ケータイ刑事銭形愛13話[裏ネタ編]PART 3 [ケータイ刑事]
「銭形愛」の第13話「カメラは見ていたワンシーン・ノーカット ~BS-i連続殺人事件」の「裏ネタ編」も3回目となるが、今回はこの物語の冒頭部分に出てきたネタから「やらせ」について、「オープンカー」について、そして「TBS会館」と「aiちゃん」について記します。
尚、この物語について過去に記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。
「やらせ」:作為的に事実関係を隠匿し、作為がないことのように捏造して見せること、若しくは称することを言う。早い話、「でっちあげ」である。例えば、ドキュメンタリー番組で、あたかも目の前で起こっていることがその時起きたことのように見せるが、事前にその内容を打ち合わせておいて、(表には隠す)脚本に従ってことを進めることである。
昔から、大なり小なり、「やらせ」は行われていたとされていたが、1985年にテレビ朝日のワイドショーで、ディレクターが知り合いの暴走族に依頼して人を集め、仲間内でリンチをさせるVTRを撮影し、それを放送したが、後にリンチ加害者の少女の証言によって「やらせ」ということが発覚し、テレビ朝日は、場合によっては放送免許の剥奪か?とまで囁かれる窮地に陥った。(ワイドショーは当然の如く打ち切りになり、ディレクターは暴力示唆の容疑で逮捕された。)この事件によって、ドキュメンタリー番組内でやらせが行われているという噂が一気に広く知られることになった。
また、1992年にはNHKのドキュメンタリー番組「NHKスペシャル」で奥ヒマラヤでのやらせが明るみに出るという問題もあった。
ドキュメンタリー番組は、本当に目の前で起こったことを撮影しているだけだと、とても番組になるようなものではない、として、大なり小なり、何らかのやらせがある、というのは今では常識である。その後も、毎年のように「やらせ」ということが発覚しているが、その都度テレビ局は「過度の演出だった」と釈明し、番組を打ち切りにしているが、同じことをいつまでも繰り返しているだけである。
「オープンカー」:日本語で言うと「無蓋自動車」または「幌型自動車」ということになるが、早い話、「屋根の無い車」と言う割れる自動車である。(実際は、幌式の屋根があって、開閉可能になっている。)
英語では「Convertible」「Cabriolet」などと呼ばれているが、「Barchetta」「Roadster」「Spider」などと呼ばれることもある。(映画「007/ゴールデンアイ」と「銭形泪・2nd.10話」に共通して登場したBMW Z3ロードスターもオープンカーでした。)
映画の世界ではよく登場するが、オープンカーには色々と問題があって、これをメイン・カーとして使用する人は殆どおらず、セカンド・カーというような位置づけで使われる。そのため、金持の車というイメージがあるのもまた事実である。そもそも、雨や雪に弱く、また、幌式の屋根であれば、構造上弱いために、盗難のターゲットになりやすいですからね。(当然、それなりの対策は考えられているが、そうなるとオープンカーという意味が薄れてしまうのもまた事実ですし...)
日本では、オープンカーというと、野球やサッカーなどの優勝チームの選手が優勝パレードをする際に使う車、という所でしょうかね... 尚、1963年のダラスで起こったケネディ大統領暗殺事件によって、現在では要人のパレードでは使われることが無くなったこともあって、オープンカーは車の中でも特殊車両という様になっているのが現状である。
「TBS会館」:現在は「赤坂サカス」となっている地にあったテナントビルである。地上9階、地下1階建てのビルであった。ごく普通のテナント・ビルであるため、エッソ石油の本社が入っていたり、三洋証券の支店が入っていたこともあった。
「ケータイ刑事」においても、「愛」と「舞」では登場している。(「舞・7話」はTBS会館をフルに活用しての撮影でした。)当然、「恋する日曜日」でもロケ場所として使用されている。更に、古くは「ウルトラセブン」では地下駐車場がウルトラ警備隊の本部の駐車場としてロケが行われている。(その他、TBSのドラマでは時々ロケに使用されたこともあり、結構目にするビルでもあった。)
老朽化と赤坂再開発計画のために取り壊されたため、「銭形泪」以降では登場しない。「零」では工事中となったTBS会館跡地が登場した物語もありました。現在は再開発工事も完了し、2008年3月に「赤坂サカス」として生まれ変わった。
「aiちゃん」:BS-i(現在はBS-TBS)の開局当時(2000年12月)からのマスコット・キャラクターである。そのお役目は2002年までということで、その後は特にマスコット・キャラクターは使われていない。ということで、BS-iで唯一のマスコット・キャラクターということになる。
ちなみに、地上波放送局では殆どの放送局にマスコット・キャラクターがいるが、CS放送局ではマスコット・キャラクターを採用している放送局は少数派である。また、BSも現在は半数の放送局にはマスコット・キャラクターがいない状態になっている。
テレビ局のイメージアップと親しみやすさを定着させる目的で使われるが、民放では系列局で共通というものではなく、それぞれの放送局が独自のキャラクターを使用している。
↓参考まで
- 作者: 木村 哲人
- 出版社/メーカー: 三一書房
- 発売日: 1996/01
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
テレビの“やらせ”を衝く―なぜ生まれるのか、なぜなくならないのか?
- 作者: 舘沢 貢次
- 出版社/メーカー: 日新報道
- 発売日: 1993/07
- メディア: 単行本
オープンカーカタログ―いま日本で買えるオープンカー150台 (立風ベストムック―オートジャンブル)
- 作者:
- 出版社/メーカー: 立風書房
- 発売日: 2004/03
- メディア: 大型本
今日からはじめるオープンカー (Neko mook―はじめてシリーズ (837))
- 作者:
- 出版社/メーカー: ネコ・パブリッシング
- 発売日: 2005/07
- メディア: 大型本
BEST 1/43スケール フェラーリ 275GTB スパイダー
- 出版社/メーカー: ベスト
- メディア: おもちゃ&ホビー
1/12 BMW Z8 007ボンドカー (チタンシルバー/ブラック) K08601S
- 出版社/メーカー: 京商
- メディア: おもちゃ&ホビー
1/24 スポーツカー BMW Z3ロードスター 24166
- 出版社/メーカー: タミヤ
- メディア: おもちゃ&ホビー
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