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ケータイ刑事銭形愛14話[裏ネタ編]PART 2 [ケータイ刑事]

2回目となる「銭形愛」の第14話「どすこい!フンドシ湯けむり殺人事件」の「裏ネタ編」は、この物語に登場したスポーツから、「卓球」について、「シンクロナイズド・スイミング」について、「相撲」についてと、「相撲」においてはこれが華でもあることから「土俵入り」について記します。

尚、この物語について過去に記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。

卓球」:英語では「Ping-Pong」または「Table Tennis」と呼ばれるスポーツの一つである。「卓球」という日本語名称は1921年に城戸尚夫が名付けたものである。

長方形の木製の卓の中央にネットを張り、それぞれのコートを決め、プレイヤーがラケットを使ってセルロイドのボールを打ち合って得点を競う屋内球技である。(以前は21点先取の5セット、または3セット・マッチで行われていた。(但し、各セットで20-20になった場合は、2点差がつくまで続けられる。)ということだったが、ルール改正で11点先取の7ゲーム制、5ゲーム制、または3ゲーム制で行われるようになった。(但し、各ゲームで10-10になった場合は、2点差がつくまで続けられる。)

競技には、一対一で試合を行う「シングルス」、二対二で試合を行う「ダブルス」があり、更には「シングルス」と「ダブルス」の試合を組み合わせた「団体戦」の3種類がある。また、使用するボールの違いから、軟式と硬式とがある。

起源はイギリスであり、19世紀の終盤にゴム製、またはコルク製の球を使用して行われていたが、テニスが雨の場合にはプレイできないということで、屋内で行えるものとして考案されたものである。1898年頃にイギリスのジェームズ・ギッブがセルロイド製の球を考案し、それが使用される用になると急速に普及することになった。

卓球というと、愛ちゃんの名前で親しまれている福原愛選手がいるが、この物語で銭形愛ちゃんが卓球をしてくれたら良かったのですけどね...

「シンクロナイズド・スイミング」:英語では「Synchronized Swimming」と呼ばれる水泳の競技である。競泳のようにタイムを競い合うものではなく、新体操やフィギュアスケートのように、音楽に合わせてプールで演技を行い、技、芸術性、美しさを競う競技である。得点は審判が採点を行い、「エクスキューション」と呼ばれる総合的な演技の完遂度を評価するものと、「オーバーオール・インプレッション」と呼ばれる同調性や音楽の使い方と言った演技全体を評価する。

個人で演技を行う「ソロ」、2人で演技を行う「デュエット」、8人のチームで行う「チーム」の3種類の種目があるが、審判が採点してその得点で競うというところはいずれも同じである。

元々はショーの一つとしてヨーロッパで生まれたものであり、それがアメリカで競技になったものである。1984年のロサンゼルス・オリンピックから正式種目となり、日本でも人気の高い競技の1つである。

以前はフィギュア(規定)とルーティン(自由演技)があったが、現在ではルールが改正されて、テクニカル・ルーティン(予め決められた規定要素の技を演技に取り入れなければならない)とフリー・ルーティン(自由演技)の合計得点で順位を決めるようになった。→欧米が起源のスポーツは、結構ルール改正が行われるものであり、先に記した「卓球」もそうですね。また、バレーボールも現在はラリーポイント制ですし、ルール改正は珍しい事ではない。

相撲」:日本の格闘技であり、土俵上で廻しを付けただけの姿で、2人が組み合って、相手を倒すか、土俵の外に出すことで勝負を決める競技である。英語では日本語の名称をそのままローマ字表記とした「Sumo」と呼ばれるが「Sumo Wrestling」と言う場合もある。

元々は神事であり、古代から行われていたものであり、当初は「祭」や「儀式」と言った性格のものであった。それが奈良時代になると、秋に宮廷で行われる儀式の一つとなり、これが長い間続くことになる。(このため、「相撲」は秋の季語である。)室町時代末期に土俵が考案されると、同時に職業力士が生まれ、競技という一面が出てきた。江戸時代には勧進相撲が盛んになり、競技という方が強くなってきて、谷川、小野川、雷電という強い人気力士も登場し、隆盛を極めるようになる。明治になると、一段と競技としての性格が強くなり、1909年に両国に国技館(現在の国技館ではなく、「旧国技館」である。→旧国技館は関東大震災と第二次大戦で被災し、戦後は占領軍に接収された。)が作られ、ここから現在のように「国技」として歩むようになり、「大相撲」として日本相撲協会が主催する興行が行われている。(正確に言うと、「大相撲」と「相撲」は別物であり、「相撲」の中の一部が「大相撲」である。)

伝統を重んじるため、競技のルールの大きな改正は行われていない。(立ち会いまでの制限時間が定められたり、手つきを十分に行うようにする、などの小改正はあるが、競技自体のルールは変わっていない。)

土俵入り」:大相撲の力士が取組開始前に土俵上で行う儀式のことである。横綱が行う土俵入りは別ものであり、大関以下の幕内力士が行う「幕の内土俵入り」と、十両力士が行う「十両土俵入り」とがある。

力士は化粧廻しを付け、行事の先導により、番付がしたの者から順番に土俵に上がり、全員が揃うと、柏手を打ち、右手を挙げ、化粧廻しをつまみあげ、両手を挙げる、という動作を行う。そして順番に土俵を降りていく。尚、十両と幕の内の土俵入りで行われる内容は同じである。

一方、横綱土俵入りは、化粧廻しの上に横綱を締め、露払いと太刀持ちを従えて土俵に上がり、柏手、右2回・左1回の四股とせりあがりを行う。

尚、幕の内土俵入りは、天覧相撲の場合には「御前掛(ごぜんがかり)」と呼ばれる内容に変わり、全力士が正面を向いて並び、拍手、右2回・左1回の四股を踏むという内容のものになる。

今回の物語では、西欧が起源のスポーツと日本が起源のスポーツが1つの物語にさりげなく出てくるが、それらはルールが変わった/変わらないという違いが裏にあるということで、こういう所も実に奥深い「ケータイ刑事」らしいところである。

 

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