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「THE HOWLING」 [映画(洋画)]

表題の作品は1981年の映画「ハウリング」である。特殊メイクに注目が集まっていた時代の作品であり、現代物の狼男の物語である。また、本作がヒットしたことによってシリーズ化され、全6作が製作されたが、日本では本作のみが劇場公開であり、第2作目以降は全て劇場未公開である。(が、第2作目以降は完全に作品クオリティが落ちている...)「ハウリング」シリーズを見るのであれば、本作だけでよろしいかと...

ちなみに、第2作「ハウリングⅡ」(1985年)、第3作「ハウリングⅢ」(1987年)、第4作「ハウリングⅣ」(1988年)、第5作「ハウリングⅤ/最後の復活」(1989年)、第6作「ハウリングⅥ/突然変異体」(1991年)と続いた。

作品データを記しておくと、時間は91分、原作はゲイリー・ブランドナー、監督はジョー・ダンテ、脚本はジョン・セイルズとテレンス・H・ウィンクレスの2人、撮影はジョン・ホラ、特殊メイクはロブ・ボッティン、美術はロバート・A・バーンズ、音楽はピノ・ドナッジオである。そして出演は、ディー・ウォーレス、パトリック・マクニー、デニス・デューガン、ジョン・キャラダイン、クリストファー・ストーン、ベリンダ・バラスキー、ケヴィン・マッカーシー、スリム・ピケンズ、エリザベス・ブルックス、ロバート・ピカード、ノーブル・ウィリンガム、ケネス・トビー、ディック・ミラー、ジム・マックレル、たちである。

殺人事件が頻発しているロサンゼルス。人気ニュース・キャスターのカレンは、数日前に、エディと名乗る男から呼び出され、現場に行ったが、その男が連続殺人犯だと察知し、警察のガードの元、指示に従って指定されたポルノ・ショップに入る。か、そこでエディらしき男に襲われる。警官が駆けつけ、エディを射殺し、カレンは助けられるが、精神錯乱に陥り、夫と共に郊外のコロニーに出掛けることにした。その頃、カレンの同僚のテリーとクリスは、エディについて調査をしていて、伝説の人獣・狼男の存在を知る。狼男は銀の弾丸でないと死なないということで、検死所に向かった2人。が、エディの死体は消えていた。カレンはコロニーでゆっくりしていたが、毎夜、狼の遠ぼえに悩まされていた。また、狼狩りに出掛けたビルは狼に襲われて腕を噛まれた。それからビルの様子がおかしくなり、ある夜、突然出掛けたビルは、森でコロニーの住人・マーシャと会い、抱き合うと2人は狼へと変貌した。カレンはビルがおかしいことからテリーを呼ぶが、テリーは狼に襲われて殺された。テリーの死体を目にしたカレンの前に、死んだはずのエディが現れ、狼に変貌した。そしてコロニーの秘密を知った。クリスと共に狼人間たちを小屋に閉じ込めたカレンは火を付けて逃げ出したが、途中で狼に噛まれてしまった。カレンは自分の運命を悟ると、テレビで狼人間のことを伝え、テレビカメラの前で自ら狼に変貌するのだった...

狼に変貌するシーンが特殊メイクによって描かれているが、このシーンは必見である。現在だと、特使湯メイクではなくてCGを使って描くことになるのであろうが、それを特撮、SFXで描いているというのは、時代とはいうものの、素晴らしい所である。

物語の方も、サスペンスにホラーの要素が組み合わせられていて、更には社会派ドラマといった面持ちもあり、たっぷりと堪能できる作品に仕上がっている。特殊メイク、特撮などは当時は最先端の技術であり、映画の周辺技術を知る上でも見ておきたい作品である。

 

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