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名曲探偵アマデウス#33 モーツァルト「交響曲第41番 ジュピター」 [ドラマ]

今回取り上げられた曲は、3度目(3曲目)となるモーツァルトで、曲の方は「交響曲第41番 ジュピター」でした。(3度目となったのはベートーベンに続いて2人目で、現在トップ・タイです。)

今回の依頼者が将棋のプロ棋士で、しかも対極中に抜け出してきたというのだから、とんでもない設定での物語でした。(よく、抜け出してこられたものですね。)また、所長の趣味も今回分かったということで、キャラクタもより深くなってきて、楽しい所です。

前半はおとなしめのカノンさんでしたが、最後の最後で、やっぱりカノンさんは魅せてくれました。、所長が子供っぽい所を見せたのも面白い所でした。

冒頭、所長が真剣な顔でサボテンの世話をしているが、カノンさんは呆れたという顔をしている。所長はサボテンにクラシック音楽を聴かせて育てていたが、カノンさんの合理的な考えがズバッと響きました。そんな中、依頼者が登場すると、将棋が好きな所長は舞い上がってサインを求める。が、カノンさんは「ヘボだけど...」とはっきりと言ってくれます。→所長とカノンさんのコンビ、バッチリと息が合っていて、本当に良いですね。

曲の解説が始まるが、今回も所長は依頼者の精神的な相談役という一面を見せていたが、探偵事務所が上手くいかないのなら、各種アドバイザーとしてやって行けそうな感じです。

途中で「メヌエット」の解説があったが、出来ることならばカノンさんと所長がドレスを着て踊ろうとしているということにしたら良かったのに、と思いました。

今回のカノンさん、やはり自由な発想でのびのびと意見を言っていましたが、「モーツァルトは将棋の駒をヒントにした」という発想は凄い発想です。(しっかりと依頼者に突っ込まれていたが、全く気にする様子もないのがカノンさんの良い所です。)→時代的なことを考えれば、モーツァルトの生きていた時代に日本では「将棋」は存在していたが、欧州と日本との間には接点も無いですから、モーツァルトが将棋を知っているはずがない...

また、所長のことを結構ボロクソに言うカノンさん。所長の将棋は「ヘボ」というのと、サボテンに音楽を聴かせているということを見下したように言っていました。(これに対して所長は「極秘研究」と言ってたが、野菜にクラシック音楽を聴かせて育てるというのが知られているだけに、今更極秘にしても意味がないと思いますけどね...)

依頼を解決し、依頼者が帰っていこうとすると、依頼者の袴の後ろに「桂馬」の駒が付いていて、それに気づいたカノンさん。(ここまでは普通と言って良いでしょう。)その後のカノンさんは「かつらうま」と言ってたが、カノンさんは将棋を全く知らないということがストレートに出ていて、実に分かりやすい所でした。

今回のドラマ部分は37分半弱、曲の演奏は第四楽章で、6分弱、ラストのオチが約45秒ということで、ドラマ部分が少し長めでした。でも、所長が一発大逆転の手に気づいたが、依頼者の神藤角成(しんどう・かくなり)八段がそれに気づかなかったということは、やはり絶不調だということがはっきりと分かり、上手い形で締めていました。

ラストのオチの部分は、所長とカノンさんが将棋を始めようとしている。千手がカノンさんで、一手行い、後手の所長が最初の手を打つ。が、そこで音がしたことで、カノンさんの勝ち。(所長は「していないよ」と誤魔化そうとしていたが、はっきりと音が聞こえました。)2人は将棋の対局を始めたのではなくて、崩し将棋で音を立てずに駒を崩していくという対戦を始めたのでした。(対極をしようというのなら、「桂馬」を「かつらうま」と言うカノンさんは駒の動きも分からないでしょうから、勝てる可能性はほぼゼロでしょうからね...→こういう時に限って、所長は二歩で負ける様な気がしますけど...)

次回は間に一週間挟んで、5/3となります。来週(4/26)の放送は、ファイルNo.029のR・J・シュトラウスの交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」の再放送です。(2009/3/7に放送されたものです。)で、次の新作となる5/3はファイルNo.034のサラサーテ「ツィゴイネルワイゼン」、5/10はファイルNo.035のワーグナー「ジークフリート牧歌」と続きます。また、今回のモーツァルト「ジュピター」は、BS-hiでは4/21,25に再放送がありますし、BS-2では4/24朝、地上波(総合テレビ)では5/1の昼間の放送予定となっています。

 

モーツァルト:交響曲第41番ハ長調K.551「ジュピター」

モーツァルト:交響曲第41番ハ長調K.551「ジュピター」

  • アーティスト: アーベントロート(ヘルマン),モーツァルト,ベルリン放送交響楽団,ライプツィヒ放送交響楽団,ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • 発売日: 2008/08/27
  • メディア: CD

モーツァルト:交響曲第41番

モーツァルト:交響曲第41番

  • アーティスト: 安永徹,モーツァルト,オーケストラ・アンサンブル金沢,市野あゆみ
  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2004/02/25
  • メディア: CD

モーツァルト:交響曲第41番

モーツァルト:交響曲第41番

  • アーティスト: セル(ジョージ),モーツァルト,アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団,フィルクスニー(ルドルフ)
  • 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル
  • 発売日: 2006/07/19
  • メディア: CD

モーツァルト:交響曲第41番「ジュピター」

モーツァルト:交響曲第41番「ジュピター」

  • アーティスト: 東京クラリネット・クワイアー,モーツァルト,大中寅二,J.シュトラウス,福島弘和,稲垣征夫,稲垣征夫,磯崎敦博,R.アイヒラー,I.ゾンライトナー
  • 出版社/メーカー: インディーズ・メーカー
  • 発売日: 2008/12/17
  • メディア: CD

モーツァルト:交響曲第41番 ジュピター

モーツァルト:交響曲第41番 ジュピター

  • アーティスト: ピヒラー(ギュンター)
  • 出版社/メーカー: マイスター・ミュージック
  • 発売日: 2006/12/25
  • メディア: CD

モーツァルト:交響曲第40番&第41番「ジュピター」

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  • アーティスト: モーツァルト,ベーム(カール),ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
  • 発売日: 2007/11/21
  • メディア: CD

モーツァルト:交響曲第40番&第41番

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  • アーティスト: レヴァイン(ジェイムズ),モーツァルト,ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
  • 発売日: 2006/11/08
  • メディア: CD
モーツァルト:交響曲第40番/第41番「ジュピター」

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  • アーティスト: カラヤン(ヘルベルト・フォン),モーツァルト,ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
  • 発売日: 2001/04/25
  • メディア: CD
モーツァルト:後期三大交響曲~第39番&第40番&第41番「ジュピター」

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  • アーティスト: ヴァント(ギュンター),モーツァルト,北ドイツ放送交響楽団
  • 出版社/メーカー: BMG JAPAN
  • 発売日: 2007/11/07
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↓カノンさんにはこれが必要ですね。
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