン少女」に出演していたので、これで姉妹が揃って「東京少女」に出演したことになりました。でも、「怪談新耳袋」では姉妹共演をしていただけに、別々ではなくて同じ作品に出演して貰いたいと思ったのもまた事実ですけど...

ユ・ソルアは、これまでの11人のヒロインと比べると、年齢的にも上である(お姉ちゃまよりも年上です。)だけに、子供っぽい所は無く、落ち着いているので、演技の方も安心して見ることが出来る。よって、ヒロインとしての起用は悪いことではないのだが、番組タイトルの「東京少女」というのが気になる所です。(が、「東京少女」というドラマは、単に、若手女優のヒロインが4つの異なる役を演じるというオムニバスドラマの看板名であって、「東京」や「少女」という言葉に意味はないと思えば、「セピア編」までの作品群から様変わりした寂しさを感じるものの、納得出来る所です。)

脚本の出来や監督の手腕に左右されることになるが、今月は「じっくりと見せるドラマ」を見せてくれそうです。(「山下リオ」からの「東京少女」では「じっくりと見せる」という作品が少なかっただけに...)

 

↓一応、ピックアップしておきます。

人魚姫

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  • 作者: アンデルセン
  • 出版社/メーカー: リトル・モア
  • 発売日: 2007/06/26
  • メディア: ハードカバー

アンデルセン物語 人魚姫 [DVD]

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  • 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
  • メディア: DVD

世界名作アニメーション 人魚姫(日本語吹替・英語オリジナル) [DVD]

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  • 出版社/メーカー: エー・アール・シー
  • メディア: DVD

↓こちらは韓国ドラマ です。(ユ・ソルアが出演しているという訳ではないですが...)

人魚姫 DVD-BOX1

人魚姫 DVD-BOX1

  • 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
  • メディア: DVD

続・人魚姫 DVD-BOX1

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  • 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
  • メディア: DVD

↓「マーメイド」ということで

リトル=マーメイドをさがせ (マスコット版Look & Find Book)

リトル=マーメイドをさがせ (マスコット版Look & Find Book)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2005/11
  • メディア: 単行本

真夏のマーメイド (ハーレクイン・イマージュ)

真夏のマーメイド (ハーレクイン・イマージュ)

  • 作者: サラ モーガン
  • 出版社/メーカー: ハーレクイン
  • 発売日: 2006/06
  • メディア: 新書

リトル・マーメイド プラチナ・エディション [DVD]

リトル・マーメイド プラチナ・エディション [DVD]

  • 出版社/メーカー: ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
  • メディア: DVD

↓一応、こういうものを...

音声と声帯のすてきな関係

  • 作者: 萩野 昭三
  • 出版社/メーカー: 音楽之友社
  • 発売日: 1998/12/10
  • メディア: 単行本

プリマドンナの声帯―音楽裏方医者のカルテから

  • 作者: 米山 文明
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞社
  • 発売日: 1990/02
  • メディア: -


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